その先の西へ人に会いに行く鉄道旅の最後は郷里の松山に到着。
こちらでも今回はたくさん人に会う。 今日はコロナでずっと会えなかった叔母と4年ぶりに会った。 郊外の家から町中の施設に引っ越して随分になる。足が弱かったので郊外で一人で過ごすのは心細いからとサッサと決めて越してきた。母が亡くなってからは僕が帰省するとよくランチデートをした。三越のアトリウムコートで待ち合わせて、僕の知らないような店を次々と教えてくれて美味しい物を食べ歩くのが大好きだった。 女性は幾つになってもその情報は友達から聞きつけると即座に行動を起こすようだ(笑) 長生きの秘訣かもしれない。
そんな楽しい時間もコロナで出掛けられず、その間に元々弱かった脚が弱ってしまったようだ。幸いにも友達が車で来てあちこちに連れ出してくれていたのだけど、その友達が体を壊してこのところ会えてないようだと。館内を歩くようにしているけど、辛い時はつい怠けてしまう、とぼやく。
でも、僕を見るなり「その頭、若い人がよくやってる頭だけどちゃんとセットせんといかんよ」と酷評(笑)。
叔母の爆弾発言が健在なので安心した。「口は達者なんよ」と。そのうちに友達が訪問してきたのでこちらはお暇した。なんだかんだと賑やかにやっていそうなので安心した。
夜はジミー橋口さん達と新年会。横浜からジミーさんが松山に来ているタイミングとここでピッタリ合って実施。ジミーさん全国を飛び回ってらっしゃる。今度は一人でカナダのイエローナイフに行く。ネットで全て予約してぱっと旅立つ。アクティブさに感心。
場所は実家近所でジミーさんお勧のスペインバル「バソ・デ・オロ」。新年会でこの辺りのお店が出てくる辺りさすがジミーさん。
レジェンドドラマー堤さんとお店の前で待ち合わせ。 あれ? いない。 「お店の前にいまーす!」とメッセンジャーすると、ごめんごめん、とご自身のお店Jazz & Magic Bar WBGO の前で待っていたんだとか。目と鼻の先だからよかった。もしも少し離れていたら「あるある」がまた一つ増えるところだった(笑)
ジミーさん達と合流し新年会のスタート。
ジミーさんや堤さん達と比べれは僕らはヒヨッコなので面白い話をたくさん聞いて笑い転げながら。 それにしてもこんなに元気な人達の原動力は何なんだろう? 話を聞くうちに、それは、その時にどれだけ人生を楽しんで過ごしていたかだな、とわかってきた。僕らだって結構楽しく過ごしていたが、何せ「初めて」の時代を切り拓いた人達だから桁外れ。 もちろんその裏には苦しい事もたくさんあったはずだけど、そういう事は忘れてしまった、と言う。そうだなぁ、苦しい事って、一つ超えた途端に苦しいって部分が消えて行くからね。最初からそれを避ける人生はよくない。
別れ際に僕が暮れにポストしたKPOPの話が出てきた。さすがによく観てらっしゃる。じっくり説明したいことでもあるのだけど時間切れで、なんか新しいことに否定的な反応と受け止められそうなレスになってしまった。ジミーさんがそこに見ているものと僕が見ているものは同じものを別の方向から見ているんですよ、としたかったが、これは次回の話題としよう。
戻るとレーベル第二弾の予約が始まり、それに関連したアクションを四方八方に広めるために作戦を練りながらメールを出しつつ、次の段階の原稿作りをしながら、これを書いてる。 結局、仕事であって仕事と思わず、遊びであって遊びと思わずやれるから出来ることなんですね。 鉄道旅が好きなのは、車窓を眺めながらそれを忘れる事ができるのと、閃いたらすぐに作業に入れること。車を運転しながらだとそれが出来ず、結構いいアイデアを忘れてしまう事が多かった。
だからと言って、いつもいいのが出てくるという保証はどこにもないのだけど。
4本マレットを駆使し、美しい音色を奏でる日本を代表するヴィブラフォン奏者の赤松敏弘が自身のレーベルAMS RECORD(アムズ・レコード)を立ち上げ、通算17枚目をリリース。完成度の高いアルバムに仕上がった。タイトルに込めた思い、レーベルを立ち上げのわけなど詳しく語ってくれた / 取材:編集部
【新譜紹介】P160. 驚くべき成熟がここにある。熟成しかつ濃密な音楽。これが現在の赤松敏弘の驚異的とも言える到達点だ / 文:小針俊郎
出版社:ジャズ批評社 発行間隔:隔月刊 発売日:毎隔月24日 サイズ:A5判 参考価格:1.320円
【Jazz Record Guide】
P28.『MY REAL BOOK - Season 1&2/赤松敏弘』「2つの異なる世界を1つのアルバムとして作り上げた」、見事にその意図がしっかりと具現化された充実した作品 / 文:小島良太
【Disc Review】P37.『MY REAL BOOK - Season 1&2/赤松敏弘』人生を2シーズンに分け、独自の“リアルブック”を著した作品 / 文:長門竜也
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『MY REAL BOOK - Season 1 & 2 / 赤松敏弘』(2023年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh,vo)酒井麻生代(fl,alt-fl)須川崇志(b,cello)小山太郎(ds)望月慎一郎(p)平石カツミ(b)岡部洋一(perc)
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■月曜〜金曜 16:20〜17:00 (東京シティ競馬中継の時はお休み) ■金曜 25:35 都知事定例会見終了後 〜27:00 ■日曜 24:00〜25:00
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“路面電車のある風景 - 1”
『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)
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■日曜 23:00〜23:30
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“東京点描 城南1”
『SPARKLING EYES/YUKARI』(2021年プロデュース作)
演奏:YUKARI(vib,mar)飯島瑠衣(p)中林董平(b)森永哲則(ds)guest:赤松敏弘(vib)
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