乃南アサの小説です。
アイヌ語だったかな? ニサッタ=明日という意味です。
北海道出身の主人公のなんともいえない落ちていく姿というか、底辺とはいえないもしれなけど、そこから進んでくる姿・・・なんとなく周囲にはいそうでいない感じの・・・上下2刊なのですが・・・読み始めはかなりいらっと来る感じで・・・乃南アサの小説っていつもそう思います。(笑
それでも、読み進めていくと・・・どうなるか読みにくい展開たけど・・・なんか低きに流れるみたいところが共感できたりして・・・人権問題というのかなー。わたしにとってはけっこう日常的なことなんですが、やっぱりそこにいきましたかって感じです。
逆に言うと常にあることなんですが、目を背けていることが多いことなのかもしれません。こうことも小説の中に溶け込んでしまうと日常になるのかもしれないとも思いました。
うれしいような悲しいような複雑なエンディングですけどね。
読んでみて・・・気持ちの良くなるものではないです、歯がゆいというか「なにしてんだか」って・・・でも、悪くはないですよ・・・おすすめは・・・どうかなー・・・楽しめますけど・・・