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うた。の消したい備忘録。

思い出供養の為に始めました。
思い出話や何か思ったことを書きます。

詩的トラウマエッセイ1 夜勤中に聞こえてくる声

2022-03-01 12:55:58 | 日記

夜勤中にうごめく声

私は仕事で夜勤をすることがある。

夕方16時から翌朝10時までの時間働くのです。

これがほんとうに大変。

 

そもそも長時間の労働ってだけで辛い。

でも、特に辛いのは「トラウマとの自問自答」。

それは、仕事中に行う業務やちょっとした空き時間にやってくる。

 

夜勤の移動中、突然トラウマを思い出す。

これが自問自答の開始の合図。

「あのときあの人に優しくすれば結果は変わったかもよ」とトラウマ。

すかさず私は「もういい。忘れろ。」とトラウマに対して自答。

しかしトラウマは怯まず「あなたの言動が原因なんだよ?あのときだってそうでしょ」もうひとつのトラウマを用意する。

私も怯まず「忘れろ。」と同じ自答。

何度かトラウマとの「自問自答」を繰り返す。

トラウマも攻め方を変えて「私は本当に駄目なやつだ」と一人称で攻めてくる。

そうすると、トラウマとの自問自答なのか自省なのかわからない。

これが大変。

 

(あのときああしていれば)

「もういい忘れて」

(私のせい)

「私にそんな影響力はない」

(なんでやさしくしてあげられないの)

「私にだって事情がある」

(わたしはだめなやつだ)

「そりゃそうだけど」

(見栄ばかり張るのをやめようかな)

「そうだね」

 

こうして夜が更けて、朝になる。

トラウマとの自問自答を夜に始め、朝になる頃にはそれを終える。

何が変わったのか。それはわからないが過去に犯した罪だけは知っている。



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