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デジタルテレビ・デジタルカメラ用語

2014年06月17日 | word
AAC: Advanced Audio Coding. デジタル放送で採用している音声圧縮方式で5.1チャンネル音声をサポートしている。ビットレートの設定は5.1チャンネル音声の場合、384kbps収録が最も多くなる。DVDに採用されているドルビーデジタルやDTSに比べて、音声圧縮技術としてはAACのほうが高効率の次世代音響技術となる。

AVCREC: ハイビジョン(HD)番組の長時間記録のためにブルーレイディスク(BD)レコーダーのオプション規格として採用された。デジタル放送のMPEG-2と比べて約半分のビットレートでほぼ同等の画質レベルが得られるMPEG-4による技術で、25GバイトのBDにHD放送が8時間以上録画することができるようになった。

D端子: Y、Pb(Cp)、Pr(Cr)のアナログコンポーネント映像信号を扱う日本独自の規格端子で、プレーヤーやレコーダーとテレビモニターとのワンタッチ接続ができる。D1が480i、D2が480p、D3が1080i、D4が720p、D5が1080pまでの高解像度映像の伝送が可能になる。

DTCP: Digital Transmission Content Protection. 音声と映像信号をデジタル伝送するときに用いられる著作権保護技術のひとつ。認証と鍵交換、コンテンツの暗号化、コピー制御情報の伝送、システム更新といった内容でデジタルデータの不正コピーを制約している。同様の技術のHDCPとの違いは音声信号も映像信号といっしょに扱われるところにある。

DTS: Digital Theater Systems. ドルビーデジタルと同様に圧縮型音声方式だが圧縮の比率や方式が異なっている。収録できる情報量を表す転送レートはDVDの場合、ドルビーデジタルの448kbpsに対してDTSは768kbps~1536kbpsにもなる。DTS音声を楽しむにはDTSデコード付きのプレーヤーやプロセッサー、対応のAVアンプが必要になる。

DVI: Digital Visual Interface. もとはパソコンの液晶モニターのインターフェイスとして開発された規格で、信号はデジタルRGBの映像信号に限定される。480p、720p、1080pといった解像度に対応できる。音声信号の伝送はできない。

GOP: Group of Picture. MPEG圧縮された映像信号は、Iピクチャー、Pピクチャー、Bピクチャーという3要素からなるGOP構造をしている。GOPで中核的な機能を果たすのがフィールド内の符号化によって作り出されたIピクチャーになる。Iピクチャーはデータ量が多く、1フィールドに1枚収録されている。

HDCP: High bandwidth Digital Content Protection. インテルが開発したデジタル映像信号の暗号化システムで、DVDプレイヤーなどの出力側でデジタル情報を暗号化して、モニターなどの入力側でデジタル情報を複合化する。特徴として、送信側から受信側へHDCPの対応をチェックする信号を送り、返信された場合にデジタル伝送を可能にさせる方式になっている。

MPEG-4: Moving Picture Experts Group. 映像データの圧縮方式のひとつでMPEG-1、MPEG-2があって、現在の主要な映像データの圧縮技術がMPEG-4となっている。MPEG-4は、前後の5枚程度の情報を見て圧縮をかけるため、前1枚の検出しかできなかったMPEG-2と比べて2倍以上の圧縮効率がある。HD放送の長時間記録やデジタルビデオカメラのHD撮影を可能にした。

SN比: Sはシグナル(信号)でNはノイズ(雑音)。信号レベルと雑音レベルの比をdB(デシベル)表わす。SN比が高いとノイズが少ないことを示す。解像度とSN比は相反する関係にあり、解像度を落せば見せかけ上のSN比は改善する。

Adobe RGB: RGBとはデジタル画像を構成する3原色で、Rはレッド、Gはグリーン、Bはブルーを意味する。「Adobe RGB」はアドビシステムズという会社が提唱した、幅広い色が再現できる色空間の規格。デジタル一眼レフの多くは、色空間の国際標準規格である「sRGB」のほかに、この色空間に設定することもできる。

色温度: 基準となる物体を燃焼させたときに発する色を、その時の温度で表した単位。色温度が高いほど青っぽくなり、色温度が低いほど赤っぽくなる。「K(ケルビン)」という単位で表され、機種によってはホワイトバランスの設定などでこの単位が用いられる。

AE-L: 被写体の明るさを判断して、カメラが自動的に露出を決める機能。絞りとシャッター速度のどちらでも自動設定される「プログラムAE」、撮影者が絞り値を設定してシャッター速度だけが自動設定される「絞り優先AE」などがある。Lはロックを意味しており、露出を固定する機能を指す。ピントを合わせて露出が確定したあと、その露出のままで連続撮影したいときなどに用いる。

sRGB: 色空間を表す国際標準規格。パソコンのディスプレーなど、多くのデジタル機器がこの規格に対応している。ただし、再現できる色の領域はAdobe RGBより狭い。

MWB: マニュアルホワイトバランスの略。ホワイトバランスを主導で補正する機能。純白の紙などを使ってカメラに正しい白を認識させることによって正しい発色へと導く。機種によっては、機能の名称が異なるものもある。

画角: 実際に写すことができる範囲を示す角度。この角度が広いほど、広い範囲を撮影でき、この角度が狭いほど遠くのものを大きく撮影できる。

広角: 広い範囲を撮影できることを指し、広い画角で撮影できるレンズを「広角レンズ」という。18㍉から55㍉のズームレンズの場合、数値の小さい18㍉のほうを「広角側」という。

視度: 眼鏡などで視力を調節する単位。デジタル一眼レフの多くはファインダーに視度の調節機能がある。ピントが合っているのに鮮明に見えない場合は、ファインダー近くにある視度調節ダイヤルを動かして調節するとよい。

ダイナミックレンジ: デジタル信号が表現できる階調の幅。ダイナミックレンジが狭いカメラでは、画像の明るい部分が白く飛んだり、暗い部分が黒くつぶれたりすることが多い。大型で高性能な画像センサーを持つデジタル一眼レフでは、一般にダイナミックレンジが広い。

レリーズ: カメラに直接触れずにシャッターを切るための装置。低速シャッターで手ブレを防ぎたいときなどに、三脚と合わせて用いることが多い。特に小さい被写体の接写や夜景撮影では便利。

RAW: 撮影したままで処理がされていない生のデータ。パソコンで現像処理をして、JPEGなどの画像に変換することで使用可能となる。ほとんどのデジタル一眼レフがRAW形式での撮影に対応している。