9月12日(日)に樹木の伐採&移植から始まった校庭での「棚田造り」が、おやじの会メンバーも参加して着々と進められています。
10月16日(土)~17日(日)には、9月12日に伐採して引き抜いた木の巨大な切り株(根元の部分)を、人の力で運べる大きさに解体する作業や、棚田への日照の邪魔になりそうな周囲の木の枝を剪定する作業等が行われました。
高さ150cm?直径50~60cm?くらいある切り株の解体は、電動のこぎりを使って少しずつ輪切りにしていくことにしたのですが、途中で電動のこぎりの刃が金属疲労のせいか折れてしまい、その後は普通ののこぎりを手でひいて切りました。
根っこに近い木の幹はとても固く、1時間半くらいかけてようやく輪切り1個、という難作業でした…
木の枝の剪定には、チェーンソーを使おうとしたものの、刃の切れ味が悪く、急きょ「ドイト」へ替え刃(チェーン)を買いに行ったのですが、チェーンの長さが微妙に短く、またお店に行って交換してもらうというハプニングに見舞われました…
刃(チェーン)を買ってくるまでは残りのメンバーが普通ののこぎりで太い枝を切ろうとしましたが、太く固い枝はなかなか切り進められず、替え刃(チェーン)の到着後、チェーンソーで切ると、あっという間に切り落とされました。
樹木の生命力や頑丈さを体感させられる作業でした。
10月23日(土)~24日(日)には、土を4段の階段状に造成し、それぞれの段の周りに石を積んで石垣を造る作業が行われました。
石の重さは大きさにより10~30kgくらいありそうな感じで、上の段まで持ち運ぶのは大変な作業でしたが、おやじの会メンバーや学校の先生方が力を合わせて、次々に石を並べていきました。
石を積み上げる際は、水と赤土と粘土(ベントナイト)をそれぞれバケツに3杯:6杯:2杯の割合で混ぜて粘土状の泥を作り、その泥で石と石のすき間を丁寧に埋めていきます。泥をこねる作業は、大きな樽の中に材料を入れて手持ちの電動ミキサーでかき混ぜるのですが、粘っこい泥をまんべんなく混ぜるにはとても大きなパワーが必要で、3~4人で交代しながら泥こねを続けました。
おやじの会メンバーも石積み作業は初体験でなかなか要領がわからなかったのですが、作業を進めるうちにコツをつかんできて、すき間なく石を組み上げて立派な石垣ができ、上から3段目までの石積みが完了しました。
10月30日(土)~31日(日)には一番下の段の田んぼの石積み作業を行う予定だったのですが、台風の影響で荒れ模様の天気になったため、中止になってしまいました…
そこで急きょ、本日11月3日(祝)の午前中に、一番下の段の石積み作業を行うことになりました。
新たに調達された大きな石(というより「岩」)を持ち上げて運んだり転がしたりしながら田んぼの周りに並べていき、その周りに土を盛って安定させました。
これで石積み作業がほぼ完了し、上から眺めても下から眺めても、見栄えのする立派な棚田(の原型)ができあがりました。
棚田造りに参加できなかった皆さんも、今週末の浮間小展覧会&授業参観のときに、ぜひ現地をご覧いただければと思います。
浮間小の棚田造りは、11月7日(日)にも作業を行い、その後、浮間小の子どもが泥で石垣を固める作業や、栽培用の土を入れる作業を行って、棚田を完成させる予定です。
校庭の棚田に稲が育って、稲穂が実るのが楽しみですね。
さかいの