直子さんからちよみ宛てにもらったメールです。
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大震災から2週間たったけど、毎日心が裂けるような報道が続きます。こちらでは普段通りの生活で、テレビを見なければ、だんだん忘れていってしまうだろうと思わせるくらい時は非情に過ぎていきます。
ちよみちゃんのお住まいの辺りも計画停電や生活物資不足で、不便をされていることと思います。ちょうど春休みに入ったから、家族が割と一緒にいる安心感はあると思うけど、いつもの3月、4月の終わりと始まりの季節の高揚感は残念だけどないですね。いつも自分のことしか考えない子供達さえ、節電したり、買い物を控えたりするのが、健気です。被災地の映像を見ていて、一番ショックなのは、いってみれば大の男である、おじいちゃんやおじさんが、話しながら人目もはばからず涙を見せること。ほんとあの人達に笑顔はいつ戻るんだろう。
東京の娘は15日から22日まで、浜松に帰っていました。さすがに心細くなったようでした。就活中だけど、選考の日程も6月以降に延びている会社が多いようです。心配ではあるけど、頑張っているので、応援するだけです。
早く被災した人達も自然に歌を歌ったり、聞いたりすることができる日がくるといいね。