シッティングのワンニャンからちょっと離れて今日は防災の日にちなみ、
我が家の防災グッズと、防災に関連するお話を。
(以下、長いです)
私が所属している動物系団体では、ペットと防災に関する
認識を深めていただくための普及活動に大変力を注いでいます。
私も携わらせていただく中でたくさん勉強させていただきました。
阪神大震災、三宅島噴火、新潟山古志村での動物シェルターのこと、
昨年の東北大震災・・・・
防災に関するセミナーにもたくさん出させていただきました。
私のHPでも、飼い主の皆さんに日頃からの準備を呼びかけています。
本日はそんな我が家の防災グッズをご紹介いたします。
まずは避難用カート
ウチには車が一台しかないのと、私がペーパードライバーなのと(^^;、
一人で居るときに避難することになった場合を想定して普段から出してあります。
小梅(柴犬)はリードをつけて歩かせ、猫達(3匹)を入れる想定です。
このカートは20キロまでダイジョウブな大型カートです。
フード類
日常食べているものを、頻繁に入替えています。
『日頃あまり食べさせないけど大好物』というオヤツ類も。
あと、日常食べつけていないものでも、
そのまま食器として使えるようなものを用意しておくと
飲み水用に使えます。
排泄用グッズ。
(シーツ、新聞、ビニール袋、タオルなど)
主に犬用です。
猫は段ボールなどにビニール袋を敷き、そのあたりの土などを入れて対処する想定。
(軽量化のため猫砂は常備していません。こつぶはプランターの土で排泄経験あり(^^;
アルミのスプレー容器にはバイオウィルクリア)
リード、ハーネス
愛犬・愛猫手帳と写真
右欄には、特徴をしっかり書き込んでおくと良いと思います。
こつぶの足裏の写真も挟んであります。
しっぽの長さや形もわかるように。
それぞれの写真の裏にも名前や特徴(足の裏の色なども)が書いてあります。
ワクチン証明書
ファイルなどに保管している人が多いと思いますが、日常使うことはあまりないので
避難用グッズに入れておくのが一番です。
(犬は首輪に鑑札と狂犬病注射済票を必ず携帯)
その他
抜け毛が迷惑にならないよう犬用Tシャツ(ダブルコートの犬は特に)やブラシ、
懐中電灯、包帯、バンテージ(ガラス飛散の道を歩くときなど犬の足に巻きつける)
常備薬(我が家の場合は小梅のアレルギー)、ニンゲンも使える保温・保冷グッズ、
携帯トイレ などなど・・・・
これらをひとまとめにして・・・
リュックに押し込み
カートの側に常備します。
キャリーケースや小梅用ソフトクレートもありますが、
一人で避難する場合の持ち出しはあきらめています。
実はまだ3ニャン全員をカートに入れて押す練習はしていないのですが、
避難グッズを背負い、小梅のリードを持ち、空のカートを押す作業までは
家の中で実行済みです。
(グッズはかなり重いですが、リュックにすることで随分マシです)
本当はこれで、避難場所までの道のりを歩いてみるのが理想です。
もしお住まいの自治体や地区の避難訓練に参加するという方は
一度このような装備で歩いてみられることをオススメします。
それから、万が一の場合には、必ず同伴避難をしてください。
『後から迎えにくるから』というのは、二次災害の危険が出た場合には
叶わなくなってしまうということをどうか心しておいてください。
家族ですから。
どんな状況でも、いつまでも一緒に居られるように・・・・・
ここからは余談です・・・
東北の震災後、私のところにはいろんなメールや連絡が来ました。
寄付先や支援物資について、
そして、一番多かったのが、一時預かりや里親に関するものでした。
地震後、私も支援について書かせていただき(こちら)、
継続して情報発信するつもりでした。
皆さんからのご連絡は大変熱く、胸を打つものばかりでしたが、
あまりにも『被災地のペット』に集中しすぎていました。
保護団体にずっと以前からいて人馴れした犬猫たちもいます。
きっとそのコたちも、いろんなツライ思いをしてきたコ達です。
まずはこういうコ達を引き取ってもらえたら
保護団体の方は被災地の犬猫たちを一匹でも多く引き取ってくることが出来る
・・・・と、
被災地以外の犬猫にも目を向けていただくこともお話ししましたが、
やはり
『被災地のコを救いたい』
という方が多かったというのが現実です。
確かにあの時はみなそういう気持ちになっていたと思います。
が、
飼い主さんの安否、避難所から何度引っ越すことになるのか、
いずれ一緒に住めるときがきたら引取りはどうするのか?
・・・などが不明確なペット達を預かるのには
かなりの手間と時間と覚悟が必要です。
(阪神大震災の時も、一時預かりのつもりが飼い主側が飼育放棄、
改めて行き場を探すことになったという例を聞いたことがあります。
飼い主さんにとっても泣く泣くのことだったのかも知れません・・・)
混乱時の保護活動は慣れた団体の方にお任せし、
施設にいる子のお世話を引き受け
保護施設に出来るだけたくさんのコを迎えてあげられるお手伝いをする・・・
これも、一つの支援だと思います。
私自身も、寄付先についてやいろんな団体の救援活動、その様子のブログ記事など
考えることが多くありました。
そして、あまりにも不確かな情報が多すぎて、皆さんからのご質問にも
明確にお答えできていなかったかも知れません。
今後もご質問があれば私なりの考えを
誠意を持ってお答えさせていただきますが、
どうぞ皆様も、ご自分の目で確かな団体を見極め、
何をすべきか、何が自分に出来るのかを考えて
支援にあたっていただけたらと思います。
偉そうに書きましたが、
皆さんのペットを想う熱い気持ちに何度も涙し、感動しました。
これからも皆様とは
困難なときに思いを一つにし、連携していける仲間でありたいと願っています。
長々とお読みいただきありがとうございました。
ボクも普段からソファの下に隠れる練習してるねん
ボクってエライな~って思ったらポチしてニャ。 by こつぶ
にほんブログ村
猫と暮らす方は全員参加~!!!span>
なんりひでこの
『猫族になる方法』 inテラモト
商品企画付きワークショップ 9月
詳しくはこちらから!
我が家の防災グッズと、防災に関連するお話を。
(以下、長いです)
私が所属している動物系団体では、ペットと防災に関する
認識を深めていただくための普及活動に大変力を注いでいます。
私も携わらせていただく中でたくさん勉強させていただきました。
阪神大震災、三宅島噴火、新潟山古志村での動物シェルターのこと、
昨年の東北大震災・・・・
防災に関するセミナーにもたくさん出させていただきました。
私のHPでも、飼い主の皆さんに日頃からの準備を呼びかけています。
本日はそんな我が家の防災グッズをご紹介いたします。
まずは避難用カート
ウチには車が一台しかないのと、私がペーパードライバーなのと(^^;、
一人で居るときに避難することになった場合を想定して普段から出してあります。
小梅(柴犬)はリードをつけて歩かせ、猫達(3匹)を入れる想定です。
このカートは20キロまでダイジョウブな大型カートです。
フード類
日常食べているものを、頻繁に入替えています。
『日頃あまり食べさせないけど大好物』というオヤツ類も。
あと、日常食べつけていないものでも、
そのまま食器として使えるようなものを用意しておくと
飲み水用に使えます。
排泄用グッズ。
(シーツ、新聞、ビニール袋、タオルなど)
主に犬用です。
猫は段ボールなどにビニール袋を敷き、そのあたりの土などを入れて対処する想定。
(軽量化のため猫砂は常備していません。こつぶはプランターの土で排泄経験あり(^^;
アルミのスプレー容器にはバイオウィルクリア)
リード、ハーネス
愛犬・愛猫手帳と写真
右欄には、特徴をしっかり書き込んでおくと良いと思います。
こつぶの足裏の写真も挟んであります。
しっぽの長さや形もわかるように。
それぞれの写真の裏にも名前や特徴(足の裏の色なども)が書いてあります。
ワクチン証明書
ファイルなどに保管している人が多いと思いますが、日常使うことはあまりないので
避難用グッズに入れておくのが一番です。
(犬は首輪に鑑札と狂犬病注射済票を必ず携帯)
その他
抜け毛が迷惑にならないよう犬用Tシャツ(ダブルコートの犬は特に)やブラシ、
懐中電灯、包帯、バンテージ(ガラス飛散の道を歩くときなど犬の足に巻きつける)
常備薬(我が家の場合は小梅のアレルギー)、ニンゲンも使える保温・保冷グッズ、
携帯トイレ などなど・・・・
これらをひとまとめにして・・・
リュックに押し込み
カートの側に常備します。
キャリーケースや小梅用ソフトクレートもありますが、
一人で避難する場合の持ち出しはあきらめています。
実はまだ3ニャン全員をカートに入れて押す練習はしていないのですが、
避難グッズを背負い、小梅のリードを持ち、空のカートを押す作業までは
家の中で実行済みです。
(グッズはかなり重いですが、リュックにすることで随分マシです)
本当はこれで、避難場所までの道のりを歩いてみるのが理想です。
もしお住まいの自治体や地区の避難訓練に参加するという方は
一度このような装備で歩いてみられることをオススメします。
それから、万が一の場合には、必ず同伴避難をしてください。
『後から迎えにくるから』というのは、二次災害の危険が出た場合には
叶わなくなってしまうということをどうか心しておいてください。
家族ですから。
どんな状況でも、いつまでも一緒に居られるように・・・・・
ここからは余談です・・・
東北の震災後、私のところにはいろんなメールや連絡が来ました。
寄付先や支援物資について、
そして、一番多かったのが、一時預かりや里親に関するものでした。
地震後、私も支援について書かせていただき(こちら)、
継続して情報発信するつもりでした。
皆さんからのご連絡は大変熱く、胸を打つものばかりでしたが、
あまりにも『被災地のペット』に集中しすぎていました。
保護団体にずっと以前からいて人馴れした犬猫たちもいます。
きっとそのコたちも、いろんなツライ思いをしてきたコ達です。
まずはこういうコ達を引き取ってもらえたら
保護団体の方は被災地の犬猫たちを一匹でも多く引き取ってくることが出来る
・・・・と、
被災地以外の犬猫にも目を向けていただくこともお話ししましたが、
やはり
『被災地のコを救いたい』
という方が多かったというのが現実です。
確かにあの時はみなそういう気持ちになっていたと思います。
が、
飼い主さんの安否、避難所から何度引っ越すことになるのか、
いずれ一緒に住めるときがきたら引取りはどうするのか?
・・・などが不明確なペット達を預かるのには
かなりの手間と時間と覚悟が必要です。
(阪神大震災の時も、一時預かりのつもりが飼い主側が飼育放棄、
改めて行き場を探すことになったという例を聞いたことがあります。
飼い主さんにとっても泣く泣くのことだったのかも知れません・・・)
混乱時の保護活動は慣れた団体の方にお任せし、
施設にいる子のお世話を引き受け
保護施設に出来るだけたくさんのコを迎えてあげられるお手伝いをする・・・
これも、一つの支援だと思います。
私自身も、寄付先についてやいろんな団体の救援活動、その様子のブログ記事など
考えることが多くありました。
そして、あまりにも不確かな情報が多すぎて、皆さんからのご質問にも
明確にお答えできていなかったかも知れません。
今後もご質問があれば私なりの考えを
誠意を持ってお答えさせていただきますが、
どうぞ皆様も、ご自分の目で確かな団体を見極め、
何をすべきか、何が自分に出来るのかを考えて
支援にあたっていただけたらと思います。
偉そうに書きましたが、
皆さんのペットを想う熱い気持ちに何度も涙し、感動しました。
これからも皆様とは
困難なときに思いを一つにし、連携していける仲間でありたいと願っています。
長々とお読みいただきありがとうございました。
ボクも普段からソファの下に隠れる練習してるねん
ボクってエライな~って思ったらポチしてニャ。 by こつぶ
にほんブログ村
猫と暮らす方は全員参加~!!!span>
なんりひでこの
『猫族になる方法』 inテラモト
商品企画付きワークショップ 9月
詳しくはこちらから!