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いちOLの生態

社会人2年目。頭の中は仕事と恋愛とお金の使い道でいっぱい。オトナのオンナを目指して自分磨きにも目覚めたい(希望)

アジアンタムブルー

2005年09月09日 11時31分42秒 | 小説
愛する人が死を前にしたとき、あなたは何が出来ますか?

[ 著者 ]
大崎 善生
[ 内容 ]
葉子が亡くなってからというもの、僕はいつもデパートの屋上で空を見つめていた――。愛する人のためにできることとは?注目の作家による鮮烈の恋愛小説。吉川英治文学新人賞受賞後第一作。

恋愛小説が大好きなゆぅとくんです。昨日は、以前購入していたアジアンタムブルーを読みました。パイロットフィッシュがジャケ買いだったにもかかわらず、かなりはまってしまったので購入したのですが、愛する人の死はあまりにも想像できなくて…想像したくなくて?なかなか読むことが出来なかったものです。
読んだきっかけは…脱マンネリ?それとも恋愛疑似体験のため?ちょっと刺激が欲しかったんだと思います。

読んだ後に色々考えたこと。彼氏が余命一ヶ月だと聞かされて、自分はどうするだろう…とか、死ぬってどういうことなんだろう…とか。
死を目前にして、幸せだと感じてもらえるようなこと、自分に出来るのかなぁ…ずっとそばにいてあげるぐらいしか今は思い付かないけど、それで幸せなのかな。なんて考え出したらまた抜けられなくなりそうで。
死ぬことについては、小学生ぐらいのとき、自分が死ぬ夢を見てからずいぶんと悩んできたことです。つい最近、例の電車の事故のときにも考えてました。さっきまで生きてた人が、死んでしまったら何になるんだろうって。見た目は何も変わらないのに、なんの反応もしめさずそこにいるだけ…いるっていうかある?なんてこれもまた答えの出ないことで。

なんかうまくいえないけど、この一冊でまた色々と考えてしまったのです。そして、読み終えた後の彼氏からのメールで、いつもとかわらないのにそこにやさしさを感じることが出来たのです。さすがに3年弱付き合ってたら慣れてしまうものなんでしょうね。やさしさをあたりまえだと感じてしまってはいけないんだなぁって思いました。

…ただ、そのときのメールの内容は、ぺプシについてるガンダムのボトルキャップのことですけどねwもし今余命一ヶ月なら、ボトルキャップとガンプラ、どっちが喜ぶかなぁなんて思って笑ってしまいました。