空の駅

5月4日に兵庫県美方郡香美町の余部へ、星撮影の下見に行きました。
この辺りは天体観測の光害マップによりますと星撮影に適した場所になっていましたのでGWのドライブを兼ねて出掛けましたが、あいにく朝から曇っており翌日には雨とのことであまりいい条件ではありませんでした。

デジブック 『空の駅』

 

先ずは夕景がきれいなスポットと観光案内にあった御崎灯台へ行きましたが、やはりこの日の空模様では夕景を見ることは出来そうにありません。

海岸線の狭い道を西へ進むと余部と同じ平家の落人伝説が残る新温泉町三尾の静かな港にたどり着きました。

昔、吹奏楽団に所属していた頃に夏のコンクールが終われば親睦合宿で隣町の香住に来るのが恒例の行事でした。
夜は民宿近くの神社での肝試しをするか、余部まで車を走らせ鉄橋の下から空を見上げて、阪神間では見ることの出来ない数の星を見ては感動をしたものです。
当時「空の駅」と称される鉄橋の袂（たもと）の駅へは上ったことはありませんでしたが、今回新しくなった橋梁を見ながら上ることにしました。
地元の方々はJRを利用される場合にはいつもこの坂を上り下りされるのは大変だと思います。

列車通過シーンを撮影しようと駅の上にカメラをセットして幾度か試し撮りをしながらその瞬間を待ちました。

 

試し撮りでシャッター速度もチェックしていたはずなのに待つうちに随分暮れてしまい、いざその瞬間をとシャッターを押すと失敗！

 

駐車場まで下りて来ると、海に漁火が出始めました。

大急ぎで海辺にカメラをセット、日暮れの海辺は寂しく暖かかった風が少し冷えて来ました。

今回は星撮影は叶いませんでしたが、運よく沖に輝く漁火に巡り会うことが出来ました。