少し前の更新で、「POGは中内田厩舎の馬を指名しておけば大丈夫」という風潮に対して、
なんか釣り堀で釣りしてる感じがするんだよね。ある程度何が釣れる(どれだけ走る)かわかっていて、実際そこそこ釣れちゃう(走っちゃう)。だから釣り(POG)って簡単じゃんって勘違いする
(POG放談より一部を引用)
と皮肉っぽく発言されていた方がいらして、その意見に一理あるわと感心してました。
で、"釣り堀"という比喩を使っているの見て、ふと思ったことがあったんです。
あ、もしかして一口馬主って、"釣り堀"そのものではないのかと。
入会しているキャロットクラブで考えていきますと、こういうことになります。
ノーザンFから魚(馬)を仕入れて、キャロットという釣り堀に放流し、それを釣り客(クラブ会員)が釣っているという図式。
魚の中には大物もいれば小物もいて、どのくらい大物を混ぜるかは(言葉は悪いけど)ノーザンFの匙加減しだい。
キャロットは大物がたくさん釣れるからと評判になり、釣り客がどんどん集まってきて大賑わい。
その一方で、いまや釣り場を確保するのにも一苦労となり、釣り客が自由にポイントを選んで魚を釣ることができなくなってきています。
キャロットを始め、サンデーRやシルクといったノーザンF直営の釣り堀はどこも混雑していますが、釣り客の総数はそう増えてはいないから、ノーザンF系でない釣り堀は先細り傾向にあるといったところでしょうか。
釣り堀キャロットは入場料(月会費)を払って、魚を釣ってもらうのですが、釣り客の狙う魚も人それぞれ。
大物狙いの釣り客もいれば、小物でいいからとにかく釣れればいいやと考える人もいることでしょう。
釣り堀で魚を釣るコツを知っている人は、コンスタントに大物・小物と魚を釣り上げられますが、なかなかコツが掴めない人、仕掛けや餌、場所選びを間違えている人はいつまで経っても大きな魚は釣れません。
そして、釣り堀で大物をよく釣るからといって、必ずしも釣りの腕が立つとは限らないのも、釣り堀の特徴ですよね。
釣りがあまり上手とは言えない人でもマグレ当たりはあるし、反対に腕の立つ人でもサッパリ釣れないときもある。
それと、釣り堀キャロットだから釣れる人も絶対にいそうです。
良くも悪くも釣り堀キャロットの主になってしまい、釣り堀キャロットでの釣り方しかできない。
こうした人は他の釣り堀に行くと、てんで釣れなかったりしますから、注意が必要です。
釣りをする上で最低限の知識は必要でしょうけど、自分なりの釣り方を研究していき、失敗をしてもそれを糧にし、努力と工夫の積み重ねていった結果、たまたまではなく自分自身の腕で大物を釣り上げる。
その喜びは、釣り堀だろうと海や川であろうと変わりはありません。
その気持ちは大いに理解できるのですが、残念なことに一口馬主のクラブ会員の中には、大物を引き当てるとやたら自慢したり、他の会員よりも馬が見れるんだぞとマウントを取りに行ったりする人がいるんですよね。
確かに大物を釣る攻略法があるのであれば、それは努力の成果でスゴいとは思います。
しかしそれは、あくまで釣り堀キャロットで釣らせてもらっているだけ。釣り堀で釣っていることを自覚せずに、過度な自慢しいをするクラブ会員は、釣り堀で大きな魚が釣れたと自慢する釣り客と同じ。ただの痛い人に映ってしまうのは必定です(笑)
能書きだけ垂れて、釣り堀ですらロクに魚を釣れない人もまた痛い人。
そうならないように、私も頑張って自分なりの釣り堀キャロット攻略法を編み出していかねばですね。
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