高橋釣り道 東北渓流釣行with Master´s

鱒の気持ちになって考えよう。

【サクラマスの軌跡】~第二章 閉伊川~

2020-01-06 14:59:46 | 釣り
あけましておめでとうございます。
今シーズンもよろしくお願いします。

前回のサクラマスの軌跡、第一章 追波川に引き続き第二章、閉伊川編突入です。

時は前回と同じく2016年、4月
2月に追波川でしこたまやられた高橋とRさんはT花さんを交え3人で閉伊川に乗り込んだのであった。

この時期は雪代で増水、やや濁り気味で今思えば最高のコンディションだったと言える。
当時は水量多いなー程度の記憶。

この時高橋はイトウクラフト、蝦夷スプーン18gを使用していた。
蝦夷は凄く良いスプーン。
渓流でも良く釣果をあげていた。
ただし、蝦夷は色が剥げるのが難点だった・・・

3人で色んなポイントを叩いた。

そして、出会いが訪れたのはホント急だった。

T花さんがなんかのドギツイカラーのスプーンをクロスにキャストし、ターンし終えた後、
スプーンを回収する数メートル先で

ドバシャっ!!と
かなり大きめの魚体が反転し水しぶきをあげ波紋が広がった・・・

高橋とT花さんは思わず「うわっ!!!デカっ!」と叫んだ。

これがサクラマスとのファーストコンタクト。

3人の前に現れたサクラマスはその後さっぱりと反応がなくなった。

当時の様子をT花さんはこう語る
T花さん「あの時なぁ、あのデカいのが掛かってたらって想像すると引き上げる自信ないよ、オレあのサクラマス見てビビったもん」と。

その後高橋は少し下流が気になって1人で下流を黙々とやってた。



蝦夷18gをクロスにキャストしリールを巻かずジャークしつつ、
ターンが済んだ後にゆっくり巻いて行った。
そのやり方をしつこくしていくと

ターンの直後
ドンっ!!と左手に重く伸し掛る魚圧。
すかさず合わせた。

これでもかっ!!って程合わせた。

高橋「きたっ!!サクラか?!!」

高橋は2人に知らせるため笛を思いっきり吹いた。
そりゃあ、もうどうしようもなく吹いたさ。

ピーーーーーー!!ピーーーーーー!!ピーーーピッピッピッーーー!!!

だが、2人に聞こえる距離ではなかった。

高橋「あわわわ!とと、とりあえずバラさないように・・・」
それにしても対して引かずドラグもそんな鳴らずすんなりリールが巻けた。

高橋「・・・サクラ、なのか??」

足元まで寄せて魚体を確認したら、
アメマスだった・・・。。
しかもそんなに大きくはない。

だが何か釣れた喜びからか、2人の元にダッシュで近寄った。

ネットに魚が入ってるのを確認したRさんとT花さんは
「釣れたのか?!釣ったのか?!来たか?!サクラか?!」と興奮したに違いない。

アメマスを見せたら少し苦笑いだった笑



でもこの時の高橋は笑顔である。

結局この日はサクラマスを釣ることは叶わなかった・・・

そして、ここから閉伊川でサクラマスを釣るというのがどれだけ辛くて苦しくて険しい道程だということが後ほど分かる高橋なのであった。

次回は第三章 米代川
この日を境に、高橋は狂い始める。

それではまた今度ヾ(・ω・`)
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