集散花序-葉腋から出る主軸の先に花がつき、その下から側軸が出て花をつける
ナナミノキ (七実の木 モチノキ科 モチノキ属 常緑高木 雌雄異株 花期6月 果期11,12月頃 別名:ナナメノキ) 和名は枝を折ると斜めに割れるところに由来するという(未実験)。葉は互生、枝先では束生し、反り返って垂れる傾向が見られる。葉柄は紫色を帯びる。葉身は長楕円形で葉先が尾状に尖り、縁に浅い鋸歯がある。葉腋から出た1本の軸の先に集散花序を形成する。雌雄異株であり各々雌雄の単性花をつける。花の色は珍しい紅紫色で花冠は4裂、柱頭1、葯4。果実(核果)は1cmほどの楕円形で秋に赤色に熟す。中部以西で自生する樹木であり、当地(神奈川)では滅多に見ない。 モチノキ:葉は楕円形で全縁、先が鈍く尖り、葉腋(短枝)から出る数個の柄に各1個づつ花(果実)がつく。クロガネモチ:葉は楕円形で全縁、先が尖り、葉腋から出る1本の柄の先に花(果実)が散形状につく。ナナミノキの花(果実)のつき方に似る。ソヨゴ:葉は楕円形で全縁、葉先が尖り、雌株は葉腋から出る長い柄に1個(又は3個)の花(果実)がつく。これらの花色は淡黄緑系である。
「モチノキ 雄株の雄花と雌株の雌花&果実」2011-04-16
「クロガネモチ 雌株の雌花と雄株の雄花(&果実)」2011-06-10
「ソヨゴ 雌株の雌花と雄株の雄花」2011-06-08