隣の月蛙

日常・物に関する雑記帳

その車危険につき

2009年01月29日 | 雑記
先々週のことですが、自転車で信号待ちをしていたら
右斜め前の視界に入った車のステッカーに目が釘付けになりました。

「妻が乗ってます」

そう書かれたステッカーには、熊出没注意ばりの猛獣と化して吠えてる熊の絵が。
恥ずかしいけど、一人で笑いました。おかまほったら喰われそうです。
で、見たいじゃないですか、猛獣使いの旦那を。
運が良ければ猛獣の顔も拝めるわけです。
覗き見る隙も与えず信号が変わって、走り去った車に

次の信号待ちで追いついてみせる!

そう意を決してペダルを漕いだ漕いだ。
お、次の信号は運良く赤になっています。
あと8メートル…ってところで信号は青になり
ああっ猛獣使いの車は遠い彼方へ走り去ってしまいました。

観たかったサーカスのテントが撤収された跡地に呆然と立つ
取り残されたようなこの脱力感はどうだろう。
観たかったよ、猛獣使い…


で、今日の仕事中に気がついてしまったんです。
先週の原因不明の筋肉痛の理由に

脳は気楽に一言でやわらかく

2009年01月28日 | 雑記
ブログパーツのマクパペットがあまりに可愛かったので
カスタムレイアウトのテンプレに変更して
サイドバーのモジュールに使ってみました。

使ってみて気がついたんですが、モジュールって自由度の高いスペースなんですね。
更に自由度の高いマクパペットを組み合わせる事で、とても楽しめそうな予感です。
こういうの、私の楽しいのツボみたい。
とりあえず、「今日の月蛙」なるミニコーナーのモジュール作ってみました。
つらつらと更新できない言い訳述べてます(笑)
ログとして残らないし、一言程度なので気軽に更新できます。

え、ブログってそもそも、そういう事気軽に書ける場所だから日記形式なんじゃないの?
と言うご指摘は、私自身が真っ先に自分にしております。
飽いて突然やめてしまうまで、広い心でご覧いただけると嬉しいです。

ブログ内の記事は気楽に打てないのが性分でして…
「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」では
漢字やひらがなのハネを大きくきっちり付ける事から
「生真面目過ぎて融通が利かない奴だろ!」
と指摘されちゃう始末です。

そうそう、DSと言えば私は生まれてこの方
ゲームに興味を覚えたことも、やりたいと思ったこともゼロに近い人生送ってきました。
今でもゲームって興味ないと言うより嫌いですが
学習系トレーニング系のソフトは、少し見直しているところです。
あんなに買い渋っていた息子のソフトを、自分にはあっさり買っている鬼畜生になりました。
ごめんよ、貸してあげるから母さんを許して…

とまあ、気軽にとはこんな風に思いついたままをつらつらと打つのでしょうか。
はて、何だか脈絡がなくて妙にお腹がゴロゴロしているのは気のせいでしょうか。

「気楽に」は当面一言にしようと思います。

二十歳の親の決め台詞

2009年01月12日 | 雑記


私が二十歳の頃、成人式のその日は式に出席しなかった。
次男を懐妊したばかりだったからだ。
母はせめて振袖を着せて写真だけでも、と考えていたようだったが
「その費用の分、出産祝いに上乗せして」
と、今考えればとんでもない親不孝発言で両親を絶句させたのだった。

あの時私のおなかの中にいた小さな小さな命が
無事に生まれて今日の成人式を迎えるなんて、と一人しんみり。
式に送り出したあと、発熱して横になっていた三男の布団に潜り込み
「おまえはゆっくり大人になってくれー!」
そう言って三男をくすぐって笑わせた。

写真は左が今日の次男で、右が二年前の長男。
昔見たテレビのインタビューでは、百歳のおじいさんが
「今一番の心配事は何ですか?」
と聞かれて
「八十歳になる息子がボケないか心配だ」
と答えていた。
大人になっても老人になっても、子供は子供なんだろうな。
笑いながらも、納得できた言葉だった。

まだまだ人生においては門前の小僧だけど
「でも、めでたいね」
そんな長男からのメールに、くすぐる手を止めて実感した。

私は次の世代を背負ってたつ、二人の大人を世に出したのだ。
単純明快だけど、バカボンのパパも言っているではないか。

これでいいのだ!




私の表情は…

2009年01月02日 | 雑記
新年あけまして おめでとうございます

不定期の更新ながら、度々訪問していただき
いつも有難うございます。
本年もどうぞ よろしくお願いいたします。

年賀状を取りに、実家から一旦帰宅してくる途中
通りすがりの方に道を尋ねられました。
何だか、今年は穏やかないい年になりそうな気がします。
なぜって、険しく不幸な表情をした人に
正月早々から誰も声なんか掛けないでしょうからね。

子供達も兄弟も、皆が実家に集い、楽しい正月を過ごしています。
夢のように穏やかで楽しい時間を
もう少し、楽しんで来たいと思います。

幸せサンタな気分で

2008年12月18日 | 雑記
三男が生まれるずっと前、長男と次男がまだ保育園児だった頃。
子供達に夢のある話をしたり、ビックリさせる事が私達の使命だと思っていた頃があって
クリスマスのサンタクロースも決して例外じゃなかった。
ベランダにこっそりプレゼントを仕込んで

「ちょっと、今ベランダで変な音がしたよ!見てきてよ!」

そう子供達をけしかけて
さも今物音がして、サンタクロースがプレゼントを置いて行ったと思うような
笑っちゃうような演出で、下手な演技をするわけです。

両親の思惑とは裏腹に、変な音の正体を見るのが恐ろしくて
しかも両親さえ驚いて確認にも行けないでいるその音の正体に
子供達は興味より恐怖しか感じないのです。

「ギャー!いやだー!こわいよー!ギャー!」

楽しいクリスマスの夜が、ホラーかサイコサスペンスチックな夜に一変したかのように
怯えて泣き叫ぶ子供達。

ノリが悪い奴らだぜ…と苦笑しつつ仕方なく自分でベランダに行って窓を開け

「えー!!何これ!ちょっと、大丈夫だから来てごらんよ!」

演技を懲りずにまだ続ける私達(笑)

「これって、もしかして…」

『サンタさんが来たんだ!』そう言って欲しくて子供達を見つめる私。
黙ってプレゼントの包みを、涙目でじっと見つめる子供達。

「誰の?何でここにあるの?」

腰砕けになるほど、場の読めない二人でした。
それでも「サンタさんじゃないの?」と自ら種明かししちゃった私の脇から
奪うようにプレゼントを持っていって
鼻息も荒く包みを開ける子供達のキラキラした瞳は
十数年たった今でも、忘れることができません。

いつの間にか子供達は、プレゼントを置くのがサンタではない事に気がついてしまったけど
あの時、サンタクロースの存在や夢を信じたかったのは
親になった喜びを心いっぱいに感じていた、大人の私達の方なのかも知れませんね。


クリスマスといったらこの歌。
この歌を聴くと、とびっきりのオシャレをして街に出たくなります。
クリスマスの夜は、何か一つ、自分と三男のために買い物でも楽しみましょうかね。
良いクリスマスを!

all i want for christmas is you - mariah carey



泥棒に美学なんてない

2008年11月27日 | 雑記
 ふざけんなよ、マジ寒ぃんだけど。今年やばくね?

早朝、または宵の頃、聞くに堪えない悪態を独り言ちる下品なねえちゃんがいたら
それは私です。見つけたら蹴り入れて下さい。
なお、人違いによる蹴りで被った被害に関しましては責任を負いかねますので
自己責任でお願い致します。
今年も何も毎年冬は寒いのですが、干支は毎年違います。
ちなみに今年の干支は「ねずみ」でした(今頃…)

ねずみと言えば思い出すのが「義賊伝説」で有名な大泥棒・鼠小僧次郎吉。
彼は実在した人物です。
建具職人だった鼠小僧は、博打で身を持ち崩して借金を抱え無宿人となり
武家屋敷に盗みに入るようになりました。
二度目の御用で市中引き廻しの上、打首獄門となり、天保3年35歳で亡くなります。
「金に困った貧しい者に汚職大名や悪徳商家から盗んだ金銭を分け与えた義賊」
と噂されていましたが、現代の研究家の間では、
「盗んだ金の殆どは博打と女と飲酒に浪費した」という説が定着しています。
どんな泥棒であっても、泥棒を美化するのはよろしくありませんね。

非常に長くこじつけた前振りでしたが
最近、近所では物騒な二つの泥棒の話で持ち切りです。

裏の老夫婦のお宅では、ある時警察より電話が入り
「お宅の奥さんが誘拐にあい、命からがら逃げ出してきた所を保護しました。
迎えに来て下さい」
と言われたのだそうです。
腰が抜けるほど驚いたご主人は、足が悪いのも忘れて自転車に飛び乗り
警察に向かう途中で、問題の奥さんに遭遇します。
「どこ行くの?」あっけらかんと尋ねる奥さんに
「お前が誘拐されたっていうから、お前を迎えにいくんだよ!」と答えたとか。
狐につままれたような心地で家に戻ると、空き巣の被害に遭っていたのだそうです。

一本道を隔てた向こうの老夫婦のお宅では、ある日の昼下がりに客が訪れます。
「町会長が病気の為、急遽引き継いで町会長を務める事になりました○○です。
ご挨拶がてら、来年の町会費と歳末助け合い運動の集金をさせていただいています」
そう言われ、財布にちょうどのお金がなかったので
こまめそうなその町会長は、そこの奥さんから一万円を預かり
崩してくると走って出て行ったきり、二度と戻って来なかったそうです。
前任の町会長の家に電話を入れ、初めて詐欺に遭った事を知りました。


怖い話ですよね。オレオレ詐欺より身近でうっかり騙されてしまいそうな話です。
早く犯人が捕まってほしいと心から思います。

架空のアニメ、かの有名な大泥棒ルパン三世の映画に
「カリオストロの城('79)」があります。
宮崎駿監督の記念すべき長編映画第一作でもあり
ルパン三世の知名度を引き上げた傑作とも言われています。
まあ確かに面白い映画ではありましたし、心ある泥棒ルパンも嫌いではありませんが
ルパンだけを執念で追って物語りに巻き込まれる銭形のとっつあんが、
その途中で偶然にも偽札を発見してしまい
「ルパンを追いかけていたらとんでもない物を発見してしまった。どうしよう…」
と困り果てるシーンは、どこか間が抜けてて企む事を知らないばか正直さが忘れられない
とても印象に残るものでした。

迷惑を被る人がいるかぎり、泥棒行為に美学なんて求めてはいけません。


明日は…

2008年11月24日 | 雑記


気がつけば、つかの間の広葉樹は錦絵のように鮮やかに



燃えるように色づいて、儚くその葉を土に落としていました。

足元でサクサクと音を鳴らす落ち葉や枯れ葉は
土を肥やし、春の再生を用意する役割を持つことから
「望み葉」という言葉で表されることもあるそうです。
葉は、落ちたのではなく土に還ったのですね。



生垣を彩る、冷たい雪の中でも頑強なピラカンサ (常磐山査子) の赤い実は、
餌に乏しい寒空の下の野鳥達を、飢えから救ってくれることでしょう。

儚さの中に命を育む礎を残した霜月の、残り少ない日数を指折り数える間も無く
年末に向けて加速してゆく日々。
流れるままに飄々と生きながらも、
地に足をつけて一日一日を踏み固め
感謝の気持ちで振り返る事のできる人でありたいと思うのです。




美しい落日の空に、一時でも足を止めてそう願えば
明日はいつでも 新しい私の 最初の一日になるんですね。


会社の机の中心で無効を叫ぶ

2008年11月13日 | 雑記
日没も早くなり、身支度はすっかり冬モードに突入するこの時期
とくれば、健康診断の時期がやって参りました。
唐突ですね…。
そんなわけで、唐突に私も焦ってダイエットに突入したわけですが
週末に実家でご飯をたらふく食べて失敗に終わった、月蛙です。
皆さんは健康診断済ませましたか?

今年はメタボ具合も測定するとあって、同僚の気合の入ったダイエット成功ぶりに
週末のご飯が腸のあたりでビビって出てきませんでした。
二重の悲劇です

メタボの測定は、おへその下、下腹辺りにメジャーを巻いて測ったのですが
いきなりジーパンを下げられて、メジャーで測ったと言うよりは
メジャーを後ろでたるませて羽織ったような状態で計測。
「はい、80ね」と無下に計測結果を断定。
『そんなの無効だー!!!
と心の中で叫んだところで、計測者には届くはずもない。

80なんていうサイズ、ウエストにしたらもう大変な数値なわけです。
メタボ的にセーフな数値であっても、この断定された無効な数値を
一生背負っていかなければならない私の悲劇が、計測者にはわかるまい。
みんなにどうだった?と聞かれても、言えないな

噂によると、90以上がメタボ断定されるらしいです。
ダイエットに成功した同僚も、80に近い数値だったから皆も同様だったようです。
そんなもんなんでしょうかねぇ。

最後に内診とインフルエンザの予防接種をしてくれたのは、年配の女医さんでした。
「朝のうちに来た男性社員は爺さんばっかりだったけど
 あんたの会社には若い男性社員はいないのかい?」
いきなり質問されました。
「あぁ、若い男性社員は先月末にやったようですよ」
そう答えると、女医さんは
「安心したよ~。若いのがいなきゃ、心の健全は保てないもんね~」
注射を打ちながら、そう言ってニヤリ。
あんたも十分婆さんなのに、隅におけないお医者さまだこと。
「はい、終わり」
って、えぇぇぇぇ他に聞くことはないのかい


そんなこんなで、一時間足らずの健康診断、今年も無事に終わりました。
また一年、健康で過ごせますように。


木になる宝石

2008年10月20日 | 雑記


秋の宝石、銀杏です。

先週弟が収穫して洗った銀杏を、この1週間かけて母が乾燥させ
ちゃっかり私が腹に収める。姉ちゃんの特権です。
この銀杏の実の色艶は、宝石以外の何ものでもないですね。

昔はフライパンでせっせと乾煎りしたものですが
今は20個ほどを封筒に入れ、電子レンジで1分半。
驚くほど手軽にできちゃうんですね…。
乾煎りしたものは、実が少し黄色味を帯びてしまうのですが
電子レンジでチンしたものは、鮮やかなグリーンを保ったままです。
「こんなに簡単にきれいにできるなら、わざわざ炒ってなんかいられないね」
なんてことを話しながらも、殻をむく手は止まりません。
なんて幸せ。

用事があったのか、はたまた採った銀杏が心配になったのか、
弟も日曜日の早朝から実家に来ました。
自分の息子とうちの三男を連れ、慌しく天然の自然薯掘りに出かけて行き
立派な2本の自然薯とムカゴ、あけびを収穫。
「ムカゴご飯も美味しいよね。週末炊いてみようかしら」
と、嬉しそうな母の声。

「来週も来よっかな」
用事もないのに素早く予定をたてている、月蛙なのでした。


秋を報せてくれた人

2008年10月13日 | 雑記
実家に設置したパソコンにも、先月ようやくインターネット環境を導入しました。
ところが、配線から設定まで終えて帰宅した翌日
どうへそを曲げたものか、全く起動しなくなってしまったと母から連絡が入っていたため
土曜日から弟にも声をかけて、実家に行ってきました。

毎日起動を試みていた母ですが、私達の到着する1時間前にも起動してみたところ
問題なく起動し、インターネットにも問題なく繋がったため
私達に無駄足を踏ませたと、恐縮することしきりの母。
家に居れば何かと忙しく過ごす連休も、思いがけずゆったりと実家で過ごす事となりました。

弟が早朝拾ってきた銀杏や山栗を、手間をかけて選別して洗ったり
母が畑で作った落花生を、子供達と収穫したりと
ここでの時間は、都会の気忙しい時間と比べると、何と濃密で緩やかな事でしょう。

帰宅する今日の夕方、散歩がてら仏壇に供えるススキを手折に行きました。



「クローバーは秋になっても枯れないね」

私に見せるため、三男がそう言って無造作に摘んだクローバーは
なんと二つとも四つ葉!
その後皆で一斉に四葉探しをしたものの、その一帯にはもう見つける事ができませんでした。
もしかして、もしかしたら、三男は物凄い幸運の持ち主なんでしょうか。
あ、あやかりたい…




久しぶりに見た夕焼けが綺麗でした。
夕日に染まったススキと、夕日を背にして風に揺れるススキ。
この小さな感動だけで、明日からも頑張れそうです。

ススキを見においで。

父が、呼んでくれたような気がします。