いつものところで? in Rome

イタリア・ローマからです。

本棚完成

2005-12-24 09:38:03 | 家具作り日記
ついにできたよ。障子戸付き本棚!



戸棚の中にランプをつけたりしていたから、めちゃくちゃ時間がかかってしまった。クリスマスまでになんとか終わらせたいって思っていたけど、ぎりぎり間に合った よかった~

私はクリスマスの後、しばらくトスカーナに行ってきます。
みなさん、良いお年を…

ナヴォーナ広場の「ベファーナ市」

2005-12-22 07:03:08 | ローマの風景

ローマは観光都市だ。うちの家業も観光だ。なのに、私のブログではぜんぜんローマのことが紹介できていなかったので、これからは少しずつ、ローマの町の名所についても書いていこうと思う。 そんなわけで、第一回目は、ナヴォーナ広場&ベファーナ市。 毎年12月上旬から1月6日まで、ナヴォーナ広場では「ベファーナ市」が開かれる。ベファーナとは、醜いおばあさん魔女。1月5日の深夜、子供達が暖炉に引っ掛けておいた靴下の中に、良い子にはお菓子を、悪い個には木炭を配ると言われている。 ベファーナ市と呼ばれているが、クリスマス用品も結構売られている。週末などはかなりの人ごみになる。屋台で売られているお菓子を食べながら、見物するのはなかなか楽しい。 いつも人々で賑わうナヴォーナ広場、起源はとても古い。1世紀後半、ドミティアヌス帝が造った競技場が、この広場の始まり。航空写真を見るとよく分かる。この長細い形、いかにも競技場だ。 競技場の階段席には、3万人を収容でき、主に戦車競技が行われていた。現在でも、広場に沿った建物の地下に、当時の遺構を見ることが出来る。広場に面したNo.49の建物の玄関ホールに入ってみよう。ホールの突き当たりの小さなバルコニーから地下の遺構が見下ろせる。 そして、このナヴォーナ広場で何よりも有名なのは、ベルニーニ作「4大河の噴水」。 この噴水の話は、長くなってしまいそうなので、また次回。それでは


子供の本専門店

2005-12-20 06:18:07 | 日記

ヴェネチア広場の近くにある、子供向け本だけを扱った本屋さん「Mel Giannino Stoppani」へ行って来た。 近くを通ると、思わずふらりと入ってしまい、どうせあきらは絵本に興味がないと分かっていても、何冊か買ってしまう。 この本屋さんは、とってもすてき。こんな読書スペースがあったり・・・ 壁には、ローマ在住のアーティスト達が描いた絵がいっぱい。 子供向けの様々なイベントも行われる。「12月20日、クリスマス大パーティー」 前に、この本屋さんに来たとき、先生に引率された小学生のグループに会ったことがある。一種の社会科見学のようだったが、本屋の中の小ホールにみんな座り、本屋のお兄さんが、とても楽しく「本屋さん」について説明していた。その後、それぞれ、好きな本を手に取り、おしゃべりしながらそこらで読み、持参したお小遣いで本を買っていた。 私は、自分がぜんぜん読書少女じゃなかっただけに、こういうことは、子供が本と触れ合うとてもいいきっかけなんだろうと、思う。親に連れてこられ、「親が本を買ってあげる」というのと、友達とやって来て「自分で本を買う」というのは、それなりに違いがあるのだろう。 それにしても、小学校の国語の教科書に載っていて、暗記までした「スイミー」のイタリア語版が売られていて、妙な気分だった。スイミーは、私の中では日本語を話す魚であって、「チャオ」とか言われちゃうと、え?スイミーなの?どうもおかしい。原語は英語なんだろうけど。 この本屋さんのホームページはこちら


ペコリーノ・ディ・フォッサ

2005-12-18 20:40:27 | 料理

昨夜は、友達にご飯を食べに来てもらった。 人を招待しておいて、作ったのはラザニアだけ… なんてホスト!って思われそうだけど、今日のメインはチーズと猪サラミ。 ペコリーノは羊の乳から作られるチーズで様々な種類があるが、ペコリーノ・ディ・フォッサは、ペコリーノの王様的存在。主にイタリア中部(マルケ、ウンブリア、トスカーナ、エミリア・ロマーナ南部)で作られている。 地面に掘られた穴の中で熟成され、毎年11月中ごろ、穴から引き出される。独特の臭みのあるチーズ。今年うちで買ったのは、「硫黄風味」。穴の中に硫黄も一緒に入れて熟成されたもの。ものすごく、臭い。でも、この臭さ、重い赤ワインと一緒に味わうと、驚くほど調和する。タマネギ・ジャムと一緒に食べてもおいしかった。 こういうおいしいものを食べると、いろいろ大変なことがあっても、イタリアに住んでて良かったなーと、思ったりするのでありました。


イタリア的自動車運転心得

2005-12-16 02:24:05 | ローマ・コラム

イタリアの交通ルールは、日本と大体同じ。大きな違いは、道路の右側を走るっていうことぐらい。大まかなルールは、世界どこに行っても、大体同じだろう。 だけど、イタリアで運転するには、交通ルール以外に心得ておかなければならないことが多々ある。将来、イタリアで車を運転するかもしれない方のために、イタリア的自動車運転の心得を記すことにした。 心得その1:絶対に譲らない。 心得その2:方向指示器の存在を忘れる。曲がるときは、方向指示器は使わず、出来るだけ突然曲がり、他のドライバーの意表を付かなくてはいけない。中には、右に曲がりながら左に指示器を出していたり、曲がりもしないのにずっと点滅させっぱなしという、高度な技を駆使するドライバーもいる。 心得その3:2車線道路なら、最低3列に並ばなくてはいけない。 心得その4:黄色は青の内。赤は黄色の内。 心得その5:制限速度はオーバーしなくてはいけない。もし、うっかり制限速度で走っている人がいたら、クラクションを激しく鳴らし、教えてあげる。 心得その6:隙間があれば、入り込め。車間距離は、ぶつかる寸前まで縮める。 心得その7:縦列駐車の際は、前後の車にぶつかりながら停める。 心得その8:一方通行に逆から入り込むなどという過ちを犯して、他のドライバーに罵倒されることがあるかもしれないが、自分が間違っていても絶対にあやまらない。基本的に「マナー」という言葉を、できる限り忘れる。 心得その9:運転中は、同乗者のあるなしに関わらず、他のドライバーの評価を言い続けなくてはいけない。例)「なんだ、こいつは。クソ野郎。早く行け。」など。 心得その10:交通警察官を見つけたら、イタリア的自動車運転心得をすぐさま忘れ、法に則した交通ルール通り運転する。例外として、警察官がおしゃべりに夢中なら、無視しても構わない。 以上、10項を心得て、イタリアでの快適なドライブをお楽しみください。