「短歌と写真」 ✿すみれの花咲くころ. ✿

 

趣味の短歌を中心に、旅行のこと、日常のちょっとしたことをかきとめよう!!。

 

みそひと日記

2011-07-28 | Weblog

6月作  俳句、短歌

捩子花にこころ通じて手を止める
夏帽子すだれの裾にとられおり
ねじり花風のこころに添いており
熱帯魚いろんな水着でおよいでる

ベランダに土を運びてままごとのように夫とゴーヤ植えする
脇に生(な)るプチトマト捥ぎ夫の口に入れておいしいの言葉を待てり
脇に生るプチトマトひとつ口に入れプチッとかじる温み持つ実を
やや涼し風に出できて「摘んでよ」と囁くような紫蘇の葉に寄る
落ち種で生えたこの紫蘇いきいきと両手をあげて初夏をよろこぶ
ゆくゆくは大きな白となるらしきあじさいアナベル青く咲き初む
雑草の中に生えいるねじ花を抜かざり休みに来る児らのため
音楽祭に孫がみんなと同じ事やってるだけで涙ぐましも
電柱の細き影へと移動して日がな立ちいる老ガードマン
「内臓が丈夫なので」という母の言葉の奥の溜息を聞く
年月は逆さにゆかぬに歩くさま赤子のようになりゆける母
三日前盗られた私のスクーターどうしているの今どこにいる
吾窓からの山に這うようにラビスタという名高いマンシャン

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