NO FISHING, NO LIFE! @琵琶湖

生活の中心となっている熱き釣り生活+αを紹介。

とあるジョイフルでの出来事。

2010年01月22日 23時35分18秒 | Weblog
私はテスト期間になるとかならずジョイフルに籠もる。
理由は勉強する場所に金を払うことで、勉強する自分にプレッシャーをかけるためだ。

今日もそんなつもりでジョイフルへやってきた。

席につき、勉強道具を取り出そうとする。
しかし勉強しようと思っていた科目のノートを家に忘れたことに気がついた。

『なんのために俺はこの地へきた…』

無情感が私を襲う。
しかしまぁ腹が減っていたのもあり、何か食べて帰ることにした。

メニュー表をめくる。サイコロごまステーキがうまそうだ。
店員を呼んだ。
通い込んだジョイフルだが、見慣れない若い店員がやってきた。

「ミートソーススパゲティで。」

私は自分のだらしない腹と向き合い、断腸の思いで「肉」を捨てたつもりだったが、思い直せばミートソースだって肉と汁じゃないか…

若い店員は私の頭中の葛藤を察したのか、何か一瞬もごついてから去っていった。

数分後…
「明太子スパゲティになります。」


…ん?ラッキーだ。どこぞの席のメニューが運ばれてきた。バレる前に食ってやろう。あんまり好きではないが…

私はもともと和風パスタなるものが苦手だった。古にどこぞのパスタ屋で「お茶漬けパスタ」という一風変わったパスタが目につき、(世界中の食べ物の中で現時点では最もお茶漬けが好きな私は)それを頼んだ。

自分から店に入ったくせに「だったらお茶漬けを出せよ」という気持ちでその店をでることになった。
「和風パスタをは日欧間の紛争」だということを学んだのだ。
同様に、正直明太子スパゲティも嫌いだった。

「米にのせろ」

パスタに混じり合う長谷川ピンクと、それを食す私自身に心が痛んだ。思いの他辛く、舌も痛んだ。

…時間はたつが私のミートソーススパゲティはやってこない。 ふとメニューに目をやると正式名称は「スパゲティミートソース」だった。 そんなことはどうでも良くなかった。どうやらメニューの読み方を間違えたことで、店員が聞き間違えをしたようだ。

いつもの桐山孝太郎(アメリカで活躍する日本人バスプロ)似の店員ならば常連の私の意を汲み取り肉汁麺を持ってきてくれただろう。

嫌いなメシを食いにここに来たのか俺は…
そんな事を考えながら「明太子スパゲティ」と「ミートソーススパゲティ」を交互に早口で繰り返していた。

…正直自分の滑舌が悪かったのだと反省した。店員のもごつきを見て、察することが出来なかった私が悪い。本当に私が悪い。
『復唱してよ』

紙ナプキンにそう綴り、私は店を後にした。