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し~ずん(ニコニコ日記 応援blog)

ドラマ「ニコニコ日記」応援blog、きままに日記を書きながら のんびり応援しています。

19回(3)「みて~ おとうさん~ 夕日がカキみたいやね~//これ まだ受け取れないよ」

2005-12-16 | 愛しのニコニコ日記


ぁぁ~ ニコと一緒に夕日見物したい。
こんな感じで、土手にしゃがんで夕日なんか見てると ニコニコ日記を知らなくても切なくなる季節です。
今年は、12月とはいえ例年にない寒さで西海岸(日本海側)は九州から北海道迄大雪。
この週末は今冬最強の寒気団がやってくるとのこと。
雪でお困りの方々には申し訳ないのですが、今年は東京でのホワイトクリスマスを期待してしまいます。

ニコと風船父さん ケイと晃太郎 二組の同時進行ドラマ。
ちょうど今頃、 2000年の12月中頃の出来事です。

*** T川の土手 ***

 土手の上で、しゃがんで風船とうさんと一緒に夕日をみているニコりん。

「みて~ おとうさん~ 夕日がカキみたいやね~」



「ほんとやね~ ...でもそろそろ帰らんと ケイちゃんとコウちゃんが心配するんやなかと」

「そうかな」

「そうたい」

「ウ~ン じゃまかもしれんよ それに私はもうちょっとお父さんと話がしたいけん」

「でも お使いの途中なんやろ」

「あーっ! そうやった忘れとった! 急ぐよお父さん!」



 風船父さんを両手で持ち土手の上を駆け出すニコ。

 その時強い風が吹いてきた。

「うわっ」

 強風にあおられニコの手を離れて飛ばされていく風船父さん。

「あっ お父さん!」



 高々と舞い上った後は、はるか遠くの川面に落ちてしまった。

「お父さーーん お父さーーん」

 風船父さんを追いかけて土手から駆け下りるニコりん。



「お父さーーん お父さーーん!」

 息を切らせて川岸を走りお父さんを呼ぶけれども風船父さんは何も応えてくれない。

「お父さーーん!」





 夕闇が漂う川面を流されていくお父さん。

 夕暮れに水音が寂しく響くなか、
 黙っていつまでも見つめ続けるニコりんでした。





*** 萌黄台 ***

 立ち尽くし、黙ったまま見つめあうケイと晃太郎。

 日暮れ時、部屋の中は夕日の色に染められて、二人の顔に笑みはなかった。









「これ まだ受け取れないよ」

 ケイちゃんは、抜き取った指輪をケースの中に納めると晃太郎の顔を見た。

「もう少しだけ 考えさせて」

 指輪の入ったケースを晃太郎に差し出す。



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 黙って受け取ると晃太郎は部屋を出た。

 玄関アーチをくぐりぬけると、握り締めていた白い小箱をポケットに入れ、振り向いてケイのいる部屋を見上げる晃太郎でした。







>「みて~ おとうさん~ 夕日がカキみたいやね~」
小沢真理さん天才です。
わたしには夕日が柿なんて想像できません、なのに、ニコのこのセリフを聴いた時から、それが当然で自然で昔から夕日は柿に見えてたような錯覚に陥りました。 杏ちゃんの また~りした言い回しが いかにもお父さんに親しく話しかけてるように自然で サクッと耳からハートに入り込みました。


>「あっ お父さん!」

風船父 川に落ちて悲しい

夢で沈む風船父  目覚めれば涙の跡

風船父 鼻がないのに鼻声

風船父 顔 中央が タテに裂け

風船父 破裂するより 飛ばされて良し

風船父 しぼんで逝くより 流されて良し

 あまりにニコが不憫なので感想やめて 俳句にしてみました。
 でも、悲しんでいるとは思えないアホ句が並んでしまいました。
 ニコニコ派(思わずカメハメ波を連想) 自由律俳句教室では 風船父は格好のネタ。
 ニコニコ派では、風船は12月の季語。
 ニコニコ派は今日で解散。


>「これ まだ受け取れないよ」
ケイちゃんの気持ちを思うともうダメ。
冷静ではいられないです。
ダメッ。
ダメス。
ホントダメッ。
ダメーーーッ!!!
カワイソス。
セツナイス。
晃太郎の バカーーーッ!!!
ニコは川辺でお父さんと生き別れ(風船だけど)、ケイちゃんは婚約指輪返品。(指輪は質屋へ)
なぜ、この二人がこんなひどい目に合わなければならないのでしょう。
ニコもケイちゃんも なんも悪くないのにぃーーー!!!

て感じで放送中は入れ込んでみてたように思います。
いまでも 深夜に見てると物語世界へ入っちゃいます。
風船父さんを駆使して現実と想像の世界をつないだニコよりあぶないかも。
想像の世界へ入ってたのは二コではなくこちらの方だったのか?

すばらしく悲しい19話は 良質なフィクションですねぇ。
悲しいけど 切ないけど メルヘンで ファンタジーで ニコりんかわいくて ケイちゃんかわいくて。 

あらすじを一見すると「ニコニコ日記」て、育児放棄された小学生の女の子と シナリオライターを目指す女性の共同生活の物語で、なんか社会派の物語なのかな?なんてカンチガイする可能性もありそうですが、実はまったく逆でした。 

放送中は、それと気付かなかったけど、現実世界のリアリズム、メッセージ、社会問題、 そういうものから一歩離れた所で、フィクションとして高い完成度でなりたっている作品。 だからこそ ニコりんやケイちゃんに強力に感情移入できたわけですね。

ただ、「ニコニコ日記」を見て起こる視聴者の心の中の変化は、それこそ現実なわけで、 良質なフィクションは現実を変えてしまうということが身を持って経験できました。 柿見て泣くなんて・・・・ 想像したこともなかったですからね。 世の中は一歩先になにがまってるかわからんです。

※追伸・・・
マジックバルーン指導はマジカルTOMさん
風船人形の声 木下浩之さん

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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re (poki)
2005-12-18 17:04:13
KAZさん hirorinさん こんばんわ



第5週は、いちばんファンタジーな週で、KAZさんご指摘の通り、大森美香さんの「きれいな絵本のよう・・・」という言葉がピッタリきます。



それから、hirorinさんご指摘のカメラワーク。

あの鶴見川の土手をここまでファンタジックに見せたカメラワークは世界中でニコニコスタッフしかいないですね。



隅田川河口エリア、東京湾岸、みなとみらい・・・、東京近郊にはいくらでも良いロケ地があるのに。



萌黄台近くのスーパーの帰りということで鶴見川を選んで。 ファンタジーのかけらもないような鶴見川をこんなに美しく撮って下さるとはありがたいことです。 
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Unknown (hirorin)
2005-12-17 16:23:56
pokiさん、KAZさん

このシーン美しくも悲しいですねえ。またキャプ画に涙しました。

KAZさんご指摘のとおり、このシーン原作のコマ割りを使ってますね。加えて、ドラマとしての味わいになってるのはカメラですね。真紅に染まったニコの顔が柿色に美しい、それをきれいに撮影したチームの感覚に拍手です。
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美しい絵本のような… (KAZ)
2005-12-17 00:24:29
pokiさん、こんばんは。



ニコと風船お父さんのとびっきりラブリーで悲しいシーン。ふたりのやりとりはほんわかあったかくてユーモラス。自然な父と娘の会話です。

ケイと晃太郎のシーンも切ないけど、ニコを思うケイの優しさが心にしみます。

この二つの場面を交互に重ねて見せるのは原作のコマ割と同じわけですが、やはり原作者・小沢真理さんが素晴らしいですね。

本当に切ないシーンですが、ニコとケイがお互いを思う気持ちがさりげないセリフや表情から伝わってきて、何度観ても心が震えます。「夕日が柿みたいやねぇ」なんてセリフがいつまでたっても心の中でキラキラしてます。



大森美香さんが「ニコニコ日記」公式HPで原作を「美しい絵本のよう」と仰ってましたが、全くそのとおりでドラマも原作の世界観そのまま。読み継がれてきた絵本のように、何度でもどこからでも観ることができる稀有な(私にとっては唯一の)作品だと思います。

是非再放送していただいて、まだ知らない方々に一人でも多く観ていただきたいですよね!



追伸 もし「ニコニコ日記」に出演できるなら、是非「風船お父さん」の声がやりたい!第2希望は「自転車おじさん」かな。
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