Sunny Side Uku Park

ウクレレレッスン クラスヒロ インストラクターのウクレレ雑記

乾燥対策

2017-11-21 09:03:03 | ウクレレ
このところ急に寒くなりましたね。
教室でも暖房を使うようになりました。

気になるのが空気の乾燥です。
暖房を使うと一気に32%位まで湿度が下がってしまいます。

いつもは加湿できるファンヒーターを使うのですが、ダメになったフィルターの交換品が届くまで使えません。
amazonで買ったのですがなかなか届きません。

乾燥対策に使っているのがコレ。

中には粘土のようなものが入っています。

これを5分間水につけて…

あとは良く水気を切りウクレレケースに入れておきます。
湿気と乾燥では乾燥の方が楽器には良くないので気をつけています。

弦の交換

2017-11-16 21:57:50 | ウクレレ
生徒さんから「弦の交換時期は?」という質問を多く受けます。
これには明確な答えはありません。
物理的にもう全く使い物にならないというところまで使うなら相当持つと思いますが、使用頻度や弾き方にもよるので一概には言えません。

私の場合も明確に決まってはいません。

弦はテナー、コンサート共にKoolauのAlohiを使っています。
チタン混合のナイロン製で程よくキラキラした音で、太さやタッチはナイロン弦に近く扱いやすいと思います。

張りたてはしなやかで音も柔らかいですが、1ヶ月半位すると固くなり音も硬質で伸びやかさが無くなってきます。
そう感じたら換え時だとおもいますがついつい勿体なくてそのまま使ってしまうことが多いです。

大事な録音やライブなどがあるときはそれに合わせて交換します。

ウクカフェに向けて換えるにはまだちょっと早いのですが、段々乾燥してきたので、指板のメンテと合わせて交換することにしました。

ギアペグは手で回すと疲れるのでストリングワインダーを使います。

ペグのつまみを差し込んでグルグル回すのですが、気をつけないとヘッドを擦ってキズをつけてしまいます。
中古のウクレレでヘッドにワインダーのキズが付いている可哀想なウクレレを時々見かけます。
私はワインダーの中にティッシュを少し詰めてペグのつまみが深く入らないようにしてキズを予防しています。


弦を外したついでに以前紹介したフレットボードコンディショナーで指板を手入れします。


キレイになりました。
結構汚れていました。

アンダーサドルピックアップを取り付けているので、1弦側と4弦側の張力のバランスを取りながら弦を張って完了。

新しい弦はやはり気持ちの良いものです。

指の話

2017-11-14 10:22:50 | ウクレレ
弦楽器を演奏する際、弦を押さえる指の動作全般をフィンガリング、弦を爪弾くように弾く事をピッキング、コードをジャカジャカ鳴らす動きをストローク、コードを押さえたまま各弦を規則的に弾いて和音をメロディアスに演奏することをアルペジオと言います。

通常は利き手でピッキングやストローク、反対の手でフィンガリングします。

コードフォームを正確に押さえたり、フレーズを弾く際スムーズにフィンガリングするためには、爪を可能な限り短く切っておく必要があります。

B♭のコードでメロディにFを使うこのフォームはセーハ以外の指をしっかり立てないときれいに鳴りません。
爪が長いと爪が指板に当たって指が倒れてしまいます。

ウクレレは女性にも人気があるので、うまくバランスを取って、おしゃれとウクレレどちらも楽しんでください。

弦を弾く指に関しては人によりスタイルが違います。
伸ばした爪で弾く人は専用のヤスリで形を整えて革でツルツルに磨いて手入れをしたりします。
私も初めは爪を伸ばしていました。
割れて仕方ないので親指だけ伸ばしてネイルサロンでスカルプを施したりしていましたが、今は短くしています。

爪で弾く方が大きくエッジィな音が出せますが、指の肉の方がタッチのコントロールがしやすいく自分には向いています。
先日、レッスンで久々にジェイクのWhile My Guitar~を弾いたところ激しいストロークで血豆が…。

ハードな演奏にはそれなりに指の鍛練も必要です。

音階と運指の話

2017-11-12 19:33:24 | ウクレレ
今度のウクカフェの最後にクリスマスソングをみんなで合奏する予定です。
そのうち一曲は「Gloria」という讃美歌なのですが、そのレッスンで簡単な音階の理論と運指の話をしています。

Aメジャーキーでアレンジしていますが、キーがAメジャーといとうのはどういうことかという説明からしています。
メジャースケール(長調の音階)とは小学校の音楽から馴染み深いドレミファソラシドのことです。

ドレミファソラシドはド(C)から始まっているのでCメジャーの音階ということになります。

Cメジャーキーの曲のメロディーは基本的にはこの音階の音で構成されています。
メロディーだけでなく使うコードも基本的にはこの音階の音を積み重ねて作られています。
これらのコードをダイアトニックコードと言います。

基本的にと書いたのは、多くの曲は音階以外の音やノンダイアトニックコードも織り混ぜて作られているためです。

「Gloria」はシンプルな曲なので上述のとおりキーであるAメジャーの音階で作られています。

では、メジャーの音階とはどのような構造になっているのでしょう。

鍵盤を思い浮かべてください。
ドの音から白鍵を順番に弾いていけばドレミファソラシド(Cメジャー音階)になります。
でも白鍵の間には弾かなかった黒鍵がありますよね。
ドとレの間にはドの♯(レの♭)、レとミの間にはレの♯(ミの♭)があります。ところがミとファの間は黒鍵がありません。
同様にファとソ、ソとラ、ラとシの間には黒鍵がありますが、シとドの間も黒鍵はありません。

ウクレレの指板はフレットで区切られていますが、これは鍵盤の白鍵と黒鍵を一列に並べたものと思ってもらうと良いでしょう。
3弦解放がCなので、ここからドレミファソラシドを3弦上で弾いてみます。

解放(0フレット)→ド
2F→レ
4F→ミ
5F→ファ
7F→ソ
9F→ラ
11F→シ
12F→ド

となります。
黒鍵に当たる1,3,6,8,10フレットを飛ばして弾くわけです。
間に黒鍵がないミとファ、シとドは隣同士のフレットになります。
この規則に則って弾けばどの音から始めても聴覚上ドレミファソラシドに聞こえるメジャー音階となるのです。

「Gloria」を演奏する際はAから始まるAメジャー音階を弾くのですが、都合良く1弦解放がAなので3弦でCメジャーを弾いたときと同様に、解放→2F→4F→5F→7F→9F→11F→12Fで弾くことができます。

この音階でメロディーを合理的に弾く為の指使いです。
2,4,5フレットを使う時。

4,5,7フレットを使う時。

5,7,9フレットを使う時。


フレット上の音階の位置と指使いをしっかりイメージすることで曲がぐんと弾きやすくなり、ミスタッチも減らすことができます。

エレベーター工事完了

2017-11-10 20:28:49 | ウクレレ教室
長らく工事中だった教室のビルのエレベーターですが、昨日の午後無事に動き始めました。

交換というので、全部新しくなるのかと思ったら、見た目新しくなったのは操作パネルの部分だけでした。


それでも新機能満載で、大きな地震や停電の時も閉じ込められることなく最寄りの階で降りられるようになっています。
生徒さんが閉じ込められたら困ると思っていたので安心です。

間違った階のボタンを押しても、2回続けて押せば取り消せます。

更に驚いたのは、乗っている間癒しのミュージックが流れること。
面白いと思っていたのですが、今日の夜乗ったら流れてませんでした。
設定が変わったのかもしれません。

明日は鳴ってるといいなぁ。