過去のツチノキオク日々

東京、阿佐谷にある、作家ものの暮らしのうつわ・雑貨の店『zakka土の記憶』です。お知らせや、日々の出来事を紹介します。

夏休み 京都編

2008-08-31 20:27:04 | 旅行

このところ不安定な天候が続いています。苦手な雷が毎日ゴロゴロ。今も大きな雷が鳴って気が気ではありません。さて、そんな後半は悪天候続きだった8月も今日で終わり。なんだか夏休みの宿題の絵日記みたいになってしまいましたが、そういえば子供の頃もこの時期はいつも悪戦苦闘してました、相変わらずです(笑)、「京都編」です。神社仏閣仏像めぐりが好きなオットのおつきあいでここ数年、夏休みは京都や奈良に行くことが多くなりました。これまでかなりたくさん巡った気がしますが、まだまだ全然だそう。といっても私の場合は右から左ですぐごっちゃになって忘れてしまうのですが(笑)。

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今回はこちら。蹴上にある『日向大神宮』。
ミニ伊勢(神宮)と云われています。しばらく坂を上った山の中腹くらいの森の中にあります。観光客にあまり知られていないせいか人もいませんでした。ひっそりとした空気のなか、一斉に聞こえてくるヒグラシの鳴き声。あの寂しく切なくなるような鳴き声が森全体に響きわたっていて、なんともいえない感動でした。

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生まれて初めて見たヒグラシ。意外に小さかったです。

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山科にある『勧修寺』。
醍醐天皇によって創建され、千有余年の歴史があるお寺です。「氷室の池」を中心に造園された庭園は、周囲の山々を借景にし、広大な自然美を楽しむことができます。池一面に咲く蓮や睡蓮がとてもきれいでした。

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ここにも蝉がたくさん。写真はクマゼミとアブラゼミ。木の上には鷺が巣をつくっていました。不動明王の石仏。一番右の写真は君が代にでてくるさざれ石。

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一休禅師が晩年を過ごしたという『酬恩庵 一休寺』。

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一休さんというとあのアニメの可愛らしいイメージが強くて・・・。こちらが一休禅師。
亡くなる年(八十八才、さすが長生きされてます)に弟子に命じて作らせたという等身の像が安置されていましたが、頭髪と髭は自らのものを植え付けたそうで、とてもリアルでした。

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歴史を感じさせる木の廊下の心地よい感触が好きです。

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新緑や紅葉がきれいな琴坂で有名な 興聖寺。曹洞宗の禅寺で道元禅師を開祖としています。

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花の寺としても有名な『三室戸寺』。
こちらも沢山の蓮の花が。五千坪からなる大庭園はツツジやシャクナゲ、紫陽花、紅葉など四季折々の美しい花が楽しめるそうです。ライトアップされた満開の紫陽花、見てみたかったなぁ。

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牛の口の中の玉を触ると「勝運」が付くそう。オットもしっかりと。横にはあの貴乃花と若乃花の手形が。ほんと、兄弟で横綱になりましたね。

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上賀茂神社の側にある「今井食堂」さん。
サバをよく煮込んだ定食が絶品です。近所にあったら毎日でも通いたい!!

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高麗美術館。高麗・朝鮮時代を代表する焼きもの「青磁」を中心にコレクションの名品が紹介されています。文様を繊細に施した象嵌技法の作品が数多くあり、高麗青磁特有の透明感のある「緋色」と呼ばれる釉と文様の美しさに目を見張りました。当時、陶磁器が朝鮮の人々に生活道具としてだけでなく、心を和ませるようにそばに置いて愛用されたということが伝わってきます。入り口や中庭にある石像などもユニークです。

今回も暑い中よく歩きました。神社やお寺は石段や坂道が多いので大変です。もう少し足腰を鍛えておかなければ、とつくづく思いました。ながながとおつきあいくださりありがとうございました。


河上智美さんのガラス器・川口武亮さんの器

2008-08-29 12:49:45 | お知らせ

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河上智美さんのガラス器/ピッチャー・つぼみグラス・角小鉢・ミルクピッチャー・ツートン花器が入荷しました。
瑞々しい透明感だけでなく、やわらかなフォルムとどこか温もりを感じさせてくれる河上さんのガラス器。季節を問わず楽しんでいただけます。

 

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川口武亮さんの粉引しのぎ/丸マグカップ・ビアカップが入荷しました。
人気のしのぎシリーズに今回新しくビアカップが加わりました。ビール以外にもお湯割りなどいろいろとご利用いただけます。


山本泰三さん・田谷直子さんの器

2008-08-25 13:27:44 | お知らせ

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山本泰三さんの黄粉引/5寸皿・8寸深皿・小鉢・深鉢・7寸浅鉢・湯のみ、緑黒彩/焼酎カップが入荷しました。
信楽の陶芸家、山本泰三さんの器は初めてのご紹介になります。「使いやすさだけでなく、造形・質感・色彩にもこだわりをもって、シンプルで飽きのこないものをつくっていきたい」という山本さんの作品は、主張しすぎないさりげないバランスのよさで暮らしのなかに溶け込んでくれます。

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田谷直子さんのルリ釉/4寸リム付皿・丼・8寸丸鉢、灰釉/筒小湯のみが入荷しました。
テーブルのアクセントになる美しいルリ釉の器、今回新しくおもてなしにも活躍してくれる大きめの鉢が入荷しました。温かいお茶が美味しくなるこれからの季節、小ぶりなサイズが人気の小湯のみも再入荷です。


夏休み 出雲編

2008-08-24 19:19:33 | 旅行

「夏休み 松山編」を書いてからまたまたブログはお休み状態。次の「出雲編」が頭をよぎりながらも日々のことに追われてました。スミマセン。
せっかくきれいな景色も撮ってきたので少しだけ紹介したいと思います。
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枯山水庭や苔庭、池庭など5万坪の見事な日本庭園。

松山から島根へ。思っていたより早く着いたので翌日行く予定だった足立美術館に行くことに。母から足立美術館の庭の美しさは聞いてはいましたが、想像以上の美しさにため息がでました。

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創設者の足立全康氏の「庭園もまた一幅の絵画である」という言葉のとおり、どこから見ても素晴らしい絵画をみているようでした。35度を超える猛暑の中、庭師の方達が松の手入れをされていましたが、これだけの庭園を維持していくための地道な努力を思うと頭が下がります。
また、館内には横山大観をはじめ、榊原紫峰、上村松園、伊東深水など多数くの日本画家の展示や、北大路魯山人、河井寛次郎の作品を展示した陶芸館などもありとても見応えがありました。またぜひ来てみたい美術館です。

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出雲大社。今秋からおよそ5年かけて本殿の修理をするそうで、それに伴い本殿の特別拝観を行なっていました。60年ぶりの特別拝観ということで沢山の人が全国から集まってきていました。私たちも事前に往復はがきで申し込みをしていましたが、ここまですごいとは・・・。朝から夕方まで30分毎のグループ分けでしたが、私たちの回だけで500人!!テントの中は順番待ちの人たちでびっしり。熱中症で救急車で運ばれた人までいたそうです。ほんと暑くて大変でした(汗)。
拝観の際は服装にも規制があったり、人は多くても本殿に入るとやっぱり厳かな空気が漂いはじめ神聖な気持ちになりました。天井には「八雲之図」と呼ばれる鮮やかな配色の雲が7つ描かれていましたが、1つだけ逆方向の雲があったり、7つの雲でなぜ八雲なのか?など秘められたことが多いそうです。私は数百年経っても変わらず鮮やかな色が残っていることに驚きました。

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神様がやってくる際の玄関口となる稲佐の浜。

縁結びの神様として有名な出雲大社ですが、旧暦10月11日~17日は全国から八百万の神々が集まり神議が行なわれるので出雲だけは10月を神在月と呼ぶそうです。だから他は神様がいないため神無月というんですね。はじめて知りました(恥)。八百万となると個性的な神様もいたり、それはそれはにぎやかでしょうねぇ。オリンピックのように開会式とかやったりするんでしょうか?(笑)

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出雲大社の隣にある古代出雲歴史博物館。中から見える景色もきれいです。
出雲に関する展示が充実しています。

暑さは大変でしたが、古代に思いを馳せたり、現代のきれいな庭を眺めたり、とても楽しい島根の旅でした。
さて、神社仏閣巡りは最終地京都へと続きます。