劇団 OPA の「幕末純情伝」を観に笹塚ファクトリーまで
京王線笹塚に初めて降りた
待ち合わせていたorionちゃんが 春らしいラベンダー色のカーディガンを着ていてパッと目に入った
聞けば 待ち合わせの間に改札前のお店で買ったとか…
お値段聞いて驚いた!なんてお買い得
選ぶの上手で感心した
劇場は改札でて徒歩一分
地下にあるこじんまりしたところで 段上がりの見易いところに落ち着く
全席自由席だけどのんびりと席を選べた
このチケットを取ったのはピンストライプでカッコイイチラシを見たから
何故か去年小野妃香里ひーちゃんは私の贔屓の舞台によく出ていて 縁を感じ始めた頃だったし
是非観たいと某妹分と観劇予定をたてたのです
家庭の事情で来られなくなりピンチヒッターorion君の出番となりました
小劇場系のお芝居観ないので知ってるのは 沖田総司 の小野妃香里と坂本竜馬の藤浦功一だけ
客席の芸能人のほうが知ってる人多かった
渡辺えりこ 宮内良 等々
つかこうへい脚本の映画は先日観た
総司に牧瀬理穂 だったかな… 竜馬が渡辺謙 土方が杉本哲太
お 駅に着いた また夕食後に追記します
映画とはまた違ったテイストであった
捨て子で勝家に拾われ
海舟の妹として育ち
幼い時より岡田以蔵らと剣の使い手であった総司(小野妃香里)が
新撰組に入り
土方に恋をし
竜馬に言い寄られる
とにかく滅多に観られないような良い女だけど労咳の身
「百姓だから感染しない」という土方の言葉に惚れる
また総司の心のうちを見抜いた竜馬は彼女を付け回す
竜馬登場はなんと赤スパンの女性用下着だったりする荒唐無稽さ
狭い舞台での派手な立ち回りは大げさな効果音とピタリとあっていて爽快ささえある
衣装髪型は主要人物はそれなりの出で立ちであるが
あとは現代風アレンジで面白い
総司の小野妃香里は細身の袴に鈍色の繻子の着物 アンダーの黒Tシャツを見せる
前髪を流し長髪を後ろで束ねる美剣士
その長身とダンスで鍛えた立ち回りが悲しい程美しい
人を斬ることを愛のあかしとする総司の定めに泣ける
海舟 土方 竜馬 そして以蔵との哀しい愛
総司の純情に泣いた
コミカルな演技とシリアスな演技が一瞬で入れ替わるリズムが面白い
竜馬の藤浦功一さんはボーイズレビューでチャーリーおじさんのひとで
ダンサーだと思っていたけどこの人が演技の核を握っていて素晴らしかった
竜馬の賢さ磊落さ懐の深さ好色さ全部含めて良かった
ひーちゃん小野妃香里はこんなに演技しているの初めて観た
彼女の硬質な美貌と激しさとが一途な総司にぴったりで
もう一度観たいと思ったくらい
(セラミュの初代スターの一人です)
気が早いけど再演しないかなぁ
上の写真は終演後お見送りしてくれた劇団OPAの
小代優華ちゃんいずれ劇団を背負うスターになるかものお嬢さんです
とても勘の良い演技をするし華もあるので素敵な女優さんになりそうです
写メしていい?と聞いたらにっこりポーズ取ってくれました