知場映児(しるばえいじ)の「女と男の泥酔(ずぶろく)語嬰歌」

今宵も新橋酒場だまりに漂い蠢く女と男。酒場聖の語人が酔いつ謡いつ、こいち酒からはしご酒にと誘う泥酔ブログ・・

「新橋リゾートの酒場だまりは オアシスだ!!!「こいち酒」から呑ろうぜ・・

2019年03月25日 | Weblog
カンパーイ
 

いわゆる紅灯緑酒のF&Bリゾート新橋と、その近辺の酒場だまりに漂い、蠢く、老若ナンニョ、軽佻浮薄の、飲食男女[オ・ン・ジ・キ・ナ・ン・ニョ)。

 いつか、過去(ムカシ)の何処かで行方不明になってしまって、迷い子のまんまの想い出たちを、幻覚、幻想的に綯い交ぜにしてかき集め、あからさまにオダテてでもとことん励ますカルミナブラーナ風の風俗丸出し(?もう酔うちょって意味不明)、夜景ライブの綴れ折り
 
さあ、お見逃(のが)し、飲みのこし,騒ぎ足らず、そして夢を見過ぎたかの疑いの無きように。
 
イヤイヤ、痛飲、溜飲、愉快メンバー大宴会、
 本日はそれぞれに、そこそこ、それなりにお日柄も良く
 
さあて今宵ヒトトキ、フタトキ、ゆう活、夜活、真夜中も活!!!
こいち酒なる・オ・ン・ジ・キ・ナ・ン・ニョ(飲食男女)!
 とっておきの小一席、
  酒場だまりの新橋現場のオラトリオ広場へ・・・

  「こいち酒音頭」

ホッ ホッ ホッ   ホッ ホッ ホッ ほっと新橋 こいち酒

ヨォッ
暖簾くぐれば 嬉しい筈さ
ツレ酔い仲間の 顔ぞろえ
チョイトこいちの 袖擦り酒に 
今宵もつながる 
酒場街

ソォッ
何はともあれ 一口ッビール
タンブルグラスに カラフルビール
ウメにレモンに ウーロン割りと 
ヘルシー談義で 
さてこいち

ウォッ
お通し突き出し 釜揚げしらす
おろし酢和えに 立つ香り
きざみ大葉に むらさき滴(しず)く
こつぎ垂らして
未だ殊勝(けなげ) 

サテッ
寄り付きメニューは 串のタレ塩
七味をたっぷり かけまぶし
アカシロ軟骨 レバーにボンチリ 
カシラにいかだ 
つくね餅

ムオッ
モツ焼く煙の 染みも味わい 
赤提灯は 酔いしるべ?
チョボ唇(くち)こいちで 酌みかう酒に 
愚痴りは野暮さ 
程々(ほど)にしな

エヘッ
止まり木越しに 愛想の酌を
酔眼(よいめ)小町の お女将(ねえ)さん
繁盛酒場の チョイ惚(ほ)の客の 
浮いた話も 
ツマのうち

ホリッ
駆けつけ?杯 口開けこいち
長居は無用の 嗜(たしな)みで
人情一途に 笑酌(えしゃく)を酌めば 
互いの憂さえ
癒し枡

エー、そう、そう、そう、この辺でさっとお開きできれば・・・
今宵は懐もそこそこ、体調もまあまあ。お日柄も良いようで・・・
何しろ、兎も角、トモアレ
祭だ・・・
ここで相槌の2つ3つ・・
と言うことで、もう一軒・・・

では、では、では チョーンっと、その二部へ


「はしご酒音頭」

ヨッ ヨッ ヨッ  ヨッ ヨッ ヨッ もっと酔ってけ はしご酒

ムハッ
こいちで始めた 乾杯サイコー
いつか重ねる 囃し酒
馴染みの居酒屋 居心地よさに 
あいつらとこいつらで 
廻し猪口

ヨロッ
レンガ通りの 盛り塩跨ぎ
ほろ酔いケンケン 烏森
柳通りを 稲妻歩き 
もうひとこいちと 
仲通り

グイッ
酔い腹小腹に 葵のすし詰め
水割り啜(すす)りつ 舐めマイク
いつか寄り添う 素性知らずが 
ハズレデユエット 
ラブもどき

プハッ
宵の入り口 暖簾と供に
酔い客集める 癒し街
寄る辺捜して 彷徨(さまよう)夜の 
盛り場時計も 
25時 

ヨレッ
宵越し間際の 酩酊人が
終電間際の コンコース
別れ間際の サヨナライツカ 
悶絶間際の 
腰くだけ

ウグッ
終電乗れずの 不夜城烏(カラス)
ネグラ何処やら 螻蛄(おけら)人
夢見心地も 酔い良い善いさ 
新橋紅灯 
ナマ夜景

ヘイ!ミスター、ジェントルマン、おまわりさーーん、またあーーーした・・・
ン?
汽車が出るよ・・・
どーこーへ・・・
祭も終われば
祭の後の・・・

徒然酒 飲食男女(おんじきなんにょ)の春夏秋冬

2019年02月23日 | Weblog
          「徒然酒」 
               飲食男女の春夏秋冬

                春の宵に 
                レンガ通りの デイナーレストラン
                グラスの中に 悠うキャンドル
                揺れる炎影を 見つめつつ 
                ときめく二人の 
                旬な夜

                夏は街へ 
                柳通りの ショット和酒バー
                暑さ鎮める 辛口吟醸 
                人恋う心の 躊躇(ためら)いも 
                酔いがこだわり 
                捨てさせる

                秋の旅に 
                笑顔仕立ての カップル一つ
                駅中カフェに アイスカフェラテ
                カタログページの 景色にも 
                めくる想いの 
                ハートたち

                冬も冷やで 
                神社小路の 居酒屋土鍋
                湯気ごと頬張る 
                飲食男女(おんじきなんにょ) 
                揃い蛇の目を 浮かす枡 
                惚の字の温もり 
                溢れてる


おんじきなんにょ 飲食男女 徒然酒
駅ナカカフェ

新橋酒場だまり彷徨癖(酒まかせ&まかせ酒)

2019年02月02日 | Weblog

酒場聖なる語人の
「酒まかせ」

さて
赤い夕陽に ガアドが熟れりゃ
酒場だまりの スミ子の店に
揺れてオイデスル 縄のれん
指で弾けば 相待ち笑顔
敷居さえ 跨げば 
酒まかせ

はて
少し独酌も 廻ったようで
酔いに伴れられ ヨーコの店へ
杯を重ねりゃ 口八丁
弛(たる)む口もと 大法螺子ぼら
甘言さえ お出まし 
酒まかせ

ほて
眩しいほどの 通りを避けて 
終の止まり木 テルミの店へ 
しどろにもどろの 酔いしぐさ
酒まかせ
どうにも泥ろ酔い 看板のれん
仕舞うさえ 夜毎の 




酒場聖なる語人の
「まかせ酒」

何んでも良いんだよ 独酌の当ては
一人ちびりき 呑るからさ
手造り自慢の 
突出し小皿に 立つ香り
好燗 人肌 
猪口を啜って 
舌鼓

それで上等だよ 徳利の替えは
揃いの絵柄で 無くってもさ
お造り自慢の 
刺身魚の 粋の良さ
人情 巡盃 
話し誘って 
語るくせ

それで良いんだよ 小腹の足しは
冷めた賄いの 残りでもさ
包丁自慢の 
板長帰して もう一献
看板 消灯 
暖簾仕舞って 
差し差され

酒場の人形・アタイはエンジェル

2017年07月13日 | Weblog
酒場人形 エンジェルドランカードール
その娘・・・
確か、タカさんだったか、ナオちゃんだったか、或いはひとみだったか・・・


酒場人形・アタイはエンジェル

聞いていますの 
酒場人形の 歌う歌
宵の口なりに お店のムード
飲みが足りない ちょっとネクラね
カラオケマイクも 空きタイム
だから  歌うわ 夜はこれから 
酒場の人形 
アタイはエンジェル 
オープニングはシンギングドール

歌っていますの 
遊び上手な 貴方の十八番歌(おはこ)
干した水割り 三、四の五(い)っ杯
ボロよい機嫌の ハシャギ過ぎよ
カラオケ自慢も 混み合って
だから  踊るわ エロ可愛いーく 
酒場の人形 
アタイはエンジェル 
フラッシュタイムはダンシングドール

酔っていますの 
真夜中頃には 誰も皆んな
お酒に心 任せて揺れる
歌って 踊って 少しお疲れ
ボックスシートが 恋しい頃ね
だから  うたた寝 あなたの膝で 
酒場の人形 
アタイはエンジェル
零時過ぎたらドランカードール

女と男の泥酔遊戯「酒場のしらべ」

2017年05月15日 | Weblog
                女と男の泥酔遊戯・・・   
                    「酒場のしらべ」

                    別れた男の 想い出は 
                    水割りグラスを 揺らす癖
                    初めて逢った その夜から 
                    カラカラカラと 乾いた音を
                    させては呷る タンブリング 
                    取り落とすほどに 酔い痴れて

                    女にフラレた 泣き虫が 
                    酒場の隅で 愚図ってる
                    戻っちゃ来ないよ 諦めな 
                    止まり木越しに 口を添えてる
                    酒場女も 呆れ顔 
                    取り付く揣摩(しま)も 無いままに

                    女と男の 恋もどき 
                    酒場だまりの 灯辺り(陽あたり)じゃ
                    どうせ熟せぬ 実もならぬ 
                    どぎつい色の 徒花(アダバナ)を
                    咲かせて散らし 踏み躙る 
                    それでも咲くのさ 折々に

                    飽きもしないで 似たような 
                    惚れた腫れたの 濁声(ダミゴエ)が
                    夜更けの露地の 薄暗い 
                    饐(す)えた臭いと 溶け混じる
                    夜毎流れる 泣きメロは 
                    単音しらべの 途切れ音
                    マイナーボイスの リフレイン

「語人語録」
ブログの背景に合わせた積りで、少しジャズっぽく?ジャズみたく、ジャズもどきにチョッとブルース調の語嬰歌を・・・
昔はポップスを歌ってる歌い手さんがオレのはジャズって言ってたし・・・
この頃のジャズがなんかポップスミタいでやったら軽快で明るく過ぎて・・・
いいんだけど・・・
どうせ夜遊び現場リアリズム?の事だもの・・・


東京私生活・漂泊・行きずり、忍ぶ宿(期間限定投稿分)

2017年05月05日 | Weblog
東京私生活シリーズ 

 「私は都会(まち)の漂泊者」

旅人気分の 都会(まち)暮らしには 
逃げる季節に 気付かぬままに
日々の社会風さえ この身を攻める
明日の希望だって 
何処に在るのか 尋ね旅

寝ぐらの筈の 故郷は遠く 
帰る伝(つて)無い 都会の旅人
アパート暮らしさえ 二年毎には 
契約切れで 
何処へ流れる 
旅の鳥

一夜限りの 行きずり恋も 
度も重なる 夜毎に飽きて
終電帰宅路にさえ 見慣れた酔客
昨夜(ゆうべ)も同じ 
どうすりゃ良いのさ 
旅鴉

山の手駅は アンカレッジか 
沿線へ帰る 私鉄の旅の
最終便にさえ また乗り遅れて
行き連れ誘って 
こんなもんだよ 
旅の宿

「語人語録」(・・さえ・・・)
 現状不満足、だが自分だけじゃ無いからと現状容認。
自分自身を本当に甘く甘ーく甘やかせるのは、自分自身しか居ない。その自分を自分で褒めるとは如何なるロジックか?

 

酔えば良くあるセイコーロマン
折角に
お酒が外してくれた羽目と箍(たが)。それを態態(わざわざ)ハメタガリ(ン・・)
果たして今宵のお酒は、味方か敵か。それとも・・・
男が求める、女が選ぶ、そしてふたりで遊ぶ・・・

行きずり投合
女と男の
   「忍ぶ宿」

忘れて下さい 今夜だけです
言葉にするほど 強くなる
背中に回した 貴方の腕に
戸惑いながらも 任せた私
一夜限りの 恋ゆえに 
燃える 火になる 
忍ぶ宿

情が通わぬ 仮面の夜は
実らぬ恋も 空過熱
つきぬ夜更けの 恋は嵐に
揺れる窓辺に さす灯り
赤く滲んで 染められて 
溢れる涙に 
忍ぶ声

行きずりなのと 言い訳しても
千千に乱れる 恋仕草 
偽る名前を 呼び合い叫ぶ
引きずる悦楽 そのままに
激しく果てて 尽きるころ 
吐息 惑ろむ 
忍ぶ夜 

行きずり恋 

東京私生活 都会の漂泊者 アンカレッジ

酒場だまり・ネオン川 追い夢無情

2016年07月07日 | Weblog
 酒場だまりの  
         「ネオン川」 

    女ひとりの 
    舟は  ただ軽過ぎて
    流れに逆らう 櫂もなし
   幸せなんて 浮き草の
   何処にも届かぬ 細い根さ
   手繰れば悲し 水の上 
   切れて漂う ネオン川

    女ひとりの 
    生活(たび)は ただ寒過ぎて
    温もり欲しくて 幾たびも
    振り向くたびに 寂しさは
    募るばかりと 知りながら
    岸辺捜して 漕ぐ舟は 
    川面漂う 迷い舟

    女ひとりの 
    盛りも ただ既に過ぎて
    見返る路地の 澪つくし
    恋に戸惑う 幻夢(ゆめ)もまた
    掴み損ねた 数ほどに
    笑顔の陰の 忍び涙(みず) 
    滴くも漂う ネオン川

 確か、ひとみちゃんていう源氏名(?)の娘でした。
初めて逢った時は未だ二十歳前で、あるクラブのヘルプさんで文字通り頑張っていた。  
何年後かに逢った時は小さいけれどクラブ風のお店を出してママに。
お酒は強いなーと心配をさせる程の呑みっぷりでした。
 顔を出せば、リクエストは決まって、クローズ前の「そっとおやすみ」だった。
40歳には辿り着かないままに、その川(三瀬川)を独りぽっちで渡って彼岸へ・・佳人逝先




    酒場だまりの
          「追い夢無情」

    返しておくれョ あたいのユメさ
    ちょっと前まで 持っていたのさ
    夜の 酒場だまりの
    路地裏で 出遭った恋の
    微かな小灯を 見失っちまった
    ちっちゃいけれど 
    あたいにとっちゃ 
    大切なんだ
    だからさ 誰でもいいから 
    返しておくれよ

    教えておくれョ ユメの居場所を
    銀座 赤坂 新宿 渋谷
    風の 酒場だまりの 
    路地伝い 蛍火ともして 
    頼りないけど 捜しているのさ
    一人ぼっちの 
    あたいにとっちゃ 
    必要なんだ
    だからさ 誰でもいいから 
   教えておくれよ

    抱かせておくれョ あたいにユメを
    昔見ていた あのユメだったら 
    雨の 酒場だまりの 
    濡れ路地の 氷雨に打たれ
    温もり欲しさ 諦めちまったのさ
    遅れて気づいた 
    虚夢(ゆめ)でもなくちゃ 
    生きられないよ
    だからさ 誰でもいいから 
    抱かせておくれよ

酒場だまり ネオン川
そっとお休み

ギター流しの演歌うた

2015年03月14日 | Weblog

新橋酒場だまり
「ギター流しの演歌うた」

よってお行きよ この通り雨
馴染みの客さえ 遅れ勝ち
されど生業 流しのギター 
調子合わせて 流す街

泣いているのか 濡れ色ネオン
千鳥歩きの 酔い人を
避けて軒下 呼ぶ声薄く 
見上げる夜空の 雨雫く

酔い泥れ人が 彷徨(さまよ)う路地に
沿って流れる 演歌唄
今宵の口開け その唄次第 
キーもテンポも 客好み

節くれ目立つ 爪弾く指も
苦労語るか 掠れ声
手相観女に 目配せ微笑 
互いに稼ぎを 鼓吹しつつ

流しの人生 そのままに唄に
声も低目に 滲みるよう
雨の上がった ユメ褪せ通り 
盛り場時計も 澱むころ


ギター流しの演歌唄
仲通りのビルの地下、お店の名前にちょっと誘われはいったバー・・・
そこへギター流しの哲ちゃんだったか、イヤ哲はゴールデン街だったか・・・
しょうチャンだったか。演歌を数曲、気分が乗ってチップを少しでもと・・・
ママさんはミミちゃん。何を聞き違えたか、コマカクしてと言ったののに万札全部チップ・・・
お陰でそれから界隈ではちょいとおバカの変わったいい顔・・・
東京池袋芸術劇場公演の舞台の折には、新橋方面から届いたお花の山・・・
そして・・それから・・その後・その後の自分・ピロリ菌除菌の伝道師もどきか?・・・
つづく???・・・

女と男それぞれに・酒場だまりの子守唄

2015年02月23日 | Weblog
      女と男の泥酔遊戯・・・
          「ヘヴンナイトララバイ」

          ユメのカスレた 男がスガル 
          濃い目のグラスと 艶女(いいオンナ)
          お愛想女は 微嘲笑(ほほえみ)乍ら 
          過ぎては毒よと ボトルで弄(いじ)る
          酒場だまりの 居酒屋すずめ 
          恋の噂の 囀(さえずり)りが
          色めく夜の 
          プロローグ

          胸にシマッテ 男はススル 
          純で晩熟(おくて)の 想いのタケを
          微苦笑(ほほえむ)女は 止まり木越しの 
          取り繕いの 仕草で弄(あそ)ぶ
          泥濘(ぬかるみ)小路の 古びた酒場 
          重ねるグラスの 酔い癖に
          好きなんだよと 
          モノローグ

          ラ・ラ・ラ ララバイ 女と男 ラ・ラ・ラ ララバイ  
          長夜の二人

          酔い痴れながら 男はウタう 
          呟くような 呻きの歌に
          しなだれ女も 熱き頬よせ
          シングルマイクの デュエットもどき 
          ラ・ラ・ラ ララバイ 泥酔(ずぶろく)二人 
          泥棒上戸の お座なりの 
          恋のモードの 
          子守り唄

          ラ・ラ・ラ ララバイ 女と男 ヘブンナイトも シラム頃
          恋の遊戯も 
          エピローグ


酒場のララバイ 酒場だまり 居酒屋すずめ 泥酔(ずぶろく)
風評ブログ

新橋酒場たまりの女と男の・・・伝説・神話・化石

2014年04月21日 | Weblog
新橋FB(フード&ビバレッジ)リゾートって?
汐留ではなく、芝でもない。田村町でも、内幸町でもない。
西でも東でも無く、ましてや・・・
それが高級ブランドシティ銀座とは何故か隣り街どうし。
そして、そこに女と男がいて、ポリティシャンもお役人もいる。
それが東京の紅灯緑酒スタンダード、新橋・・・

さて、今宵は
言うならば盛り場考古人さがし?
半世紀を綴り引きづる遺跡発掘の、夜な夜な夜遊びの旅になるか・・・
化石人ヤーィ・・・
性懲りも無く・・・

「酒場だまりに良くある伝説」

女はひたすら 男を慕う 
一夜限りの 行きずりなのに
馴染みの客と 酔いどれながら 
夜の盛り場 酒場の隅で
乏しい望みの 小灯さえ消せず

男も会いたい 話もしたい 
酒場女の 夢物語
義理ある女の 色褪せ恋に 
少しイラダツ コーヒーショップ
虚ろな相槌 打ち飽き乍ら

二つの思いは 何時しか消えた 
時が流れる 心も移る
実らぬ恋など ありふれ逸話(ばなし) 
夜の盛り場 ネオンの陰の
女と男の レジェンド一つ

  
 「化石の純情」

まだ待つ気かい あの男(ひと)を
行きずり一夜の 軽い言葉を 真に受けてさ
待って 待って 待ちわびる
そんな一途な 純情が
まだ有る酒場 
古街夜景

もう来ないね あの男(ひと)は
何度も見てきた 幾度も聞いた お話さ!
惚れて 惚れて 惚れぬいて
夜更けに一人 泣くだけの
まだいる女が 
路地の何処かに

諦めたのかい あの男(ひと)を
それでいいんだよ あんたは女給(おんな) 行きずりさ
きっと きっと 似たような
出会い 別れの 繰り返し
惚れて 振られる 
化石の夜景


東京ローカル
盛り場伝説 盛り場化石

紅灯緑酒の新橋夜景

2006年09月24日 | Weblog
紅灯緑酒の新橋夜景

打ち水に濡れた 石畳の上
調子合わせか 新内流しの 弦の音(ね)が
静かに過ぎ行く 夜のとば口 
客寄せ提灯 燃える灯点火(とも)る

盛り塩白く 藍暖簾の下
客待ち顔の 板前二人 顔見せて
騒めきはじめて 夜は口開け 
煌めく灯りに 華やぎ映える

喧騒賑わい 路地の奥にも
銚子重ねた 酔客たちの 誘杯に
愛想合わせて 酌をする 
和服の女も 少し酔ってる

止まり木濡らし 肩越しの
交わす杯(さかずき) 絡み合わない 繰り論議(ごと)は
独り善がりに 寛ぐ時間 
終電過ぎても 静寂戻らず

紅灯緑酒の新橋夜景