つくすの折にふれ

旅の思い出などを

寒かった沖縄本島と離島の旅 ③

2018-03-02 04:37:27 | 旅行
 3日目の朝です。この日は離島めぐりに出かける日です。港への集合時間を確認していなかったので、朝食前に、離島ターミナルへ出かけてみました。ところが、自分たちの乗る船の窓口は空いていませんでしたので、ホテルへもどって朝食をいただきました。そして、電話で集合時間を確認して、みなさんに伝えました。ロビーに8時過ぎに集合してもらい、歩いて、すぐ近くの離島ターミナルへ行きました。乗船手続きをして、船に持ち込むドリンクを調達しました。船を待つ間も、女性軍はせっせと買い物を楽しんでいました。
 そして、8時30過ぎに乗船が始まりました。揺れが少ないのは後方座席です、の、船員さんのひとことで皆さんが後方座席に着きました。まず、西表島へ向かいます。船が着くとバスが待っています。自分たちのグループ9人のほか数人が乗り込みました。まず、由布島へ向かいます。あの水牛車で海を渡る有名な景色のところです。船頭さんによっては、海を渡る道中に民謡を歌ってくれることもありますが、この日の船頭さんは、水牛を育てる仕事をしていた人で、民謡はなく水牛のことをいろいろと説明してくれました。
 由布島に入ると案内の人が着きます。説明を受けて散策に出るのですが、さっそく花のレイを首にかけてくれます。これは初めての経験でしたが、その先でグループごとに写真を撮ってくれるのです。この写真が、少し歩くと出来上がっています。便利になったものです。あとでコピーするように1枚ずつ購入しました。この由布島には、最大の蝶「オオゴマダラ」が飼われています。温室に入るとたくさん飛んでいました。また、黄金色のサナギが有名なのですが、このサナギもたくさん着いていてとてもきれいで、珍しいものを見ることができました。
 水牛車でもどってバスで仲間川クルーズに移動します。普通はバスの運転手がそのままクルーズボートを運転するのですが、この日は、別のバスの乗客と合流してそちらのバスの運転手さんが案内するとのことで、とてもしゃべり上手な運転手さんとはここでお別れになりました。この日も残念ながら曇り空で肌寒く、クルーズを楽しむという感じにはなりませんでしたが、満ち潮に向かっている時間帯でしたので水量豊富な川を上って、板のようになった大きな根っこで有名な「サキシマスオウ」の木を見に行きました。
 そして、折り返してもどる途中で、最初のバスの運転手さんが運転するクルーズボートとすれ違いました。ボートはそのまま高速船の港まで自分たちを送ってくれて、高速船に乗り替えました。
 今度は3つ目の島になる「小浜島」へ向かいます。テレビ小説「美らさん」の舞台となり、また「はいむるぶし」や「ニラカナイ」という大規模リゾートで有名な島です。はいむるぶしホテルで昼食です。とてもおいしいお弁当が用意されていました。スープや沖縄そばは自由に食べられるようになっています。あまり時間はなかったのですが迷うことなくオリオンビールを頼みました。昼食のあとは島内観光です。バスで「シュガーロード」などを見て回って港へもどりました。
 つぎは、4つ目の島「竹富島」に向かいます。ここはマイクロバスで観光です。最初に星の砂で有名な「ガイジ浜」に行きました。運転手さんが星の砂の探し方を教えてくれます。みなさんも熱心に探しました。自分も1粒だけ見つけることができました。
 次は住宅地区に向かいます。そこへ向かう途中、「ホテル建設反対」「ホテルはいらない」といった看板がありました。ホテル建設を進めようとする業者と住民が対立しているとのことでした。「伝統的建造物保存地区」に指定されている竹富の住居地区を散策しました。赤瓦の沖縄的な民家が集まっていてなかなかいい雰囲気の町並みでした。この地域を展望できる展望台があって上れたのですが、老朽化で登れなくなっていました。これで4つの島めぐりは終わりです。高速船で石垣島へともどりました。
 このコースの料金は、オプション付きで15,800円です。これを先払いの事前予約をしていますので、15%引きで購入しています。有利に旅行できるよういろいろ研究しているのです。
 石垣へもどったみなさんは、まずはお土産を購入して、荷物を自宅へ送りたいとのことなので、ホテル前で別れました。自分は部屋へもどって、明日借りるレンタカー屋さんへ確認の連絡をしました。相手も連絡が取れないで困っていたようで、ホッとしたようでした。ホテルから事務所まで少し距離がありますので、送迎をお願いしています。そこで、明朝は自分だけを迎えに来てもらって、事務所で手続きをしてから借りた車でホテルへみなさんを迎えにもどる形にしました。
6時過ぎにロビーへ下りました。みなさんもいい買い物ができて、送る手続きも無事済んだようで、一安心といった雰囲気でした。さっそくパヤオへ向けて出発しました。
 この夜は全員参加にもどりましたので9人です。生ビールで乾杯してからいろいろな料理を3皿ずつ頼みました。リクエストが多かった石垣牛のステーキも頼みました。残念だったのは、島ラッキョウの浅漬けが、まだ漬いていないとのことでなかったことでした。でも気を使ってくれて、島ラッキョウの天ぷらを出してくれました。和やかに賑やかに石垣最後の夕食は続きました。地元の「請福」もたくさん呑めました。支払額は、48,800円でした。そして、この旅行最後の夜も芭蕉布で民謡を楽しんで盛り上がって締めくくることができました。
 4日目の朝です。みなさんより一足先にチェックアウトを済ませ、レンタカー屋さんを待ちます。ほどなく来てくれて事務所へ行き、手続きを済ませてホテルへもどります。この日の代金は1日で14,000円でした。みなさんを乗せて出発しました。最初にミンサー工芸館へ行きましたが、まだ開館していませんでした。それではと、川平(かびら)湾へ向かいました。グラスボートに乗ります。
 風が強くすこし風波が出ています。また、晴れ渡った青空ではありませんでしたが、海はきれいです。海の色もきれいです。海水も澄んでいて魚が、サンゴがきれいに見えます。ビューポイントへ移動しながら説明してくれます。海の中を見るのもなかなか楽しいものです。沖合の方向へ船が進んだときはかなりの揺れになりましたが、だれも船酔いには合わずに済みました。ここも、1,030円が例のクーポンで無料でした。
次に、ミンサー工芸館へもう一度行ってみました。今度は開館していてしばらく見学しました。いい色ですてきな紳士用シャツもありましたが、自分は見るだけにしました。みなさんも、それぞれに買い物したりして楽しまれたようでした。このあたりからは市街地が近いので、お土産を買いたいとリクエストがあった泡盛工場を先に訪ねることにしました。「請福」さんに行きました。いろいろな種類の泡盛が試飲できます。ちょうど昼どきになってしまい、従業員さんにはご迷惑をかけてしまいましたが、たくさん買い物しましたので、許してもらえるのではと思いました。
 お昼どきになっていましたが、ここから東側の海岸ぞいを北へ向かいました。眺めのいい「玉取崎」の展望台へ行きます。風が強くて寒いのですが、みんなで展望台まで登りました。ここからは、右側に太平洋、左側に東シナ海を一望できます。ここから西側の海岸を市街へともどるつもりでしたが、道は空いていますし時間も大丈夫そうでしたので、石垣島の北のはずれに向かいました。平久保崎、平久保灯台です。とても風が強くて寒くはありましたが、何人かの観光客がいました。
 ここへ来るとき食堂があるのを見ましたので、ここまで来た思い出にそこで昼食をとることにしました。「浜遊」というお店でした。自分たちの前に2組のカップルが入っていましたので、小上りを使わせていただきました。八重山そばとソーキそばが4つずつ、タコライスがひとつという注文になりました。軽くオリオンビールもいただきました。おひとりで調理しているらしく料理が出るまでにすこし時間がかかりましたが、そば類はいままで食べたのとはちょっと違う味付けで思い出になりました。タコライスも美味だったようでした。自分たちがお店を出ると、売り切れの札が掲げられていました。
 ここからは一路市街地のレンタカー事務所を目指します。指定のスタンドで給油して返さなくてはなりません。空港へのバスの約束の時間よりちょっと過ぎましたが、無事返却できて空港へと送ってもらいました。空港では、また最後の買い物タイムとばかりに、さらにお土産を買い込んだ人もいたようでした。そして、16時45分発の飛行機で那覇へと飛び立ちました。那覇で乗り継いで羽田へともどります。この日の夕食のことをうっかり失念していましたので、那覇空港で軽食と飲み物を買い込んでみなさんにお渡ししておきました。
 この乗り継ぎですこし勉強したことがありました。空港の手荷物検査場でバーコードをかざして乗り込むタッチ・アンド・ゴーが普通になってきました。ところが乗り継ぎ便のときには、最初の空港で、当該便と乗り継ぎ便の2種類のバーコードを読み込ませておかないと、乗り継ぎ便ではエラーになるということです。いままで、経験したことがなかったのですが、これからは気を付けようと思います。また、旅行会社にも注意してもらうように伝えたいと思いました。
 羽田空港で解散したのですが、自分たちの年齢を考えると、帰路ほど空港から自宅までの交通についても手当しなければいけないことに気づきました。そこを考えておかなかったために深夜すぎに帰宅した人も出てしまいました。次からは気を付けようと思います。また、今年の旅行は、沖縄及び離島を目いっぱい観光したため、かなりハードスケジュールになってしまいました。この辺もすこし考え直さなくてはと、旅行幹事としては反省しています。
 でも、このメンバーたちとの旅行は、とても、とても楽しいものです。次はどちらへ行きましょうか。考えるだけでも楽しみなのです。
 (了)