バイラについて

面白いパーティーあるから今度行こうぜ。

ダッシュさんにそう言われたのは何年か前の事、
食べては暇を垂れ流す日々、どうやってサボろうか、という事ばかりに頭を使っていた僕は一つ返事でお供しますと。

オルガンバーへ
いくつになっても背筋が延びる思いで。

お客さん含め、たかぼうしか知ってる人いなかったけど、

djの男の子が裸でおどってるし、
心さらけ出すまえに、まず、上着脱いでもよろしいですか？
みたいな感じ。

当時いかにカッコつけるか、とか、好きな物に対する面倒くささ、言い訳の仕方が頭に渦巻いていた僕にとって、とても新鮮で。

細けぇことはどうでもいいんだよ。

的なストロングスタイル、

そんな男どもを姉貴の様な目線んで優しく包み込む安井ちゃんの包容力。
語弊があるかもしれませんが、
マネージャー感ゼロのそこは遊びに行くたんびに、
ダラダラしてちゃいけないな、
みたいな、いや、むしろ、もっとダラダラしないといけないな。
などなど思うわけで。

まぁ大概酔っ払ってるから、
帰って布団にそのままダイブて、
酔っぱらったまま早口で今日あった出来事を、
嫁にダラダラと話しかけ。
やんわりともう出勤だからみたいな空気をだされ、

俺って最低だな。
と思いまどろみの中へ。
嫁はそそくさと仕事へ。
言ってらっしゃいと言ったのは多分夢の中。

で、起きて銭形平次見て、

まじ平次カッコよすぎる。
岡っ引きスタイル。

触発されて
あたしも江戸っ子気取って熱い湯にでもつかろうと片足つけて熱すぎて入れない。
先にシャンプーしよう。
それで頭を洗ってて、

昨日のパーティー楽しかったな。
名前は何だっけ。

バイラ！！

で今夜です。
そんな素敵パーティーによんでもらいまして。

あぁこれはあれだな、

きんさん、お前どんだけだよ、
と、試されているんだな、と。

ビエンダからの刺客、
ただその中では三下。
akaフライヤーの名前はいつもけつ。
けつ持ちできるほどの責任力は持ち合わせていませんが、最後尾からおこぼれをいただく！

俺が敗れてもダッシュさん福ちゃんが、

あいつはビエンダでも一番最弱よ。

なんていいながら骸は拾ってくれるでしょう。

俺の屍を超えてゆけ！
倒れた味方は石だと思え！

言い訳を全身にベタベタと塗りたくり、
喉の奥に刺さった小骨の様にルサンチマンを文字通り血肉にし。

第一声は負け犬の遠吠え。

そんな感じで今夜その素敵なパーティー、バイラに出ますので。
遊びに来てもらえると嬉しいです。

小骨の刺さった喉仏、箸で拾ってくれると嬉しいですね。

きん