このボードは、改造を前提として入れ替えているので、ここからが本題となる。
まず手始めは、お約束のオペアンプ交換からになるが、このボードは交換によって音質変化を楽しめるように、ソケット化されているため、交換は容易である。では、何に交換するかで悩んだが、取りあえず、単価が安く、音質評価も好みに近い、ナショセミのLME49720NAx3に交換してみたところ、評判通り解像度も上がったものの、短期間での評価で、エージング不足なのか高域表現にトゲトゲしさがあり、手持ちのバーンインCDでエージングを促進させてみたものの、高域の付帯音も耳障りで、どうも長時間に亘るエージング期間が耐えられそうにもなかった。
さてどうしたものかと、思案した結果、JRCのMUSES01に最終段だけ交換してみることにした。本来なら、全数交換したかったのだが、なんせ単価が3,500円もするので、C/P比を考慮して断念した。交換後の視聴の感想は、解像度がさらに増し、音の定位もあきらかに向上したのが、交換直後でも確認が出来、今後のエージング完了後が楽しみでもある。
次に手を付けたのが、コンデンサの交換と付加である。使用箇所によって、OS-CON、MUSE-KZ、SILMIC α Super gold、東信UTSJ、ビシェイKP1830を使い分けて置換した。この交換での効果は、オペアンプ交換ほどの変化は感じられないものの、狙っている音質である、高解像度で、高域には付帯音が少なく、弦の奏でる絹のような響きに、若干近づいたようではある。
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