これからオンライン取引を始めてみたいという方にとって、大切なのは「いきなり始めない」こと。スマホやパソコンで手軽に株や投資信託を買える時代ですが、やり方を知らずに始めると、思わぬトラブルや損をしてしまうこともあります。
この記事では、投資デビューを安心してスタートできるように、知っておきたいポイントをわかりやすく項目別にまとめました。難しそう…と思っている方も、ぜひ気軽に読んでみてください。
オンライン取引とは?
そもそも、オンラインFX取引とは、インターネットを通じて株式や投資信託、ETF、債券暗号資産、NFTなどの金融商品を売買することを指します。主にネット証券会社の口座を開設し、そのプラットフォームを通じて行います。オンライン取引の場合、OTC(直接店舗に出向いて、カウンターでの取引すること)と異なり、営業時間に制限がありません。そのため、スマホやパソコンで24時間の注文が可能です。
その他、オンライン取引の場合、手数料が低く、必要な情報をサクッと手に入れることで、スピーディーな取引を行うことができます。
まずは、証券口座を開設する
オンライン取引が初心者の方は、まず信頼できる証券会社のアカウントを開設することから始めましょう。主なステップを挙げてみます。
<主な手順>
- マイナンバーカードや運転免許証といったアイデンティティ(本人確認書類)を用意する
- 顧客のフィードバックを見たり、各証券会社のリサーチを行った後、オンラインで口座開設の申し込みをする
- 数日後にログイン情報が郵送またはメールで届く
証券会社をプロの視点でリサーチするのは一苦労かもしれません。主なチェック項目としては、初心者向けのツールが充実しているか?金融商品が豊富で、人気のあるものがラインナップされているか?また、ポイントが利用できたり、ポイントが加算されるか?などがあります。
オンライン取引の種類を知る

オンライン取引ではどのような種類が存在するのか?自分の目的や用途にあった取引を選ぶことができるよう、その種類や方法、注意点などを理解しましょう。
<現物取引>
実際にある資金で株や投信を購入する、最も基本的な取引方法です。投資が初めての方はここから始めるのをおすすめします。直近だと、裁定取引の現物株買い残、2週連続減少といったニュースも取り上げられていますが、こういった現物株の動きにも着目する癖をつけておくと良いです。
<信用取引>
これは、手元にある資金ではなく、証券会社から資金を借りて取引する方法です。一般的にリスクが高いと言われており、ある程度のテクニックや専門知識が必要になってくるため、初心者の方にはハードルが高いかもしれません。
<NISA・つみたてNISA>
日本でも人気のNISA関連の取引です。NISAは年間一定額まで非課税で投資できるお得な制度で長期投資にもおすすめ、また、初心者にも向いています。
投資の基本的カテゴリーを理解する
オンライン取引を始める前に、投資に関する基本的なカテゴリーを知っておきましょう。
<株式>
株式とは、企業の株を買うことで、その企業の成長や発展に応じた利益(配当・株価上昇)を得ることを言います。昨今、話題となっているトランプ関税
<投資信託>
投資信託は複数の株や債券をまとめた商品のことです。投資信託はプロによって運用されることから、リスクが分散されているのが特徴です。つまり、初心者向けの投資カテゴリーです。
<ETF>
ETFは投資信託の一種で、株式のように市場で売買できます。低コストで分散投資が可能であるため、リスク管理にも適したカテゴリーと言えます。近年、企業のビットコイン購入が進んでおり、暗号資産市場においても、投機という立ち位置から戦略的準備資産というポジションに進化しつつあります。
リスク管理と資金の分散をする
オンライン投資においてもリスク管理と資金の分散は必須です。余剰資金で投資を行うことは大前提ですが、例えば、時間を分けて投資をする「ドルコスト平均方法」を用いたり、好きな商品の一点買いをしないことも重要です。
オンライン取引には以下のような手数料とコストがかかります。
- 売買手数料:一回の売買でかかる手数料(ネット証券では無料または格安な場合が多い)
- 信託報酬:投資信託・ETFなどにかかる運用管理費
- 為替手数料:外国株を買う際にかかる
まとめ
オンライン取引は、きちんと知識をつけた上で落ち着いて進めていけば、将来の資産づくりにとても役立つツールになります。いきなり大きく動かずに、まずは小さくスタートして、少しずつ学びながらレベルアップしていくのが成功の鍵です。
毎日、信頼できる投資専門ウェブサイトから、フレッシュな情報を得るのも大切。常に、投資の世界は動いていることを意識しながら、安全な取引を行うように心がけましょう。