お兄ちゃんは怖がりだ。俺(ももパパ)とママが夜いないと泣きながら電話してくるほど

そんなお兄ちゃんをさらに怖がらせている俺も、実は怖がりだったりする・・・
怖がりだからこそ特技(?)もできた。
目を開けたまま頭も洗えるし、顔も洗える。
目に泡が入ろうが知った事ではない。
目を閉じるのが怖いのだ

だから風呂からでると俺の両目は真っ赤に充血してる
矛盾してるんだけど、怖がりだけど興味があるというか・・・
だから心霊スポットも散々行ったし(今は行ってない)怖い思いや不思議な出来事も数多く体験してきた。
最近、夜の公園へももを散歩に連れて行く事が多いんだけど、
夜の公園へ行くとあのときの事を思い出してしまう。
今でも思い出すと鳥肌が立つ・・・。
心臓が弱い人は続きを読まないでくださいね

あと、メチャクチャ長いので時間があるときにどうぞ。
開いちゃいましたね・・・。
どうなってもしりませんよ?
あれは俺が高校2年生、埼玉県のとある県立高校に通っていた時の事だ。
もうすぐ10月だというのに、ひどく蒸し暑かったのを覚えている。
その日は彼女と公園でくっちゃべってて、気がついたら辺りは真っ暗になってた。
彼女を家まで送ったときには21時を過ぎていたと思う。
チャリで家まで40分。
最短の道で30分といったところ。
ただ、30分の道は街灯もなく牛がいるようなところ・・・(田舎ですから)。
昼間はその匂いにやられ、夜は不気味さが漂う。
当時も、もちろん怖がりだったので、暗くなったら40分の道をいつも選んでいた。
だけど、その日に限って30分の道を選んでしまったのだ。
見たいTVがあったから・・・なんでその日に限って・・・
街灯もないような真っ暗な道を進んでいると、
突然腹が痛くなってきた。
俺は基本的に自宅以外では【大】はしない人なんだけど、
腹痛には勝てないので、仕方なく一番近くのトイレがある公園へ向かったんだ。
林に囲まれたその公園は昼間でも薄暗く、半白骨化した死体が出た事でニュースにもなったことがある(この事件の前だか後だかは忘れた)
県道沿いにあるので交通量はある程度ある。
だから、怖がりでも大丈夫だろうと向かったのが失敗だった。
県道側からの入り口から100m位入ったところにトイレがあるんだけど、
木が多くて真っ暗のなかにポツンと明かりがある。
公園内に街灯は無く、そのトイレの明かりだけが薄暗く光っている感じだ。
着いてみたものの、あまりの不気味さにたじろいでしまった…。
でも、腹は既に限界を超えている。一瞬歩道まで戻ってしてしまおうとも考えた。
高校生が歩道で野グソ…アリエナイ!
・・・・・・
結局トイレへ
たすかった…。
あの安堵感は独特のものがある。
そこでふと、何かの気配を感じた。
こんな公園で、しかも夜に用を足す人は普通いないだろう?
大用の部屋は2個あってあとは物置(?)だけだった気がする。
後は小用が一列タイプ(説明むずい…壁にかけるようなやつ)
誰か来たと思って、しばらく息を潜めてたけど、その後特に変わった様子は無かったのでつづき。
*音聞かれたりとか嫌だし(^^;)
やっとお腹も落ち着いてくれたので紙を取ろうとすると、
ないっ!
タブン誰でも一度は経験があるのではないだろうか…?
どっかに予備無いかな?と辺りを見渡したときに、気付いてしまった。
壁中に落書きがあったのだけど、その中に小さな穴が開いていたことに。
そして、
その穴から大きい目を覗かせてていたのだ

イメージ図
本当に怖いときは声もでないものである。
すぐに目をそらし固まってた気がする…。
自分の心臓の音があんなにも聞こえるとは思わなかった。
紙も無い、なんかいる・・・。
極限状態
自分で自分に落ち着けと必死になって言った。
今なら携帯があるけど、当時はポケベルが主流で数人ピッチ持ってる人がいたくらいだ。
俺はポケベルしか持ってなかった。。。
14106なんて流行ったけど、友達同士で助けが欲しいときは999を暗号に使っていた。
でも、
電話がないと使えないジャン!!!
泣きそうになりながら考え
そして紙の代わりにタオルを使った。
ズボンを履くときに、チラッと穴を見るとすでに目は消えていた。
あとは、逃げるのみ!
だけど怖くてドアを開けられない。
怖い映画である様に、上から覗かれてるかもと思って顔も上げられない。
絶体絶命ってやつか!?
チャリの鍵かけるんじゃなかったとか、色々考える。
聞こえてくるのは、少し早い心臓の音だけ…。
結局上を見ずにチャリまで走る事にした!
せーのでドアを開け走る!
ところがドアを開けて一歩進んだ瞬間に後から引っ張られた!
この時は叫び声をあげたと思う。
トイレは済ませてあったので、漏らさなかったけどトイレ前なら絶対やってたな!
必死で逃げようともがくんだけど口も塞がれ、わけわかんなかった。
いまいち覚えてないけど、なんとかふりほどけたんだ。
火事場のクソ力ってやつか!?
その時に、チラッと見えたその正体は・・・
20代後半くらいの男で下はパンツになってたΣ(@д@)
男はさらに襲いかかってきたんだけど、
お化けじゃないってわかったので、反撃。
男は抵抗をやめうつ伏せに倒れて、俺は汚いトイレの床に座り込んでました。
時間の感覚とかは全く覚えてない。
そして、突然「どうしました?だか何があったんですか?」と声をかけられる。
お巡りさんだぁっ!
助かったとばかりに起き上がろうとすると、
お巡りさん「動くな!」
え!?
命令口調・・・!?
倒れている男を見て「君がやったのか?」と睨みつけてきた。
え?ええええぇ!?
俺、悪者?
結局警察署に連れて行かれ、さっきの出来事を伝え家に帰ることを許された俺。
近所の人の通報があったようだ。
男には同じような余罪があったらしく、
後日感謝状とやらを全校生徒の前で校長よりもらい、一躍
ヒーローに!
のはずが、
ホモに襲われた男として有名に…(泣)
とまぁ、ホラーとか心霊系じゃなかったわけですが、タイトルの通り!俺にとっては半端じゃなく怖かったので、許してください。
心霊スポット巡りをやり始めたのは高校を卒業してからなので、
今度はその事をアップします。こっちはガチでやばいのもあります。