たらったら♪生活

10年前の子宮頸がん2b放射線単独療法経験日記

「何もしない」

2006-05-08 | 子宮頸がん経過観察日記
病気のことを考えても特にがんは人がどうこう
出来るものではないと思う。知らないうちにがん化し
治療で消失・完治したり、がんのスピードは止まらず
加速して大きく広がり、やっつけることが出来ない
ことも多い。いろいろ心配しても自分ではどうする
ことも出来ないという事実がある。

私は食べたいものを食べている。昔は玄米に有機野菜
を食べていたこともあるが今は普通にスーパーで
手に入るものを食べている。玄米は美味しいし
有機野菜も美味しい。有機が手に入ればそれを選ぶし
なければ普通の国産でいい。特別なことは何もしない。
私の思春期はインスタントやジャンクフードが溢れてて
その中心にいたからたまに食べたくなる。いい物、美味しい
物と時として不味い物、悪い物を食べている。
がん患者の手本にはならない。喉が弱いのでタバコは
吸えない。お酒はアルコール分解酵素を持たないので
飲めない。分解酵素を持っていたら毎晩、晩酌して
大酒飲みになって肝臓壊しているかもしれない。

動物が好きなのであまり肉は食べない方だが
時には有り難く頂く。野菜が好きなので欠かさない。
中年以降、肉は減らした方がいいと言われるが
本当は高齢者こそ肉は食べた方がいいそうだ。
うつや脳卒中に肉はいいらしい。鶏肉の成分は
幸福感が増すものが含まれているという。

私のがん友やその彼女のがん友達もがんデビュー後は玄米、
有機野菜、一般に食べてはいけないと言われているものは
食べていない。

私はがんはストレスが1番の原因だと思っている。
あとはやはり体の老化だと思う。
大自然に囲まれ、悪いとされる物を一切摂らず
暮らしている人でもがんになる。むちゃくちゃに
暮らしててもピンピンしてる人もいる。

健康食品やサプリメントは信用していない。
大体、それなりの効果があるなら世界の製薬会社がこぞって
アガリクスで抗がん剤を作るはずだ。医師も処方するだろうと
思う。先日も厚労省が効果のデータがないから根拠がないと
発表した。

栄養素は食品から摂取するべきだ。簡単に吸収しやすい
サプリを摂っていると体は食べ物から栄養を摂取するのを
面倒に思い食べ物からの吸収力が弱ってくると聞いたことが
ある。

私は「余計なことはしない」ことにしている。
生きた時間の長さが大事だとは思っていない。
病死は負けたということではない。病気と闘う、病気に負けない、
病気に勝つという表現は好きではない。
なるようになる。逆らわない。自然に任す。
今、生きてる生き物の数より今までに亡くなっている生き物の数
の方が当然多い。死は負けではない。自然なことだ。今までたくさん
の人達が亡くなっているのだ。誰もが通る道だから怖いとは思えない。
がんは負けではない。がん死した人達は負け死にしたのではない。


コメントを投稿