たらったら♪生活

10年前の子宮頸がん2b放射線単独療法経験日記

強い患者に

2015-01-09 | 近況NEW

新しい年の始まりはどんな感じ
でしょうか。
って、お正月からここに
何、書こうかと考えてたら
明日から2月(^_^;)

12月頭からドカ雪続きで
不慣れで体力無しの私も
雪片づけに追われる日々。
冬のいい運動なんですが
いきなりの重労働で
雪片づけで亡くなる人が
いるので怖いです。(@_@;)


さて、レンタルDVDで
「ダラス・バイヤーズクラブ」という
作品を見たのですが、これ実話で
テキサスの電気工のロンは
酒、女、賭けロデオに明け暮れて
いる最低な男。そんな彼がHIV感染で
余命30日と宣告される。
ことの深刻さをやっと理解し
病気について、そして治療について
必死に調べ出す。
病院が処方してる薬は効かないこと
そして病院は何もしてくれないことに
苛立つ。

彼は独自に効果が期待出来る未承認薬を
世界中から仕入れ
同じHIV患者に配り出す。
「このままで死んでたまるか」みたいな
気持ちが彼を突き動かす。
政府と病院は彼の違法行為を
やめさせようと動くが・・・。

不真面目に怠惰に生きてきた男。
その暮らしぶりはホントに最低。
当然、周囲からHIV感染者として
避けられる。

同病者達に薬を配布するが
それも自分が薬を入手する手段なだけで
善意なんて微塵もない。
死を前に殊勝な気持ちに目覚めたわけでもない。
ただ、安全で効果のある薬が欲しいだけ。
なぜその望みが通らないのか、納得出来ないだけ。
そんな彼は正直でホントに必死だったんだと思う。
死を前に、変に人に優しくなったり
良いことをしようなんてそんな余裕も
本当は出来ないはず。

当時、有効とされていたAZTという薬は
強い毒性が患者を死亡させていた。
余命宣告を受けた患者が
安全で効果のある薬を望んでも
政府も製薬会社も医師も
応えてくれない。

政府、製薬会社、医師の
利権関係のせいで
毒性が強くて効果がない薬でも
売られ続ける。日本だけかと思ったら
こんな昔からアメリカでも
起きてたんですね。

製薬会社の広告で
「あなたのために」
「あなたの愛する人のために」
とか「大事な命のために」とかの
キャッチコピーを見ると
ホント、嫌ーな気持ちになる。

主人公を演じたマコノヒー。
壮絶な減量で彼とはわからなかった。

だいぶ、ネタバレしてしまったけど
彼の強さ、自分が望むものを
手に入れようとするバイタリティは
気持ち良かった。

患者は本気出したら強いのだ!!
納得いかなかったら
とことん戦うべしと思います。
きっとモンスターペイシェントって
ことで片づけようとするだろうけど
負けたくない^^








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