日本の現況と今後について考察

社会で起きている事々について

森林資源を生かすin日本

2018-12-10 09:11:11 | 日記

「資源の少ない国、日本」が大方の見方だ。よく見

ると日本国土面積の多くを森林が占め、日本は世界

も有の森林資源大国である。しかし、この資源

    

     出典:shinrin-ringyou.com/ 日本の森林(例)

の多くが生かされないままで来た。何が要因か? そ

課題や対応について考察して見る。

◇日本森林面積は国土の約70%:木材自給率33%;

日本の森林面積は、世界で3位と恵まれている。しか

    

    出典:shinrin-ringyou.com/ 森林利用率

 かし、森林資源の利用が遅れている。世界各国の木

材自給率(2005年)を見ると、100%を越えている

は1位Malaysia、2位Canada、3位NewZealand

      

         出典:kobenno-k.jp/ 木材自給率比較

、北欧などが続く。100%を割る国でも、豪州94%

国86%、日本20%だった(日本の木材自給率は

2015年に33.2%まで向上したが、まだ多くを輸入

材に依存)

◇日本の森林資源の役割と対応:

森林資源には、CO2吸収し、O2を排出してくれる働き

もある。一方、CO2の吸収量/排出量は樹齢と共に変化

  

   出典:林野庁 樹齢によるCO2吸収量・排出量の変化

し、年数と共にCO2吸収量/排出量が接近して行く。

る樹齢になったら伐採し、若木に置換える事が求

るのだが。

◇森林資源生かされない要因と対応:

我が国では木材自給率が何故、大きく伸びないのか

? 主な要因には林業において、人手不足により伐採 

        

        出典:taka-shigoto.com/

が行き届かない、作業を人手に頼っている所もある

られる。解決策の一つとして、林業の機械

があり、進めている所もある。

◇森林資源を生かす:林業の機械化を拡大;

上述の問題を解決するには、林業の機械化を拡大さ

せる事が必要となる。この為には、Costを要するが、

国(林野庁)・会社・組合・個人が関わり、進める必

がある。機械化の主な作業をpick upして見ると、

      

                ハーベスタ(Harvester)による伐倒

      

      プロセッサ(Processor)による枝払い 

       

      フォワーダ(Forwarder)による集材

            出典:林野庁のHP(上の3枚とも)

かかる事業を拡大させる事により、日本の木材自給

を上げて行きたい。付記:今回成立した「改正出

入国管理法」で、対象となる14業種には林業が含ま

れてないが、近い将来には林業も対象に含め、林業

の人手不足を補って行く必要があると思う。


      





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