大地震。大飢饉、疫病、そして蛮族の侵入等は、古来より神による天罰として恐れられていた。そうだとすると現在の(2020年~)コロナ禍は天罰に相当するだろう。では何に対する神様の怒りなのであろうか?元々この疫病の発生は、中国の奥地から出発している。そして全世界に全地球規模に拡大したのです。即ち中国の広い大自然に何千年も眠っていた神様が怒った事が大惨事となっている。
そしてヨーロッパのイタリアがまず最初に狙われた。何故だろうか?歴史の流れを見るとイタリアは古代ギリシャ文明を復活させた土地である。所謂ルネッサンスを起こした国ですね。約500年位前になる。では古代ギリシャ文明とは何であったのか?一言で言えば人間賛歌であろう。人間の能力を色々な分野で発揮して、更に発展させる文化であった。芸術・陶芸・演劇・文学、特に哲学や科学精神・そして肉体の美や健康・オリンピックはまさに人間の能力の賛歌である。どこの神々も人間を超越した存在であるが、ギリシャ神話の神々は人間の能力のある部分を、神格化したものであり、元々は人間賛歌である。本来どの宗教も特に高等宗教は、超越者なる存在の神以外を賛美したり拝んだりする事を厳禁している。この律法を破ると神は天罰を与える事になる。だから人間賛歌を復活した所は撃たれたのかも知れない。
次に18世紀にイギリスで産業革命が起きた。西欧合理主義による機械文明の登場である。この科学主義をもって数々の文明で人々の生活も政治も大きく変化した。経済の規模も超ビックになった。そのイギリスが次にコロナ禍で打たれ、英国型という新型ウイルスが発生した。産業革命の国でウイルスも革命したのだと思える。
そして米国、これは資本主義経済の終着点である。マネーゲームの超大国であり、拝金主義とも言える。お金を拝むのではなく神様を拝めとのコロナによる警告であるかもしれない。
ではインドのコロナ禍はどう説明するのか?これは応用問題であり少々難解であるが、根本は同じであろう。ヒンズー教は、元々人間賛歌ではなく、神々を賛歌するのに非常に熱心であり、数千年の実績を有している。しかし熱狂の余り神々のお祭り騒ぎも熱狂的である。この狂信が問題となる。コロナは、密接・密着・密集が大好きであるから爆発的に増える。インドには釈迦を生んだ土地柄が在り、仏教もヒンズー教も人間の内面を深く探る哲学である。狂信的なお祭り騒ぎの宗教とは対極の禅僧の如く、個人の内面・心の安定を模索する道である。この本来の姿に戻ればコロナ禍は爆発しない。お寺や家で静かに瞑想していれば、密集も無いからである。
いずれにせよ人間の欲望の拡大主義に対する天罰だと思って、謙虚に堅実にナチュラルに生きなさい、との天の神様の声であろうかと思われる。少々異常ですかネ~?
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