1号機は友人がほしいとのことで差し上げました。そこで2号機を製作しました。
この万力はモノタロウで4千円程度と安かったので2台買ったものです。ガイド
バー専用具にするにはピッタリで丁度良かったです。
この制作で手間が掛かる点は平鉄の両端のR加工です。あと、溶接では板が曲がる
ために固定する対策が必要です。万力に溶接後に頂部面をやすり掛けして完全同
型に調整し、ドライブリンクを挟む面にゴム板を貼着して完成です。
1号機は友人がほしいとのことで差し上げました。そこで2号機を製作しました。
この万力はモノタロウで4千円程度と安かったので2台買ったものです。ガイド
バー専用具にするにはピッタリで丁度良かったです。
この制作で手間が掛かる点は平鉄の両端のR加工です。あと、溶接では板が曲がる
ために固定する対策が必要です。万力に溶接後に頂部面をやすり掛けして完全同
型に調整し、ドライブリンクを挟む面にゴム板を貼着して完成です。
当方が推奨する平やすりによる目立ての優位性を簡単なイラストで解説します。
約1ミリ程度の刃先に対する丸やすりのイメージですが、赤線のようにアーチ
を描くために直線の平やすりとでは先端部の厚みの違いが大きいのです。つまり、
どちらも同じ角度の尖り具合なのに、青線の平やすりは厚みがあり強度が大きい
ことが判りますね、結果、刃先の傷み具合に大きな差が生じることになります。
刃先の傷みが小さいと研磨の量も最低で済みますから、新品時の形状を長く維持
出来ることになるのです。また、同じ角度なのに既に丸やすりの方は0.2ミリ
ほど刃が短くなっていることも理解されると思います。
不要になった古い90型万力を利用して目立て用のガイドバーを
作りました。材料は平鉄とゴム板で、約30センチの咥口としま
した。これにより、25センチ以上の全てのソーチェンがセット
出来ます。一度に6コマは研磨可能なので、ハンドルを少々緩め
て刃を移動する動作に面倒は感じないです。狙いはドンピシャで、
ソーチェンのドライブリンクをガッチリ挟みビクともしない状態
となりました。以前にも記載しましたが、精密な目立てにはソー
チェンを完全固定する必要がありますので、これは非常にお勧め
の道具です。材料費は500円程度でした。
これは本物のガイドバーと違って頂部は水平です。そのため、デ
プスゲージの高さ具合がとても判りやすい利点もあります。つま
り、上から定規などを置いて見れば一目瞭然なのですから。
大きな拡大画像がないのですが、これがスチール製セミチゼル刃です。
背中が丸っぽく、一般的には丸やすりを用いた目立てに最も適した刃
と言われています。確かに、適正な丸やすりを正確に使用すれば上刃から
横刃まで一度に綺麗なR面を描くように研ぐことが出来ます。三角のカッ
テイングコーナーの尖りも滑らかでキックバックの怖れが低く安全な刃
ですが、切れ味が甘くなるのも早いです。
これまでは概ねセミチゼル刃が主流でしたが、オレゴンや
スチールではチゼル刃をメインとする方向に切り替える動き
を見せています。チゼルとは本来ノミなどの刃物を指す意味
ですが、横刃と上刃を構成するL型形状部が直角となる特徴
があります。これは真っ先に木を削るカッテイングコーナー
の尖りが厳しいため、非常に切れ味が鋭い利点があります。
これまで主流でなかった理由は、一般向けとするにはキック
バックの危険性が高かった点があるようですが、ユーザーの
志向が切れ味優先との傾向が高いと判断されたためと思われ
ます。チゼル刃の拡大画像がこれです。