ロアナ
「エルフの郷だけが世界ではないのです!」
ロアナ
「追われた記憶は忘れません、ですが、
それだけに囚われなくてもよいではありませんか!」
ロアナ
「世界は、もっと広い。
私はスローネと共に、その世界を知りたいと思ったのです。」
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スローネ
「潤んだ瞳でしか私を見られなくしてあげるから、覚悟しなよ!」
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スローネ
「やれやれ、暗黒鎧どもとの戦いが治まったと思ったら、次はダークエルフ?
やっかいだなー!」
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スローネ
「動き回る木の魔物?
まぁ、こないだまで空飛ぶかぼちゃとも戦ってたし、いまさら驚くようなことでもないんじゃない?」
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スローネ
「私の国が目指すところ?
そうだな…。」
「うちも所帯が大きくなってきたじゃん。
それに龍人やらビーストハーフやらヴァンパイアやら天使やらがいるし、
人間にしたって海を越えた土地の子もいる。」
「そんなごった煮だとさ、やっぱ結構出てくるんだわ、群れ同士の確執とかね。」
「それは出るのが仕方ないにしても、私はみんなが幸せに笑ってるのが好き。」
「だから、目指すとしたら、分かり合う努力を忘れない国、かな。
話し合いも良し、時には殴りあうも良し、
でも最後にゃ笑っていられる。
そんなんにしたいね。
フュンフにゃ笑われたけどさ。」