サードは林崎遼(現 東洋大)
サードは林崎遼(現 東洋大)
大前勇人最新情報2010年警察官を目指す
大前勇人 2010年全府中野球倶楽部・退部
9月25日スポニチ紙面から
見事な連携プレーで住宅火災から3人をすくった加藤さんら全府中野球倶楽部の5選手
東京都府中市の市民球場で行われている「東京都クラブ秋季大会」に出場中の「全(オール)府中野球倶楽部」の3選手が24日、近隣で起きた住宅火災で人命を救助するお手柄をたてた。煙が充満する室内に入り込み、見事な“連係プレー”で3人を救い出した。
その後の試合にも快勝する大活躍。府中消防署では表彰も検討している。
3選手は、加藤洸樹(ひろき)さん(21)、大前勇人さん(20)、糸満大地さん(19)。
24日午前11時ごろ、市民球場近くにある府中市の無職長谷川一幸さん(62)方から煙が出ているのを、駐車場で試合準備をしていた加藤さんが発見。1階寝室にいた80代の老夫婦を大前さん、糸満さんが抱きかかえて救出した。加藤さんは1人で2階まで上がったが、すでに煙が充満しており「息もできないし目も開けられない状態。声をかけたが反応はなかった」。いったん外に出たところ、隣家に面した窓から長女(20)が顔を出しているのが見えたという。 そのため加藤さんは塀をのぼり、隣家の外階段を3階までかけ上がった。顔だけが出る大きさの窓を開けて苦しそうにしている長女を救おうとしたが、足場になるような物は何もなし。一刻を争う状況だったため、階段の手すりと窓枠に足をかけ、右手で思い切りパンチして窓ガラスを破った。そして、室内に入ろうとしたところに消防隊が到着。はしごをかけ一緒に長女を救い出した。 長谷川さん宅は2世帯7人が住む鉄筋3階建て。外ではさらにチームメート2人が加わり、救出された老夫婦の背中をさするなどのケアにつとめた。
大会関係者も「加藤さんが発見していなければ女性は危なかった」と話している。 警視庁府中署などによると、火災は2階の一部を焼いて消し止められた。焼け跡から長谷川さんが見つかり病院に搬送されたが、間もなく死亡した。府中署が出火原因を調べているが、2階の燃え方が激しいという。
「全府中」は同大会で全国大会に出場したこともある強豪チーム。
3人は拓大紅陵高校(千葉)の先輩後輩だった。午後0時25分から開始された試合は大前さんが本塁打を放つなどの活躍もあり、8―1(8回コールド)で快勝。加藤さんは投手で、きょう25日に行われる準決勝に登板する予定。利き手である右手にケガはなかったが「女性はパニック状態で、試合のことを考える余裕はなかった」と振り返った。
【人命救助で府中市より表彰!】立川校2年制公務員(警察官)コース 大前勇人君