昨日,帰りにコンビニで本校の保護者さんと出会い,少し立ち話をしました。「学校も大変だ」「親さんも大変だ」という話になりました。話の中で,「学校があることがありがたい」とのお言葉をいただき,学校が休みになることでの保護者さんへの負担の大きさをまた感じました。
このたび,学校の存在ってなんなんだろうとよく考えることがあります。学校というところは,第一には子どもが「学ぶ」場であるという設定になってはいますが,今回のこれまでの2度にわたる臨時休業の様子を見ていてはっきりとわかったのは,同時に学校は,子どもの「安全を守る」場なんだということです。学校で子どもたちが「安全に」生活していることが前提で,この社会生活は成り立っているんだと改めて感じました。
学校で子どもの「安全」が確保されているから,保護者さんは「安心して」就業できます。子どもたちは給食という,1食250円ほどで食べられる,栄養バランスの考えられた昼食をとることもできます。学校という場所で,大切な子どもが「守られ」ているから,保護者さんは安心して仕事に集中でき,世の中は経済活動が行われ,社会が円滑に回っているわけですよね。
学校教育に携わる人間として,今回気持ちを新たにしたことは,「勉強」を教えることと同じように,いやそれ以上に大切な学校の使命は,「保護者さんが安心して就業できるよう,子どもにとって安全な」場所になることなんだなあということです。
責任の重さを改めて感じます。