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ウロボロス

2014年06月17日 | word
 Ouroboros 自分の尾を噛んで円形をなす蛇または竜。ギリシア語に由来する。世界創造が全にして一であることを示す象徴図として天地創成神話やグノーシス派で用いられた。終末が発端に帰る円運動、たとえば永劫回帰や、陰と陽のような反対物の一致など、意味する範囲は広い。錬金術では、宇宙の万物が不純な全一(原物質)から出て変容を重ねた後、純粋な全一(賢者の石)に回帰する、創造・展開・完成と救済の輪を示すのに使用された。1478年頃のテオドロス・ペレカノスによるシュネシオスの写本では、ウロボロスは背は赤、腹は緑で描かれ、緑は発端を、赤は錬金作業の完成を表すのに用いられた。