今日はちょっと趣向を変えて文字だけで。
ちなみに地味にホラーな内容なので苦手な方はスルーしてください。
一週間ほど前のこと。
相変わらず寒いなと思いつつ寝ていると・・・
ふと手元を見やると持っていたのは大きな受話器。
昔の黒電話のものなのか、それとも公衆電話のものなのか判然としない。
形は公衆電話のものにも見えるが、それにしてはくすんだ色だ。
そもそも自分の居場所は外ではないらしい。
何故だか分からないが、
「そうだ、○○さん(某モデルさんでした)と話をしなくては」
と思い、受話器を耳元に持っていく。
受話器を耳に当てるも何の音もなし。
少しの間をおき
「もしもし」
と声を発するも
「・・・」
返答はない。
流れる静寂。
それに耐え切れず、もう一度声を出してみる。
「もしもし」
またもや返答なし。
と、思いきや
掠れるような
寂しさに呼び寄せるような
か細い女性の声で
「・・・もし・・・も・し・・・」
○○さんに似て非なる声!
次の瞬間、
視界に入ったのは部屋の棚だった。
夢から覚めたらしい。
目を見開き完全に消えうせた睡魔と
その不自然さに疑問を思う間もなく、
何かの気配を感じたのか背中から全身に粟立つ鳥肌の感覚と
受話器もないのに聞こえたそれは幻聴かはたまた本物のそれか
「もし・・・も・・し・・・」
実体験です。
モデルさん、誰だか気になる方は直接訊きに来てくださいな。
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