12mm倶楽部

驚愕の超広角レンズ voigtlander 12mm 体験記

実戦配備その1

2006-01-12 23:24:22 | 体験記
いよいよ、実戦配備。
場所は、中国四川省・芭石(ばせき)鉄路
もう少し詳しく言うと、四川省・成都と言う町から
バスで2.5~3時間ほど南へ下った所。
因みに其処には「パンダ」はいない。
生息地域は、もっと奥地の別の場所。

ここには、中国ナロー蒸気(762mm)が生活路線として走っている。
それも並の場所ではない。
全長約20キロ、途中約10キロから先は道路がない。
つまり、車が入らない場所。
走っているのは、蒸気機関車と線路脇を走ることの出来るバイクのみ。
辺境・秘境の地である。
でも、何故か文明の利器 は通じるのである。

何故こんな地にSLが??って言うと、一番奥に炭坑があり、
そこで採掘した石炭を運ぶために1959年7月12日に開通。
1999年頃まで未解放地域だったため、
外国人が許可無く立ち入り・撮影する事が出来なかった。(らしい)

撮影内容の詳細については、小生のHP(芭石鉄路編)の方をご高覧賜るとして、
その地での12mmの威力は絶大。
市場での撮影・博打撮影など、見たままの迫力を写し込むには最適であった。
人間の目という物はその時々に応じて、
超広角になったり・超望遠になったりと、いい加減かつ精工に出来ている。
その超広角側の「見たまま全て」が1枚の写真に写し込まれている。
相手との距離は1m足らず
立ち話している程度の距離で、ここまで写し込めてしまうのだ~~



1枚目
中国・四川省 芭石鉄路
蜜 蜂岩
2004年3月
ILFORD HP5plus
1/15? F5.6

駅前(?)の雑貨屋にて
トランプ(花札ではないらしい。。。)に興じる老人
画面右に写る人との距離は20~30センチ程度



2枚目
中国・四川省 芭石鉄路
芭溝
2004年3月
ILFORD HP5plus
1/30? F5.6

午前中開かれる、青空市場での一コマ
ちょっとカメラをあおってしまったせいか像が歪んでしまった。
ノーファインダーにて撮影


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