にゃんこ寮日誌 2ndシーズン

にゃんこのいる暮らし、してみませんか?

四十九日

2015年04月21日 | 日記

今日は「モフリン」の四十九日忌でした。

 

1月末の夜、外でニャーニャーと鳴く声が。

一向に鳴きやまないので声のする方にいくと、狭い隙間に1匹の猫がいました。

いつもうちに遊びに来てくれる、通称「モフリン」

その場で嘔吐、排尿をし、ただならぬ様子だったため、急いで動物病院に行きました。

 

口の中がただれ、皮がベロッとむけている。

…農薬などの毒物をなめたようだ、とのことでした。

すぐに入院することになり、いつ亡くなってもおかしくない状況だから、

覚悟はしておいてくれと言われました。

 

その日からモフリンは、うちの子になりました。

一週間の入院の後、わが家へ。

自分ではごはんを食べないので、シリンジで流動食をあげる毎日。

また、元気に走り回ってほしい。ただ、それだけを願って。

 

最初は立ち上がるのもやっとだったけれど、

私が部屋に行くと起き上がり、すりすりしてくれるように。

なでると少し嬉しそう。

ああ、これならきっと元気になる。

…そう思いました。

 

でも、ごはんを自分で食べることは、ついに一度もありませんでした。

保護した時点ですでに、消化器官はだめになっていたのでしょう。

3月に入って急激に悪くなり、2日間苦しんで、

4日の早朝、モフリンは息を引き取りました。

まだ、2歳と数か月でした。

 

 

もっと早く、この子を保護していれば…

もっと早く、室内ネコにしていれば…

あんなに若くて元気だったのに…

あんなに苦しむこともなかったのに…

 

 

 

 

 

里親様に室内飼育をお願いしているのは、こういったことが理由です。

外に出れば、ネコちゃんにとって楽しいことがたくさんあるでしょう。

しかし、交通事故に遭うことも、今回のように、どこかで毒物を口にすることもあります。

ネコが嫌いな人から、何かをされる恐れもあるのです。

 

ネコは「命」です。

あなたと変わらぬ重さの「命」です。

犬も、鳥も、蛇も、虫も、植物も…みんな「命」です。

どうか、いきものを新たに家族に迎える方は、

その命を、生活を、安全を、気持ちを…

自分のことのように、わが子のことのように、考えてあげてください。

 

世界中で、どんないきもののことも、

その「命」を大事に感じられる人が、増えますように…


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