知場映児(しるばえいじ)の「女と男の泥酔(ずぶろく)語嬰歌」

今宵も新橋酒場だまりに漂い蠢く女と男。酒場聖の語人が酔いつ謡いつ、こいち酒からはしご酒にと誘う泥酔ブログ・・

ギター流しの演歌うた

2015年03月14日 | Weblog

新橋酒場だまり
「ギター流しの演歌うた」

よってお行きよ この通り雨
馴染みの客さえ 遅れ勝ち
されど生業 流しのギター 
調子合わせて 流す街

泣いているのか 濡れ色ネオン
千鳥歩きの 酔い人を
避けて軒下 呼ぶ声薄く 
見上げる夜空の 雨雫く

酔い泥れ人が 彷徨(さまよ)う路地に
沿って流れる 演歌唄
今宵の口開け その唄次第 
キーもテンポも 客好み

節くれ目立つ 爪弾く指も
苦労語るか 掠れ声
手相観女に 目配せ微笑 
互いに稼ぎを 鼓吹しつつ

流しの人生 そのままに唄に
声も低目に 滲みるよう
雨の上がった ユメ褪せ通り 
盛り場時計も 澱むころ


ギター流しの演歌唄
仲通りのビルの地下、お店の名前にちょっと誘われはいったバー・・・
そこへギター流しの哲ちゃんだったか、イヤ哲はゴールデン街だったか・・・
しょうチャンだったか。演歌を数曲、気分が乗ってチップを少しでもと・・・
ママさんはミミちゃん。何を聞き違えたか、コマカクしてと言ったののに万札全部チップ・・・
お陰でそれから界隈ではちょいとおバカの変わったいい顔・・・
東京池袋芸術劇場公演の舞台の折には、新橋方面から届いたお花の山・・・
そして・・それから・・その後・その後の自分・ピロリ菌除菌の伝道師もどきか?・・・
つづく???・・・