勿論、知人・友人の病院同行とは違い宮城生協の「こ~ぷくらしの助け合いの会」での活動です。
有償ボランティアになります。時給換算したら最低賃金に引っ掛かりますね
金額はどうでも構わない僕の信条・生き方に意義があるのです
始めて依頼された活動は僕より若い右半身不随の方でして事前にお会いしまして何をしてほしいのか具体的に話し合いました
さて昨日は通院日で診察が12:00で彼の家に迎えに行きました
もう介護タクシーは準備してありましたので彼を家から連れ出す事から
始まります。
僕も脊髄の硬膜内髄外腫瘍(胸骨10番目)で下半身には自信が全くありません
上半身も腋窩神経の神経鞘腫で手術後は麻痺・痺れが残り力はありません
何しろ医師から神経鞘腫のデパートだねと言わせた程ですから(今も左脇の中に神経鞘腫が一つあり年に一度検査しております)
思い起こせばリハビリ病院退院後に杖で毎日2~3キロ歩く練習からでした
生活全般で5~6キロ歩けるようにはなりましたが
相手は僕より身長がありまして170㎝は超えて体重も約85キロでしてね
勿論支えきれません
相手は何処までリハビリをしたのかも分からずに今の現状で支えるのですから自信はありませんでした
しかし僕でも出来ると決断したのです。
以前中年の女性が付き添っていたらしいので大丈夫だろうと判断しました
介護タクシーに乗ぜるまでが大変でしたが介護タクシーの運転手が殆ど手伝い無事乗車しました
病院に着いてから車椅子を取に行きタクシーから降車させていよいよ僕一人で行動です
距離の長い時は車椅子での移動ですが使えない個所では僕が彼の右側をサポートしますが重い重い・・・
狭い個所では完全に僕の力だけで支えます。
車椅子に乗せる時の彼のズボンの後ろを思い切り持ち上げ座らせます
けど何か思う様に行かないと文句を言い始めます。
杖を持ったか?そこを右へ曲がれ違うもっと前だとここだと邪魔になるから云々・・
トイレに入ると用が済むと「お~い」と呼ばれ右側ズボンが上げられず
手伝います
彼の行動・発言は想定内ですので慌てる事もなく順調に進みます
診察室から検査室と病院内を廻り今度は外にある薬局です
病院からは傾斜があるので僕一人で薬を貰いにいきます
約3時間半彼を自宅に届けるまで気を抜けません
帰りのタクシーは介護タクシーでないので、僕の仕事はかなり力を使います
家に着くとタクシーをアパートの入り口で降り掴まる所があれば一人で掴まり移動しますが無い所では僕がまるっきり彼の右足補助になります
僕の左腕に彼の体重がずっしりとかかります
部屋の鍵を開けて掴まり乍ら部屋へ入り無事到着後にあれをあそこへ置いてくれこれをあそこへ等々・・
ようやく彼を日常のソファーへ座らせて一件落着で僕もほっとしました
そして初めて見る彼の笑顔・・・
良かったと初めて思いました。
急いで書きましたので中略もありますが
今朝起きたら左方の筋肉が痛いのです・・・・
普通2~3日後に筋肉が痛くなるのにすぐに痛くなったのですね
今度の受信日は来年1月です
彼に言いました。「僕で不満ならコーディネータに他の人に変えてと言って下さいね」
彼は笑いながら「なんで?」
僕は思いました。相手の気持ちを汲みながら相手の一部にならないと
出来ないと・・・彼と気持ちを一つにしないと出来ませんね
それでは今日も無事安泰な一日をお過ごしください。