ショウジョウソウ (猩猩草 トウダイグサ科 トウダイグサ属 学名Euphorbia heterophylla Euphorbia cyathophora 英名Mexican fireplant) 猩猩(猩々しょうじょう)は、中国に由来する伝説上の動物で、顔は人のごとく、人語を解し、酒を好み、赤い顔をしている。葉は互生し、葉身は中央部でヴァイオリン状に深く括れ先は尖る。茎頂部に数枚の小さな葉形の苞葉がつき、それらの中心部に花弁のない花を咲かせる。花期に観察すると、括れのある大きな葉は全体が濃緑色をしているものと基部が赤いものが見られ、最頂部に小さな葉(括れ有および無し)と、それより小さな披針形の苞葉がある。これらの大小の葉および苞葉は全体あるいは基部が赤く色づいている。又、赤く色づいた小さな葉或いは苞葉が大きな葉の基部に重なると、大きな葉の基部が赤く色づいたように見えて紛らわしい。
写真は雌雄同株と思われる。カップ状の苞から子房の柄が伸び出て斜めに曲がって子房をつけ、子房の先に花柱・柱頭がついている。苞から子房が覗く頃に柱頭が6裂しているので、受粉後子房の柄が伸び出てくるのかもしれない。雄蕊の葯は苞から出る子房の柄の周りについている。トウダイグサ科には観賞用に栽培されるポイントセチアがある。
属名Euphorbia ローマ時代この属の植物の乳汁を薬に使った医師Euphorbusに由来とある。
種小名heterophylla hetero-phylla 不均質の葉 (folia folium=phylla phylum 葉)
cyathophora cyatho-phora カップ状の花(苞)+子房(果実)が斜位につくという意味ではなかろうか
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