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日本の原子力政策の礎(いしずえ)

2013-09-30 13:55:32 | 脱原発依存
日本の原子力政策には故田中角栄氏の意向が深く関っており、故田中氏は小資源国日本の将来に危惧をいだていたのである。
特に原子力(原発)のパテント全てが欧米諸国で占められている事にはエネルギー安全保障の面で大きな不安を抱えており、ウラン燃料濃縮、再処理、高速増殖炉(燃料サイクル)等並びにウラン輸入先確保に奔走したのである。
当時世界のウラン燃料はユダヤシンジケートが握っており、米国の議会はユダヤ系人種の意向が大きく反映される経緯であったのである。
故田中氏はそれを無視して日本独自のウラン輸入先を確保したのである。
それにユダヤシンジケートは猛烈に反発した事は当然でありアメリカ議会を動かし、あのロッキード疑獄により故田中氏の政界失脚を目論んだのである。
それに乗じた故竹下氏は田中氏に反旗を掲げて事でユダヤシンゲートの目論見は達成されたのである。
その後田中氏は有罪判決が確定したのである。
それを見た当時の中国首脳(周恩来氏他3名)が突然来日し国会で途轍もない挨拶をしたのである。
3人は檀上に於いて故田中氏に向かって3回頭を下げた(三元の礼)のである。
その後記者団が意義を唱えると周恩来氏は我々はお世話になった田中先生に礼を言為に来日したのであり、日本国民に頭をさげたのでは無いと言いはなったのでである。
その時故田中氏は得意の右手を挙げて「よっしゃ、よっしゃ」ばかりに応じたのである。
日中国交正常化(平和条約)締結をアメリカの意向に逆らって締結した事は当時の中国国際外交戦略にとって大きな利益を齎したのである。
故に、中国は国連議決である戦後補償100兆円を破棄したのである。
中国首脳部は故田中角栄氏に対するアメリカ主導のロッキード疑獄に対する反旗としての来日であり、国際外交の熾烈さを物語る「三元の礼」であり、故田中角栄氏のずば抜けた力量を今更ながら感じ得るものである。
我々は氏の志であった核燃料サイクルすら放棄せざるを得ない国際エネルギー戦略に翻弄されているのである。
氏ほどの有言実行力並びに先見の明と確たるリーダシップを発揮する指導者が今後現れる事は無いと思われるものである。