評価を点数で表し、アニメを整理している当ブログですが、どうしてそのような点数になったのか、またどんなところがオススメかなどを書いていきたいと思います。最初は第一弾としてコードギアス 反逆のルルーシュについて書いていきます。
1.個人的に大好きな作品
一番はじめに断っておきたいのはこの作品が私にとって大のお気に入りであること。確かにこのブログではなるべく客観的な評価をしたいと考えていますが、実際には無理な話です。人によって何が楽しいかはそれぞれですし、そもそも真の意味で客観的な存在などはないという哲学チックな現実もありますからね。
まあ、ですので点数はぶっちゃけ私の好みによるところが大きいです。
2.演出の良さ
さて、ここから内容の話に入っていきましょう。この作品で最も評価されるべきは演出の素晴らしさだと個人的には思っています。というのもそれが顕著に出ている場所としては、引きのうまさでしょう。いい感じに最後に盛り上がりを見せる毎回の構成は、視聴者側である私たちにぜひ続きを見たいと思わせることに成功しています。
また、この作品はしっかりと構成が練られており、お話として単純に面白いと思うのですが、それは決して物語に破綻がなく、きれいに畳んであるという感じではありません。正直、冷静に考えるとこれはないだろとか、そういった欠点を洗い出すことはできるのですが、そこをやったもん勝ち的な演出で力強く、盛大に表現して圧倒していきます。これには主人公であるルルーシュの存在もかなり大きいとは思いますが(^^;;
3.各キャラクターの描き方
この作品においてはかなりの数のキャラクターが登場していきます。にも関わらず、それぞれがしっかりキャラ立ちしており、キャラクター作成にかなり成功しているように感じました。また、強く印象に残ったのは群像劇的演出のうまさ。戦争ものを題材にした作品ならば、いかにそれぞれのキャラクターが戦争という中に入り込んで行くのかを視点変換を通じて描くのが必須な訳ですが、この作品はそれがよく出来ていると感じました。そんな中で副題にある通り、主人公ルルーシュの視点を第一にすることで物語が散らかることを防ぎ、視聴者を置いて行かない配慮もなされています。
ただし、これらが完璧だったのは1期までです。残念ながら2期では掘り下げられなかったキャラ、なんで登場したのか疑問に思われるキャラが複数いました。これは物語を終結させるのに時間的余裕がなかったためですが、それ以上にキャラクターを増やし過ぎたのが原因でしょう。
4.その他
ここで、この作品を他の作品と比べてみたいと思います。こういったことは比較によってある作品が悪く感じられる危険性があるので、あまり好ましいことではないのですが、個人的には比較することで見えてくる部分もかなり多いと思うのでやってしまいたいと思います。不快に思われる方すみません。m(_ _)m
アルドノア・ゼロとの比較
今現在放送中の作品です。この作品はかなりコードギアスを意識しているように感じられます。ロボットを使った戦争物、二人のキャラクターがライバル的にぶつかり合う(ギアスにおけるルルーシュ対スザク、アルドノアにおける伊奈帆対スレイン)といった所がそれを思わせる所でしょうか。
アルドノアはまだ完結しておらず、終わるとまたイメージが変わる所があるとは思いますが、正直今のところコードギアスの方が面白いです。これは間違いなく、前述したキャラクターの動かし方、群像劇的演出がコードギアスの方が明らかに上手いところに起因しています。言ってしまえばアルドノアは描きたいこと、つまり伊奈帆対スレインの熱い戦い、ライバル対決、というのはしっかり伝わってくるのですが、ようはそれだけに終わってしまっているのです。ゆえに戦争物なのになんだかこじんまりした印象を受けずにはいられないのでしょう。ここからの巻き返しに期待したいですが、どうなるのでしょうか?
5.最後に
コードギアスはアニメーションだからこそ出来ること、楽しめること、本当に色々な物を詰め込んだエンターテイメントに特化した作品だと言えるでしょう。ですので、アニメを見たことがない人などにもオススメしたいです。点数が随分高いのは先に述べた通り、なんだかんだ個人の好みなので気にしないでいただけるとありがたいです。
今年はコードギアス 亡国のアキトというスピンオフ作品の劇場版完結年ですかね?そちらの方も後々取り上げようと思います。

ルルーシュがなんだかんだ好きなんです。それが実は全てかも笑