さすらいのDrum'n'Composer

ドラマーであり作曲家であり父でありそして一応男でもある・・・

2009年10月09日 19時37分00秒 | Weblog
振り返れば音楽の世界で30年と長い事やって来ました。
20歳の時に広島から上京してそれも運良くバンドで
デビューの話があったから。それから会う人たちにも
恵まれて沢山の人達の力もあって今の僕があります。

家族も出来、子供達も何とか順調に育ってくれてます。

とにかく必死で駆け抜けてきた音楽生活、仕事に追われる
日々が続いた30代~40代。ふと気付くと50オーバー、、。

ここへ来て音楽の世界も結構厳しい昨今。名のあるシンガー
アーティストでさえメーカーを外され自力でCDを出す時代。
リーマンショックの影響でCM業界もかなり厳しい。

仕事、仕事、仕事、ってそれが当たり前になっている
自分がいて、もちろん大事な事ですが、それはさておき
自分が今、出来る事って何があるんだろう、と考える事が
多くなった。音楽と言うフィルターを通して発信する事。
表現する事。言いたい事。伝えたい事等々。

今までは頂いた仕事を与えられた環境や条件の中でそれ
をやって来た。でも50越えをした今、時代背景も含めて
それだけではなく、自分自ら何かを発信しなければいけない
時に来てるのだと痛切に感じる。ミュージシャン仲間達も
自分名義のアルバムを作り、ライブ等を精力的に行う
連中が増えた事も、まさにそのものだと思う訳である。

『上野義雄』と言う一人の音楽家として考える事。
自分名義のアルバムを作る事も良いと思うし、やりたい
気持ちもある。それはそれでやるべき事のひとつとして
あるのだろう。詩曲の制作、アレンジ、生でやるのか
打込みでやるのか、ミュージシャンをどうするか?
これで終わればこんな楽な事はないわけで、それに
ジャケットのデザイン、流通はどうするのか?
ここまででも色んな人の繋がりや、力をお借りしなければ
出来ない。今はCDを作るだけなら誰でも出来ます。それを
どうやって沢山の人に知ってもらい、聴いてもらうのか?
個人レベルでは宣伝には限界があり、やはり地道に♪LIVE
などをやって知ってもらうしかないわけだ。仲間達も
それを実践している。本当に尊敬するし、頭が下がる想いだ。

このブログでも以前書いたけど、去年から動いてるプロジェクト
それが今の自分に出来る事のひとつだ。この流れで制作して
いた楽曲が某メディアで来年取り上げられる事になってる。
少しづつだが、良い流れになって来てるのだと思う。
形としてはコラボレーションになるのではないかな~

もう少し見えて来たら発表しますけど。自分にとっては
大切な表現の場所になって来てるのは間違いない。









普通

2009年10月04日 17時42分00秒 | Weblog
残暑も過ぎてしまい、すっかり秋な今日この頃になってしまいました。

この写真、ヤホーのペット写真コンテストで確か我が家のおっさんイヌで
2位になった子です。別にそれだけです~ちなみに家のチャップではありません。
このコンテスト結構笑え&癒されます。

最近の我が家はと言えばですが、長男は春から会社員として9月まで研修期間で
色んな部署を回ってきた様で、10月から正式に部署も決まり、頑張ってる様です。
配属された部署がこれまた大変みたいでほとんど帰って来ません(笑)制作会社系
なのでもちろんそれを覚悟で入ったのですが、大変そうです。身体だけには気を
付けて欲しいですね。ってか音楽の世界もそうですが、メシ食ってる時間もない
なんて当たり前みたいです。

下の娘は大学2年で新しいバイト先が決まり張り切ってます。帰って来てバイト先で
あった話を聞いてると面白いんだよね。学生っていいな、、、。

女房は週3くらいで仕事に行っていて、確かまだ3年くらいだけどすでにベテラン
らしく、新しくパートで応募される方や、入って来た人達の話がこれまた面白い。
人って本当に面白いよね~色んな人いるし、え~?みたいな事平気でやる人って
結構いるみたいですね。

オレは夏以降、結構ヒマな日々を過ごしていますm(_ _)m
色々と考えちゃってますが、でもそれも大事な時間なのかな~と思います。

曲書きは今やアレンジメントも込みで考えてやるのが主流になって来てます。
オレみたいに音大卒でもなければ、音楽理論をどこかで勉強したわけでもなく
しかも楽器はずっとドラムをやってたわけで、その辺ではコンプレックスって
言うのか結構引け目を感じていた時代がありました。今でもちゃんと勉強した
人達には当然かないませんが、でも実際我流で、見よう見まねで始めた作曲。
こんな曲書きたいとか、こんなアレンジしてみたいとか言う想いだけでここ
まで来た様な気がします。今だに難しい理論的な事は苦手と言うか嫌いなんで
すけど(笑)自分は今までの音楽での経験と知識、そして何よりも『耳』だけが
頼りとしか言いようがない訳です。逆に言うと『耳』には自信があると言う
事なんでしょうか。もちろん音楽は知識や、理論だけで作るモノではなく
感性とかその人の想いって言うのもとても大事ですよね。
しかもそれをエネルギーとして前に出す、人に伝える術と言うのでしょうか。
本当に力を持ったアーティストやミュージシャン等、音楽家はその辺が凄い
と思う訳です。何なんでしょうね?何年やっても分からんかも知れませんが
逆に分かったらそれはそれでつまらんとも思います。

グジグジ、あ~でもないこ~でもないともがいている自分にイライラする事
も良くありますが、それが大事な時もあります。前へ進む、上へ行くには
そんな事を何度も繰り返しなんでしょうね、きっと。