メテオスコール

隕石豪雨(メテオスコール)

史上最接近した彗星が、月を直撃した。
世界は滅びかけながらもなんとか復興したが、
１つ大きな変化が生まれた。

月と彗星の欠片が降り注いだ夜に、
その欠片を体に受けて生き延びた人間は、超刃となった。

俺のように。

唐突に生まれてしまった新人類の存在。
だがそれを納めたのは、最強の新人類だった。

「この身は生涯に渡り、我が愛しの女王陛下のもの。
　私を含む全ての超刃は、貴女がいるこの世界を守る刃なのです。」

後に超刃機関の長となる、コードネーム：エクスカリバーの宣言は人類にも、超刃にも波紋を呼んだが、
エクスカリバーに刃向かえる超刃などいなかった。

少なくとも表立っては。

地下で犯罪組織として蠢く超刃同盟から世界の平和を守るべく、
超刃機関は今日も世界を駆け抜ける。