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ヘテ恋【雨蜜】9000pvいきあした。

あざ〜っす。小説家になろうでの話ですけれども。

 秋を思い出しますわ。例の流行り病のワクチン打つ行き帰りにストーリーの終わり方が大まかに決まったんですわな。


 雨蜜特に季節はここ!みたいなの決めてないのですが、こういう創作環境が背景にあるから夏の終わりから秋のイメージ強いかも知らん。


 名前そのまま挙げると風評被害を出しそうなので伏せますわ。GARNET CR◯W「まぼろし」聴くと書いてたときのこと思い出しますわ。特に30話以後。


 30話以後はマジで書いていて楽しかったです。大切なものを亡くした人の諦観、捨てきれない執着、自暴自棄みたいな。

 それをあくまでも感情移入できない第三者だから嘲笑うように書けるというか。


 弟の世話をアイデンティティの一部にしてしまった、というよりはヤングケアラーとしてアイデンティティにされてしまったヒロインさんの業というかな。

 無自覚、無意識かも知らんわな。

 4つの窓というんですか、
①みんなが知っている自分 

②自分だけが知っている自分 

③自分は知らない他者からでないと知る由(よし)もない自分 

④自分も他者も知らない自分 

 の、この場は③というか。「知る」「知らない」という形式にしましたけど、canの形、つまり「知れる」「知れない」という言い方もあるかも知れませんが。


以下、自分語り


 マジで自覚ないかもなっていうのは、昨年10月に祖母が亡くなったのですが、わたくしの母は3姉弟の長女で長男(末子)とは6つ離れているから、弟が小学生のとき高校生ながら授業参観とか保護者会出てたり、バイト代を妹や弟のお小遣いとして渡してたらしいんですな。幼い時分で下のきょうだいのおむつ替えたり。
 で、そういう境遇だからただ単に親子だからか、とりあえず歩行はできるけれどもあまり動けなくなった祖母の介護してるのも、そんな苦じゃなかったようなこと言ってましたわ。娘(わたくし)の手前そう言ったのか(わたくしがめちゃくちゃ気にする)、マジで苦じゃないのか分かりませんでしたけれども。
 祖母には悪いけれども、地震の時、祖母を気にした母を見た時に、祖母には早々死んでもらうなり施設に入るなりしてもらわなければならないと思ったんですね。姨捨て思想の優生思想です。

 祖母もまた7人兄妹の長女(2番目)として労働力の搾取というか、大変だったみたいです。顔見れば金をくれる、と言うのが、別にわたくしは祖母=金とは見てなかったので、祖母のなかでは金を渡すことしか自己承認のできない人なのかな、という闇を感じました。
 ま、祖母から毎月2万もらって生活の足しになっていたのはマジです。

 
 これもまたわたくしの超絶自分語りですが、4にてぇ〜と思いながら4ねないのは恐怖のほかにも、自発的に蘇るこういう思い出も若干の足枷ではあるかも知れませんね。言い訳にも理由にもできる。

 金のかからなかったやつなら自穀するのも楽そうだよな!とは思わないけど、やっぱり生かされてしまった、というと他責というか責任転嫁みたいだけど、肌切っても命は斬れんということで生きなきゃいかん、という心地にはなる。


 というクソみたいな自分語りと超絶自分語りをして、創作関連の記事に作者の人格入れてくるな派閥にはすまんかったということで安い謝罪。


A.こういう経験や価値観があるから創作に落とし込んだ

B.創作をまた見返して、この部分は作者(わたくし)のこの経験や価値観を出してしまっている(無意識)、繋がってはいまいか(考察)

 みたいな感じの、今回はBです。


 同カテゴリの前作【蒸れた夏のコト】はテーマが「夏」「やべぇ美少年に好かれた」と決めていたのですが、【雨と無知と蜜と罰と】は「双子の区別がつかないヒロイン」くらいなもので、特にヤングケアラーが書きたかったわけではないです。

 いいや、全然ヤングケアラーではないが?ヤングケアラーはこんなもんじゃない、と言われたらそれまで。とはいえストーリー開始時点は20代半ばですけど、弟の世話は小学校高学年から始まってるわけですが。



 中学校の同級生に、同じクラスにはなったことないけどいつの間にか顔合わせれば挨拶するくらいには仲あった、誰にでも気の好い女子がいたんですわ。
 
 気難しい頭の良い女子Aちゃんも、彼女のことは尊敬していると言っているくらい、天真爛漫で優しい子なんですけど。

 でも、保護者会とか授業参観とかとにかく保護者同伴の行事のときはいつも嬰児を抱えていましたわ。異父弟を。
 母親は気が利かなくて、ぬぼっとして突っ立ったまま。自分の息子のことは全部長女任せ。妊娠していたのか太ましい体系だったのか分かりませんが、あの様子なら他人事だけに後者を望みました。前者なら新たに生まれた子も長女任せにする気なの?っていう。弟だってまだ1人で歩けないのに。
 あれこそヤングケアラーでした。家庭の事情も知らないくせに?
 ただ、彼女を思い出すたびに浮かぶのが、幼い異父弟を抱えてあれこれ母親の世話に駆け回る姿なんですよ。
 彼女の本音は知らないけど、気の好い人でした。

 わたくしの自覚のある意識の中では、特にその子をヒロインのモデルにしたわけではないです。ただその姿が脳裏にある以上、本当に1μ(ミクロン)もモデルにしてないかと問われたら分からないです。



 ヤングケアラーは哀れむものではない、ヤングケアラーに失礼だ!と言われたらそれまでですわ。
 でもわたくしはヤングケアラーを見ていて、美談にはできないです。様々な事情はあるでしょうし、ケア対象への情の有無は関係なく。
 ケア対象のこと好きでも、自分には自分の人生、やること、時間があるわけで。ケア対象の後ろめたさを感じて雁字搦めになることもあるかも知れんけど、それはそれとして。ヤングケアラーになりたくないこととケア対象を好きなことは両立するし、そこに矛盾はないとは思う。

 どうしたらいいんだよ?を提示できないのがわたくしの限界。

 ヤングケアラーになったことのない奴の傲慢、優越、余裕と言われたら否定はできませんけれど。
 
3600字強。

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