このところ不安定な天候が続いています。苦手な雷が毎日ゴロゴロ。今も大きな雷が鳴って気が気ではありません。さて、そんな後半は悪天候続きだった8月も今日で終わり。なんだか夏休みの宿題の絵日記みたいになってしまいましたが、そういえば子供の頃もこの時期はいつも悪戦苦闘してました、相変わらずです(笑)、「京都編」です。神社仏閣仏像めぐりが好きなオットのおつきあいでここ数年、夏休みは京都や奈良に行くことが多くなりました。これまでかなりたくさん巡った気がしますが、まだまだ全然だそう。といっても私の場合は右から左ですぐごっちゃになって忘れてしまうのですが(笑)。
今回はこちら。蹴上にある『日向大神宮』。
ミニ伊勢(神宮)と云われています。しばらく坂を上った山の中腹くらいの森の中にあります。観光客にあまり知られていないせいか人もいませんでした。ひっそりとした空気のなか、一斉に聞こえてくるヒグラシの鳴き声。あの寂しく切なくなるような鳴き声が森全体に響きわたっていて、なんともいえない感動でした。
生まれて初めて見たヒグラシ。意外に小さかったです。
山科にある『勧修寺』。
醍醐天皇によって創建され、千有余年の歴史があるお寺です。「氷室の池」を中心に造園された庭園は、周囲の山々を借景にし、広大な自然美を楽しむことができます。池一面に咲く蓮や睡蓮がとてもきれいでした。
ここにも蝉がたくさん。写真はクマゼミとアブラゼミ。木の上には鷺が巣をつくっていました。不動明王の石仏。一番右の写真は君が代にでてくるさざれ石。
一休禅師が晩年を過ごしたという『酬恩庵 一休寺』。
一休さんというとあのアニメの可愛らしいイメージが強くて・・・。こちらが一休禅師。
亡くなる年(八十八才、さすが長生きされてます)に弟子に命じて作らせたという等身の像が安置されていましたが、頭髪と髭は自らのものを植え付けたそうで、とてもリアルでした。
歴史を感じさせる木の廊下の心地よい感触が好きです。
新緑や紅葉がきれいな琴坂で有名な 興聖寺。曹洞宗の禅寺で道元禅師を開祖としています。
花の寺としても有名な『三室戸寺』。
こちらも沢山の蓮の花が。五千坪からなる大庭園はツツジやシャクナゲ、紫陽花、紅葉など四季折々の美しい花が楽しめるそうです。ライトアップされた満開の紫陽花、見てみたかったなぁ。
牛の口の中の玉を触ると「勝運」が付くそう。オットもしっかりと。横にはあの貴乃花と若乃花の手形が。ほんと、兄弟で横綱になりましたね。
上賀茂神社の側にある「今井食堂」さん。
サバをよく煮込んだ定食が絶品です。近所にあったら毎日でも通いたい!!
高麗美術館。高麗・朝鮮時代を代表する焼きもの「青磁」を中心にコレクションの名品が紹介されています。文様を繊細に施した象嵌技法の作品が数多くあり、高麗青磁特有の透明感のある「緋色」と呼ばれる釉と文様の美しさに目を見張りました。当時、陶磁器が朝鮮の人々に生活道具としてだけでなく、心を和ませるようにそばに置いて愛用されたということが伝わってきます。入り口や中庭にある石像などもユニークです。
今回も暑い中よく歩きました。神社やお寺は石段や坂道が多いので大変です。もう少し足腰を鍛えておかなければ、とつくづく思いました。ながながとおつきあいくださりありがとうございました。