こんにちは荒木香織です。
昨日、あつぎラグビーフェスタが厚木市荻野陸上競技場で行われました。
その中で、「スポーツ心理学セミナー:チャンピオンを育てる」を担当させていただきました。
対象は保護者の方々で、スポー心理学の基礎と子供のサポートについてお話をしました。テーマは"Optimal Push."
2時間にわたるセミナーでしたが、最後にはたくさんの質問を通じ充実したディスカッションとなりました。
これからも、子供たちが楽しくスポーツに参加し続けることができるそうに、また楽しい経験が将来おとなとしての充実した人生につながるような、ヒントをたくさ提供していきたいと思っています
午後からは、栗田工業VS.帝京大学の試合の観戦。今年大学選手権4連覇を狙う帝京大学の岩出監督と一緒にいろいろな話をしながらの観戦でした。
スポーツ心理学の発展を考えたときに、現場を観察することや選手・監督・スタッフとお話をすることは大変意味があると考えています。研究室で、研究をしていても、実際にその知識現場に伝えていかなければ意味がありません。また、現場での声を研究に生かすことによってより良い研究ができると考えています。
そんな中、岩出監督は「おまえらより俺らの方がよっぽどメンタルについてわかってるわ。」との一言。
なるほど。これはいかに日本のスポーツ心理学者が現場の関係者と意見交換ができていないかを示す表現だと感じました。
確かに、スポーツ心理学という学問をベースにメンタルトレーニングのプログラムは構成されるべきですが、決してそうでないプログラムが提供されていることは事実であると思います。
結果、パフォーマンスに影響を与えるトレーニングにはなり得なかったり。メンタルトレーニングは必要でないとなってしまったり。
または、メンタルトレーニングという言葉から連想されることは、かなり宗教的な行動であったり
まだまた、課題は山積みですが、たくさんの関係者にご意見を頂きながらこれからも、スポーツ心理学への貢献と、現場への貢献を精一杯続けていきます
あつぎラグビーフェスタでお世話になりました小畑さんをはじめ、関係者のみなさまありがとうございました。
荒木香織