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■ オンライン試写会 - 出口のない海

2006-09-13 | ■ 映画 / ドラマ/音楽

YAMATOを見ていないsakiです(´・ω・`)


出口のない海

大切な人たちを戦争から守るため、
戦うことを決意した若者たちがいた……。
日本の敗戦が日増しに濃厚になっていく中、
海軍は最後の秘密兵器“回天”の開発に成功する。
多くの若者たちは、脱出装置のない
定員1名の回天に乗って敵艦に激突するという
壮絶な任務に就くことを自ら望むのだった。
若者たちを乗せた潜水艦は海へと深く潜り、
そしてついに出撃の時が訪れる……。



yahooのオンライン試写会にて視聴しました。

どういった内容の映画なのか
全く知らずに、『半落ち』
横山秀夫氏の作品が原作とゆーだけで
抽選に申し込んだのであります。
(半落ちは小説は読んだけど映画は見てない)
抽選結果を確認したら運良く当選したので
この時になってようやく内容をチェッグ^;

回天 --- ?

うわぁ。。。人間魚雷の話だ。。。


ご存知ですか?人間魚雷。
人間が爆薬を積んだ魚雷の中に入り
それを操縦して敵艦に特攻する。
乗った人間はもちろん
生きて戻ることは出来ない、
という戦時中の究極の兵器のことなのです。

自分は子供の頃から
この魚雷の存在を知っておりました。
なぜなら、ガッコの校長先生が
元乗組員だったと朝礼で語っていたからです。
校長先生はその時の経験を踏まえ
朝礼の最後には必ず

『今がんばらずにいつがんばるんだ』

という名言を繰り返し繰り返し
生徒たちに向かって力説していたのです。
しかし失礼なことに
聞いている生徒たちにとっては

『また出たよ~』

と苦笑されるばかりでしたが。
自分もその1人だったり。

校長先生のその言葉の重みを
一部でも理解出来るようになったのは
自分が少し大人に近づいた頃でした。





映画本編の話に戻ります。
主人公・並木(市川海老蔵)が
とにかくメイン真っ只中な作りになってます。

敵艦を見つけ次第回天で特攻する ---

現在進行形の状況に
並木の回顧録を混ぜ合わせた
作りになっています。

同じく回天で特攻するのは
並木を含めて4人。
国のために、
大切な人を守るために、
一人ひとりが胸のうちに
様々な思いを込めながら
死への恐怖を押し殺して
回天に乗り込むのです。

また、回天の故障で
発射出来なかった人がいます。
彼の気持ちは死ななくて済んだ、
という当たり前に気持ちではなく
『何故行けなかったのか』
そう狂ったように泣き叫ぶのです。

主人公の並木は選択します。
周りに流されながらも、
志願兵となることを。
苦悩しながらも
“最後の秘密兵器”に乗ることを。
しかし最後の選択は ---

この映画はいち学生であった並木が
何を思い、悩み、決断するのか・・・
そうした姿を描ききっています。
並木を囲む人たちの姿も
ただただ悲壮です。

これから上映される作品なので
あまりストーリーには触れられませんが
見ると胸が苦しくなること請け合いです。

しかし回天に乗るというのは
とてつもなく大変なことだったのだ
と初めて知り、驚きました。
厳しい訓練はまるで
“その時”に逃げ出さないために
強い精神力をつけるものにも思えるし
操縦自体も困難ですが
死にに行くと判っていながらも
そのために毎日講義を受け
訓練し続ける彼らの姿もまた。・・・

出口のない海はフィクションですが
戦争当時では彼ら以上に
過酷な境遇に陥った人たちが
実際どれほどいることか。
地球では必ずどこかで戦争が起きています。
武力ではなく対話で解決して欲しいです。





さて・・・
海老蔵氏がほぼ出ずっぱりなので
彼のファンにはたまらないはず。

脇を固めるキャストさんたちは
芸能界に疎い自分には
誰が誰やらよく判らなかったのですが
見終わったあとに出演者一覧を確認して
.o〇( ああ、この人だったのか!!
.o〇( なるほど、見覚えあるはずだ
.o〇( ・・・でもすっかり老けたなぁ
などと感慨に耽ったりしました (*ノωノ)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。 (hitomi)
2006-09-13 21:06:34
私もチェックしていた作品です。

最近映画館から遠ざかっているので、DVDのレンタルされるのが楽しみで~す。



返信する
>hitomiママ (saki)
2006-09-13 22:06:01
時勢柄、戦争に行く道を選ばざるを得なかったという

1人の青年の半生の映画でございます。

気軽に楽しめる内容ではありませんが

命の重さについてちょっと考えさせられるものだった

と思いますです。







海中のセットがしょぼかったのは

ここだけのヒミツとゆーことで。
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