産後うつと戦う

私は産後うつ経験者33歳2児の母。
産後うつの方が集える会を主催しています。会の情報もお伝えしていきます。

また落ちる。

2006-12-31 21:10:59 | Weblog
 旅行先から実家に直行し、実家に1週間くらい滞在し、今日自宅に帰ってきた。実家での生活は私にとってあまり良いものではなかった。周りがバタバタと動いていて、私の居場所はない。それも当たり前。世の中は年末で大掃除や年始の準備であたふたあたふた。そんな中にいてホッと出来るわけがない。もう年末に実家には行くまいと思った。いつものうつ状態に輪をかけて状態は悪くなった。朝はためいきから始まる。全く起きられない。起きていても耳を澄まして食卓の声がなくなった頃に布団から出て、何か胃袋に入れて・・・みたいな生活。だから長女は私のことなどお構いなしに、パッと起きて、いとこたちと遊んでいた。私は長女を放っておきっぱなしだった。それでも大人数のところにいるとそれなりに生活が出来る。きっと、みんなに迷惑かけたんだろうけど。お母さんに言われた。年末はもう来ない方が良いって。はっきりした人だからそういう風に言う。私自身もそう思っていたから良いけど・・・。昼間も寝床にいって次女を寝かせがてら一緒に寝ていた。ほとんどその部屋に引きこもっていた気がする。必要以上に誰かと話す気もしないし。ずっと自宅に帰りたいって思っていた。薬も効いているんだかどうだか。飲んではいたけど、気持ちの落ち込みは改善されず。きっと、薬の能力ではどうしようもないくらい落ち込んじゃったんだろう。
 2日前、主人が実家に迎えに来て、そして今日帰ってきた。本当は昨日のうちにさっさと帰ってきたかったくらい。帰ってきたら来たでまた喧嘩。自分の実家や主人の実家に行って帰ってくると必ず体調が悪くなる・・・いつものパターン。主人にもっと話を聞いて欲しいっていうと、「なんでそれが俺なんだ」って言われた。話す矛先を自分に向けるなと言う。だけど、この家に大人は他にいないから話したくもなる。夫婦ってなんなんだろうって本当に思う。なんで結婚しているんだろうとか。明日は主人の実家に行く予定。本当は行きたくない。これ以上うつの状態を悪い方向に向けたくない。だけど、主人は私の体調とかより、自分の姉妹への体裁を気にする。そんな主人が嫌。誰が一番大切なんだか。
 明日からは新しい年。12時過ぎたら不思議とうつが治ってた、そんなことがおきたら良いのになんて思ってしまう。そんなことあるわけないけど。

母が来る。

2006-12-22 12:09:27 | Weblog
 今日の夕方母が来る。というのは、明日から旅行に行くから。本来、家族4人の旅行のはずだったが、主人は旅行先で趣味の釣りを心おきなくやりたいようで、そこで取り残されたのが、私と子供2人。子供2人を連れて観光する自信もなかったし、話し相手も子供だけじゃ何だか楽しくなさそうだったので、母を誘った。母もまだ現役で仕事をしている。忙しいけれど、娘の旅行につき合ってくれることになった。
 主人と旅行に行く日は同じだけど、泊まるところも違うし、帰ってくるひも違う。これじゃ、家族旅行とはいえないかも・・・。主人は子供が2人もいても自己中心的な人間である。子供の世話があるっていう考えはなく、自分の楽しいことを優先させる。頭が固いから、それをどうこう変えようともしない。
 母が来るっていうのに部屋はめちゃめちゃ。段ボールが転がっている。前に母がうちに来たのは1年3ヶ月くらい前だった。その時は私のつわりと、長女の結膜炎とでバタバタしていて、来てもらった。私もつわりがありながらも出勤してたし、あの時はあの時で大変だった。結局、つわりがひどすぎることもあって、2ヶ月病休をとった。仕事に行かなくちゃってすごく思ってやっていたけど、今思えば、もっと早く病休に入れば良かった。そしてお金がかかっても良いから、ファミリーサポート制度を使って、誰かに助けてもらえば良かった。あのときは頑張りすぎた。頑張りすぎて妊婦の時期を過ごしたせいか、そのあとぽっかり心が開いてしまったのも事実。これもうつの原因の一つか。
 ふー、やっとなにかやる気になるのはお昼近くから。いつも朝は全くダメ。頭がぐるぐる回っている感じがする。頭痛の一種なのかもしれない。長女を保育園に送って、帰ってきて、次女に離乳食を食べさせて、おっぱいをあげて寝かせて、10時半くらいになる。そしてそのあと、気分が良ければ洗濯物を干す。何かやろうと思うのはお昼近く。そうこうしてると次女が起きて、何も出来なくなる。そんな毎日。だから部屋は片づかない。床面積を占めるものがいくつも転がっている。魔法が使えればいいのになって、くだらないことを本気で1日何回も思う。
 昨日、心の病んだ人の集いで知り合いになった主催者の方から電話が来た。産後うつの集いに関して、とても応援してくれていて、アドバイスをくれたりもする。先日のつどいがどんなだったかを話して、次回の日程も伝えた。その方は私が負担になるようだったら、市の保健士にも集いに参加してもらって、助言なりをもらうっていう方法もあるわよって言ってくれた。だけど、正直、はいと即答できなかった。集いは私だけの参加ではないし、次回の集いで他の参加者の人にも聞いてみますってことにした。先日参加した中の1人のママはすでに月に1度のペースで保健士が自宅訪問にくるらしいし、私ももう一人の産後うつのママさんも心療内科に通院していて、保健士の助言を必要としているかどうかが曖昧な感じがした。それに、集いで話す内容というものを保健士が聞いてどう思うだろうか。中には旦那の悪口だったり、金銭のことだったり、それぞれのママによって心に抱えている問題は多様で、それを聞いてどうするのか。ママたちも保健士がいることで言えなくなってしまうようなこともあるのではないかなって思ってしまった。10分とか20分とか区切って保健士を呼んでその中で講演というか、産後うつの仕組みなんかを話してもらうのは良いかもしれない。だけど、産後うつになるママって結構自分でいろいろ調べることが出来るママが多い。ネットや図書館などで。私がメールや実際に会って産後うつになったママの方に接する機会があるたびに思うのが、みんなきちんとしている人が多い。適当に生きてきた感じではなくて、うつになるまでは何か一生懸命やっていたとか、何事も計画を立てて進める人とか、相手の気持ちを傷つけないように対応する人とか。このブログを見てコメントやメールをくれる文章を拝見しても、文書がまとまっていて無駄がなくて、スマートな印象を受ける。きっとそういう人が産後うつになりやすいのかなーなんて分析しているこの頃。来月の集いは市内の人以外も数名参加がありそうな感じ。

昨日もけんか。

2006-12-21 13:23:19 | Weblog
 昨晩も喧嘩だった。それは私の
「疲れちゃったよ」
の一言から始まった。主人はそれに対して
「おれだって疲れてるよ」
って少しキレながら返した。その瞬間に私は疲れてるっていっちゃいけないんだって思った。主人から見ると育児は疲れるものではなく、暇してるっていう対象だから、対したことしてないのにどうして疲れるのっていう思いのようだ。主人は絶対に専業主婦の人とは結婚できないだろう。育休中の私に対してだってそんな対応なんだから。
 そんな主人の考えが蔓延した部屋で毎日過ごしていると、自分も自然に主人は働いている人、私は消費するだけの人みたいな考えになってくる。私はお金を生みだしてなくて、ただ単に食べて、食費を使い、心療内科に行って医療費を使い・・・、みたいに。そんなに無駄遣いをして生活しているわけではないけど、そんなふうに思ってしまう。だから食費、医療費は主人が稼いだお金から払ってもらっているけど、その他自分にかかってくる費用は自分でまかなっている。主人に保険料や雑費をまかなってもらうのが悪いような気がするから。育休中で微々たる手当が出ているが、なんの手当なんだろうってたまに考える。
 主人は何回言ってもうつに対して理解が浅いというか、なんというか・・・。本当はうつで苦しんでる私の心の内をじっくり聞いて欲しいのに、全然聞いていないというか、聞きたくないよう。弱い立場の人間を受け入れる心がないと思う。40過ぎまでずっとそういう性格で来たから今更代えてくれっていっても代わらないのだろうけど。

8度目の心療内科。

2006-12-19 15:34:12 | Weblog
 約1ヶ月ぶりに心療内科に行ってきた。やりとりは下記の通り。
「その後どうですか?」

「薬は平均すると3日に1回くらい飲んでました。やっぱり気分がガクンと落ち込むときがあって。あと、薬を飲むと母乳が出るので安心するというか・・・。薬を何日も飲まないと母乳が出なくなるんです。」

「そうですね。スルピリドは乳汁分泌ホルモンプロラクチンが入っているので、そうなりますね。それはそれで良いでしょう(母乳がでるということ)。気分がガクンと落ち込むことがありますか・・・。」

「やっぱり、たくさんの人数に会ったりするとその時は良いのだけれど、家に帰ってきてから落ち込む感じがします。あと、自分自身のことではなくても、あの人はきっとこう思っているとか、他の人のやりとりというか様子をみていろいろ考えてしまうところがあって・・・。」

「そうですか・・・。まあ、それはうつでなくても一般社会において、他の人に気を遣うということはありますからね。あまり気にしないようにして下さい。あと何か不安なこととかはありますか?」

「仕事復帰が来年の8月なんですけど、それまでにこの状態が治るのか、ちょっと不安になったりします。長女の時は仕事復帰して解放された感じがしたのですが。ただ、長女の時と今回ではまた状況が違うし、どうなるかなと思って。」

「そうですか。まあ、8月まではまだ日にちがあるので、ゆっくり構えていきましょう。あとは何かありますか?」

「自治体の産後のいろんなサービスを調べたのですが、心の病気を抱えるお母さんたちのサークルみたいなのがなかったので、ちょっと自分でやってみて、そこで話せるお友達が出来ました。今までは全然友達もいなかったので。」

「同じ悩みを抱えた人と話すのは良いことだと思いますよ。じゃあ、次回はどうしますか?薬がなくなったところで電話予約を取る形にしますか?」

「はい。」

「デプロメールはあると言うことなので、スルピリドとムコスタだけ処方しておきますね。今までと同じペースで飲んで下さい。」

「わかりました。」

 こんな感じだった。本当は心療内科に産後うつの集いのポスターを貼らしてもらえれば、集いの参加者も増えるかもしれないけど、そこまでしたら、何だかやりすぎな気もしたのでやめた。
 次の予約は取ってこなかった。今までは次回の予約は○月○日みたいな感じで診察終了後決めていたが、少し間を空けても大丈夫と判断されたのか。ただ、前回の診察でだんだん薬の量を減らして全く飲まなくても大丈夫なくらいになるだろうなって医者に思われていた気がして、足踏み状態な自分が縁取りされたような感覚がした。
 うつって脱出できそうで脱出できない。完全に忘れるまでいくのにはそうとう日が要するのだろう。この空気に巻き込まれてそのうち出口からポンって押し出されるのがベストなのかもしれない。だけど、私は早く出ようと流れに逆らっているようなところがある。うつとのつきあいも長くなってきたが、未だにうつでなかったときの自分の名残があって、早く脱出しよう脱出しようと思ってしまう。考え方によっては我が家の部屋がめちゃめちゃなのだって、子供が小さいのだから当たり前のことなのかもしれないし。やる気がないのだって、子供の世話に疲れてそうなっているだけって思えば良いのだけれど。そう思えない自分がいる。
 これだけうつとつき合ってきても、自分は時間を無駄に使っているような感覚が抜けない。うつじゃなかったらこうだったんじゃないか、ああだったんじゃないかって思ってしまう。本当はうつになったからこそ、分かったことも多いのにな。





産後うつの集い1回目。

2006-12-18 16:38:46 | Weblog
 地区センターにて産後うつのママの集いを開催した。参加者は私も含め4人。うち2人は産後うつ、1人は神経症に悩むママでした。珈琲を飲みながら2時間近くおしゃべりしてました。
 私が思ったのは、みんないろいろ心にため込んでいるものがあるんだなーってこと。家庭の状況が違うから症状も違ったりするのかなーとか。私以外のもう一人の産後うつのママは家事は出来るけど、育児が出来なくてって言ってたし。私の場合、現段階では育児はどうにか出来るし、次女はかわいいと思える。だけど、家事にはやる気が向かない。いろいろなんだなーって思った。今日の集いで少しでもすっきりしてくれたなら良いけど。私は変な話、健康で元気いっぱい育児楽しんでますーっていうママより、どこか心の中にもやもやした何かがあるママの方が話しやすかったりするので、ちょっと気持ちがほっとた感じ。

 次回の地区センターの予約を早速取ってきた。次回の集いの予定は1月22日(月)。もしまた、このブログを見て参加したいっていう東京に住んでいる方がいましたらメール下さい。詳細をメールにて送らせてもらいます。
triste1@mail.goo.ne.jp まで

開催の場所は中央線豊田駅近くです。地方の方は距離的な関係で参加することが出来ないと思いますが、いつも励ましのコメントなどをいただいてありがたく思っています。このブログ自体も集いみたいな要素があるのでどんどん書き込んで下さい。

しおれた母乳。

2006-12-17 00:48:12 | Weblog
 最近、母乳の出が悪い。1日どれくらいでているんだろう。きっと合計しても200mlくらいかもしれない。授乳の回数も減ってきた。最近は1日5回(昼間)くらいかな。離乳食は1日2回(9時くらいと18時くらいに)あげているけど、母乳がでないせいか、すごく食べる。長女の時ってこんなに食べたっけ?ってくらい。おかゆの量なんて半端じゃない量食べる。
 母乳がでなくなってきたのには原因がある。それは薬。ここ最近は薬を飲む間隔が随分開いてきて、3日くらい飲まないのはざら。スルピリドという薬が乳汁分泌ホルモンを含んでいるらしく、薬を飲まないと、そのホルモンが私の体の中に補充されないのか、母乳の出が悪くなる。これは薬を飲まないせいだって明らかに分かるくらい。2人目の赤ちゃんとなると母乳をあげる1回1回も貴重なことに感じる。母乳の出が悪くなってからはなおさら。母乳を出すために薬をまた増やすっていうのも変だしなー。来週火曜に心療内科があるからそのことを聞いてみようかなとも思うけど・・・。
 今日は次女に添い寝しておっぱいをあげながら寝かしつけていると、次女が小さな手で私のおっぱいをぐいぐいと押した。それはもっと出てよって言ってるみたいで、何だかかわいそうというか、次女に悪いなーというか、悲しい気分になってしまった。長女の時は1歳過ぎたときに卒乳して、私の方がおっぱいが張ってしまって大変だったくらいだけど。今回はきっと、自然に卒乳って感じになるのかな。そのうちフォロアップミルクに切り替える感じになりそうだ。今の私のおっぱいはデロデロしていて、まったく張りがない。中におっぱいが溜まっている様子は見受けられない。次女に吸われて、どうにかこうにか出てくる感じだ。飲ませなきゃと思うだけで、自然とどこからともなくおっぱいが脇の下の辺りから降りてくる感覚が懐かしい。
 今夜は5日ぶりくらいに薬を飲んだ。長女がすごく暴れてイライラしたり、主人の仕事の関係で時間を振り回されたりで、気持ちが少し落ち込んだから。明日は母乳がでればいいなっていうのも心のどこかにあるけど・・・。
 医者曰く、薬を飲んだときと飲んでないときの差がなくなれば薬をどんどん減らしていって良いということだが・・・。今はまだ、完全に薬を飲まないということに不安がある。やっぱり、気持ちが落ち込んだときのお守りとしていつも薬箱に入れておきたいような感じがする。きっと、一番信頼しているのは薬なんだと思う。薬は効果を裏切らない。自分でどんなにうつから脱出しようともがいても、薬の効果にはとうてい及ばない。
 ネットニュースでうつ患者が年々増えているというのを見た。うつになっている人って見た目じゃ分からないから困る。他人に対してはそれなりの対応をして、家に帰ってからぐったり何も出来なくなったりする。うつの状態を直接他人に見せることって少ない。どこか過食症の人とも似ているような気もする。過食症の人も人前では基本的には過食にならないらしい。他人から見えない家の中での過食が多いらしい。
 うつがどんどん増えているのって現代社会のゆがみのあらわれなんじゃないかって最近思う。働き過ぎもしかり、家族のあり方もしかり。原因はその人本人だけではなく、その人が属する集団だったりする。例えば会社。例えば家族。その人本人が、一人でずっしりと重い荷物を背負い込んで誰も助けてくれないと思いこみ始めたときがうつのきっかけになるのではないだろうか。実際にそうでなかったとしても思い始めるとなかなか抜け出せない。逆に重い荷物を背負っていても、大した重さじゃないやって思えばいつも通りだろうし。
 私の場合、主人は育児が全く出来ないというわけではないが、任せておけない感じは多分にする。おむつ替え、着替えとかは出来るけど、一緒に遊んだりしているところをみても時間を持たせることが出来なくて、結局自分の好きなことを始めているような感じがする。
 長女が産まれて4、5ヶ月したとき、私が友達と夜、食事に出かけたことがあった。せっかくだからとおいしいレストランを予約してコースを頼んだ。最後のデザートが出てこないうちに、主人から電話が来て、受話器の向こうでは長女の泣き叫ぶ声。主人は完全にお手上げ状態でキレていた。前々から友達とも会食は決まっていたことなのに、すごく怒っていて、私はすぐ帰るということになった。その時私がとっさに思ったのは、娘を主人に虐待されるかもしれない、ということ。大げさかもしれないけど、本当に思った。思えば長女の産後から主人には子供を預けておけないみたいな雰囲気があった。だから、長女の時の育休の間、私は美容室に1回しかいけなかった。しかも実家に里帰りしたときに。だから長女を長い時間見ていてもらうってことがなかった。主人自身も一人でみるということが不安でたまらなかったよう。
 主人は育児のお手伝い程度のことは出来ても、主にやることは出来ない。どこの家庭もそうだといわれればそれまでかもしれないけど、ママ自分がしっかりして育児していかなきゃみたいなのが強くなる。それがどんどん重くなると辛くなる。私の場合、うつのきっかけはそこじゃないかとも思う。主人を当てに出来ないというか・・・。いざというときも頼りにしてないというか。最近はいざというときは自治体なり、お金を払って育児サービスなりで解決しようと思うようになった。

心に病みを抱える。

2006-12-13 21:23:58 | Weblog
 今日は以前お友達になった女性とお茶をした。彼女から電話番号、アドレス等聞いてくれたからこうやってお茶をする関係になった。彼女も8ヶ月の女の子のママである。
 今日はうちの長女がお腹を壊したので保育園を欠席した。しかし午後には元気いっぱいになって、一緒にお茶しに行った。その友達は一見すると普通のママな感じ。だけど、私が産後うつであると言うことをいうと、実は自分も・・・と話をしてくれた。彼女は産後うつではないのだが、対人恐怖症や潔癖症などの恐怖観念に長年悩まされてきたという。その病気とのつきあいはかれこれ10年にもなるそう。人は一見だけでは分からない。話してみないと分からない。彼女も産後うつの集いに参加してくれる。集いではすごく深い話が出来そうだ。
 先日はmixiで知り合ったママさんに子供支援センターで会った。あるお店の割引券をいただく約束であったのだが、彼女も以前産後うつだったということだ。5歳と2歳の子供がいて、2人とも保育園に行っているそうだ。彼女は仕事をしているわけではない。保育園に子供を入れるにあたっては病気を理由にあげたそうだ。けど、仕事に行くから保育園に子供を預けるのと同じくらい、病気だから預けるっていうのは大切なことだと思う。自分のためにも子供のためにも大事。少し距離を置けば良い関係が築けたりもするし、自分の心の状況も良くなったりする。
 心が病んでいる人、以前病んだ人と話をすると自然と自分がリラックスするのが分かる。その人の話を聞いていると、うんうん、と納得出来る部分があったり、自分の話を聞いてもらっても受け入れてもらえる感じがする。今度の産後うつの集いでもそんな感じが多少なりともあれば良いなと思う。来てくれた人が来て良かったな~って思えて、少しでもエネルギーを蓄えて行ければ良いなと思う。
 このブログを実姉が見てくれた。母を返してそのことを知った。母はかなり心配して私に電話をくれた。姉が母に、ブログの様子からしてやばいって言ったようだ。このブログを見てくれている人はみんな私に実際会ったことのない人ばかり。私もそれを想定して書いているから、実姉がここを訪ねてきてくれたことには驚き。姉妹で子供時代、同じ環境で育っても性格は違うもの。私がもろもろ書いていることに違和感を覚えたりもするだろう。実姉も今育児真っ直中。私とは違った意味で大変さがある。離れて住んでいるから実際上協力し合えることは少ない。さっき、久々に電話をしてみた。年末に会う約束をした。

主人の誕生日。

2006-12-12 15:10:16 | Weblog
 産後うつの集いに参加者からの電話が来た。電話ということは私が貼ったポスターのどれかを見てくれたってことか。とても嬉しかった。今のところ参加者は私も含め5人。日程まではあとちょっとあるのでもう少し参加人数増えるといいな。
 昨日は主人の誕生日だった。それなりにごちそうを作った。主人は私が最近冷たいと冗談交じりで言う。確かに最近、いろんなことを考えている内に、主人への愛情に変化が出てきたような気がする。主人を頼りにしない、心のよりどころにしないって決めてから、うつの状態が少し良くなったが、それと引き替えに主人への愛情が減ったような・・・。この愛情は主人を男性、異性としてみた愛情のこと。だから主人から、性的なことを求められてもそれに応じることが激減した。そういう気がわかなくなった。主人になんでって言われて、正直に話した。主人も応じてもらえないっていうことがかなりなショックだったみたいで、やっとここに来て、産後うつについてネットなどで調べ始まり、私の症状と照らし合わせてみたりしている。けど、性的なことに応じてもらえないことをきっかけに奥さんの病気を調べはじめたっていうのも変な話だけど。主人にしてみれば必死なことだったのか。
 私は主人がショックを味わっていることをいいことに、この際だ!と言いたいことをいっぱい言った。
「私が相談しても、それを打ちのめすような返答しか返ってこない」
「私の話を聞いてないから何度も同じことを言う」
「喧嘩ばかりで疲れたからもう相談は持ちかけない」
などなど。普段からもちょこちょこ言ってはいるのだが、一度に全部ぶちまけてみた。
 やっぱり、うつの家族の人はうつに関する情報を最低限耳に入れておく必要がある。心の病気って見た目じゃ分からないから、楽観視されるところもある。うちの主人を含め。だけど、それなりにパターン化された症状があるわけだし、それがわかっていれば、対応だって少しは楽になるのではないか。

 最近思う。主人と私は15歳離れているけど、もし、私自身、同い年くらいの人と結婚して子供を設けて・・・そういう生活をしていたらうつにはならなかったのかなとか。主人はいつも私に言う。
「忙しいのは年のせいもある。40代はいろんな仕事が降ってきて、忙しいんだ。」
って。じゃあ、20代の人と結婚してたら土日休みだったりするのかな。って率直に思った。それに、20代同士のそれなりの話も楽しめるし。主人との会話は子供がいなかったら話題がないくらいだ。私が持ちかけなくては話も少ない。結婚する前はこんな風になるとは思わなかった。主人は言う。
「20代の男と結婚したんじゃ、家だって立てる予定くめなかったと思うよ。給料が全然違うでしょ。」
って。だけど、20代だったらローン組む期間だって長くできるし、それなりの生活だったのでないか。給料においては20代だって、給料高い人は高いし、40代だって20代の人より、低い人だっている。一概に言えない。
 年齢の差の大きさを最近になってしみじみ考える。


ありがたい応援。

2006-12-07 19:04:20 | Weblog
 ブログのコメントにて、皆さんから温かい応援をいただいてとても心が癒されます。だけど、まだ確実に参加したいっていうメールとか電話が来ないんです。行こうかなっていう人は1人いるのですが。18日まではまだ日があるけど、もしかしたら私1人ってこともあるかも。前に参加した心の病んだ人のための集い主催者の方がアドバイスくれて、最初はなかなか集まらない、しばらくやっているうちにポツリポツリと集まってくるって。そうなのかな。けど、仕事復帰したら、こういう集いとか開けなさそうだから、育休のうちに人数集まって、会が確立して、誰かに会のこと引き継げたら最高なのになって勝手に想像してた。

 先日、高校の時の同級生に会った。4年ぶり。mixiで母校のコミュニティ見てたら、偶然その人のコメントみつけて。マイミクになった。mixiやってない人だとわかりにくいかもしれないけど、偶然ネット上で再会したみたいな感じ。
 その級友は男性。都内に仕事の関係で出てくるということで待ち合わせしてお茶をした。正直、自分と同じ27,28歳くらいの男性ってどこか敬遠しがちだった。私はずっと前からどちらかというと年上の人の方が話しやすかったりするところがあって、私自身の話などを受け入れてもらえないのでは、話がかみ合うのか、みたいな不安がつきまとったりして。
 高校時代のイメージを抱いて実際会ってみると、大人の男性っていう感じになっていて、びっくり。自分もそれなりの年になったってことなんだろうけど。彼は結婚して2年らしい。子供はまだいなくて、うちの次女を見て、子供がさらにほしくなったと。
 彼と会って思った。20代の男性でもしっかりした考えで。落ち着いている人もいるんだなーってこと。私は主人と結婚したとき、自分がこの人としか結婚できない、同い年くらいの男性ではだめだって思ってた。だけど、もうちょっと待って、自分も年を重ねていけば、同い年くらいの男性ともそれなりのつきあいができたのかな。主人はいつも私に、
「あなたは同い年くらいの男生とではやっていけない。手綱を握ってられないよ」って言われる。その言葉に洗脳されていた部分もある。だけど最近、主人との関係を考えると、私を理解してくれない気がして、それって年の差のせいもあるのかなとか思ってしまう。もし、年齢が近かったら、育児以外の部分の話を共有出来たりして、状況は変わってたりしたのかな。話題は何でも良いんだ。テレビとか、芸能人とかで。育児から頭をポンと切り替えさせてくれるもの、それを提供してはくれないのか。私が何か話を振っても話が広がるような答えは返ってこない。だから、出来るだけ展開できるように私は主人の趣味の釣りやテニスの話を投げかける。
 たまに思う。主人は子供を産む前の私を好きなだけであって、今現在の育児をしている私を好きとは思ってないのではと。私が育児をしているのをみて、苦痛そうでかわいそうだと前に言っていたことがある。過去の私を好きっていう事実でどうにか現在につながっている。そんな風に思ってしまう。
 育児で人とあまり接点を持たなくなった私はあまり魅力的でなく映るのか。話題も子供中心になってしまうし。
 その級友は私と会ったことをブログでこう書いてくれた。
「女性は子供を産むと女らしさがなくなってくるって聞いていたけど、そんなことなくて、返って前に会ったときより魅力的になっていた」と。そんな感じの文章。
 その文章を読んで、その彼を好きになるとかそんなんじゃなくて、率直に嬉しかった。今現在の自分を認められたような、そんな感情。きっと、女性から言われても嬉しかったと思う。性別を超越して自分を認められるって嬉しいこと。
 その級友にもはやく子供ができたら良いのにと心から思った。子供がほしいと懇願するカップルに子供が出来たら本当に良いのだろうなって思う。
 前に政府の政策で、たばこを止めようと病院で治療する人に保険が適用されるっていうのを読んだことがある。だけど、そんなことより、不妊治療に保険が早く適用になれば良いのにと思う。たばこは自分が始めようと思って始めて、止めようと思ってやめるだけの話。不妊治療は訳が違う。不妊治療のようなことに保険、しいては税金を使ってほしいと思う。
 級友の彼は赤ちゃんをみるのが新鮮だと言っていた。きっと、私が思う以上に、お茶している間、次女を観察してたんだろうな。

夫婦げんか。

2006-12-04 21:36:39 | Weblog
 またいつもの夫婦げんか。1週間に何回やっているんだろう。そのたびに無駄なエネルギーを使い、結果何も残らない。無意味な時間。
 きっかけは私が始めた話からだった。今日テレビで、某社長の奥さんがうつで家族でいろいろ苦しんできたというエピソードがやっていた。子供は3人いて、長男は自閉症。頼りにしていた次女も飛び下り自殺未遂をし、うつの奥さんは3回リストカット。その社長さんは社長の仕事をこなしながら、家事もすべてしていたっていう話。そして、現在社長が思うこととして、うつの本人以外の家族は家事などをやって上げれば良いだけだから楽、うつの本人はやりたくてもやれないのだからとても重たいことだ。という。もっとはやくにそれを気づいて、家庭に生活を早くシフトしていれば、奥さんのうつの状態ももっと良くなったかもしれないと言っていた。
 そして、その話を私は主人にした。そしたら主人は
「俺にもそうしろって言うわけ?」
と。家事も全部俺がやって、仕事も抑えろっていうことか?って言いたいらしい。
 私はそういう意味で、その話をしたわけではない。どうしてそこを分かってくれないのか。そうなるとまた私の状態は悪くなる。
 その後は喧嘩。長女は
「お母さん、泣かないで」を繰り返しているし。
テーブルの上に広げた領収書類はいっこうに片づかないし。食卓は狭くなるばかり。頭の整理をつけるためにブログを開く。こうしないと私の頭は動かなくなる。思考が止まり、一点にインクがにじむ。全く動かなくなる。
 整理能力が全くない自分が嫌。どんどん部屋は汚くなる。どうしてだろ。主人に今まで言われた嫌だなと思った言葉を何度も頭で繰り返している。暇人とか、あなたは何もしていないとか。主人にうつの人には言ってはいけない言葉があるのだから勉強してほしいというと、
「じゃあ、腫れものにさわるように接していかなくちゃならないのか!」って。
そういう意味でもないのに・・・。分かってもらえない。私と主人の間に意思疎通という言葉は皆無なのか。
 私は家族に自分の心につかえることを話してすっきりすることが許されていない。いつまでも悶々と考えているしかない。主人に何かを期待しないと心には決めたものの、家族で子供以外の人間は主人のみ。何か分かってほしいとか思ってしまう。
 家族4人で過ごすところを期待しなくなってから土・日家族3人で過ごすのが気分的に楽になった。そういった具合に、平日も主人との関係を適当にほどよくこなせないか。そう思ってしまう。
 主人は自分が被害者ですべて私が原因と言いたいのだろうな。主人は私の心に近づこうなんて全然思っていない。
 産後うつの集いの話をしたって、話半分で聞いている。関心がある感じではない。そっちに気が向いて、自分に被害が来なくなればいいな、くらいな気持ちでいる。だから、その集いに関しても大した質問も来ない。自分は自分なんだろう。主人に何かを期待するのは本当にやめよう。