北海道の美深ではチョウザメの養殖が盛んであり、チョウザメ館なる施設まであると聞けば、当然キャビアを食さねばイカンと言う義務感すら生じる状況。
と言う訳でキャビアの瓶詰めを購入すべく美深の道の駅へ立ち寄る。
さすがチョウザメの街。
チョウザメ蒲鉾なんてのも売っている。
一瞬、購入意欲が湧くが原材料を確認すれば、キャビアどころかチョウザメの肉ですらないタラの蒲鉾。
危うく偽物を掴まれそうになる。
世界の三大珍味の一角を担うグルメ食材を道の駅ごときで入手しようとした私があまかった。
猛省。
気を取り直して、チョウザメ館の隣のホテルのお土産やへゴー。
『アレッ?キャビアが並んでない?』
お土産やは無人の為、勇気を振り絞りホテルのフロントに言った。『キャビア下さい。』
フロント『ここにはキャビアは置いてません。ちなみにこの町にキャビアを売ってる店はありません。』
とのこと。
メンタルを病んで無くても軽くイラッときて然るべきエピソード。
いつかチョウザメを密漁して、熱々のご飯の上に山盛りのキャビアを載っけて喰う予定。
売ってないなら仕方無い。